転職の流れ
志望動機や職歴、学歴の書き方や履歴書の郵送マナーなどをチェック
履歴書は、応募者の職歴や人柄をわかりやすく簡潔に伝えるための書類です。面接官が最初に読む書類でもあるため、細部までビジネスルールやマナーに気をつけ、丁寧に書くことが非常に大切です。
ここでは、学歴や職歴、資格・趣味欄などの書き方をはじめ、履歴書を書く上で注意すべきポイントや、採用担当者の目に留まる志望動機の書き方などを紹介します。提出と郵送のマナーもしっかりチェックして、書類選考を突破できる履歴書を書きましょう。
自分に合った履歴書・ペンを用意し、誤字脱字に気をつけて書き始めます。できるだけ空欄を作らないように、丁寧に書きましょう。修正液を使ったり、同じ内容の履歴書を使いまわすことは絶対に避けましょう。
転職エージェントは、転職希望者と企業の間に入って両者を結び付ける人材紹介サービスです。様々な業界・業種の企業と強いコネクションを持っているため、求人サイトや求人雑誌には掲載されていない非公開求人をはじめ、豊富な求人案件を取り扱っています。
また、履歴書の書き方に関するアドバイスや、キャリア相談、模擬面接など、転職に関する様々なサポートも提供。履歴書の志望動機や自己PRに悩んだときは、転職エージェント等のプロの視点からアドバイスをもらうことで、履歴書をブラッシュアップすることができます。 特に初めて転職をする人や、異業界・異業種への転職を考えている人は、転職エージェントを上手く活用し、転職活動をより効率よく、有利に進められるようにしましょう。
パソナが運営する転職エージェント。3万9,400件以上の求人を取扱う(うち80%が非公開求人)。専任のアドバイザーによるきめ細やかな転職サポートが特徴。転職初心者でも安心して利用できる。
マイナビの転職エージェント。全求人の約8割が非公開求人。各業界専任のキャリアコンサルタントによる丁寧な応募書類・面接対策で高い選考通過率を誇る。質の高い求人と手厚い転職サポートが特徴。
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西暦や和暦を統一し、電話番号やメールアドレスは確実に連絡の取れるものを書きましょう。写真はスピード写真ではなく、写真スタジオで撮るのがベター。目線や姿勢、表情などに関してプロにアドバイスをもらうことで、より好印象の写真を撮ることができます。
1日付
書類の提出日、郵送の場合は投函日を書く。西暦もしくは和暦のどちらかに統一
2名前
姓と名の間にスペースを空ける。ふり仮名は履歴書にあわせてカタカナもしくはひらがなで書く
3年齢
送付(提出)時点での年齢を書く
4住所
都道府県から書く。郵便番号も忘れずに。マンション名は省略せずに書く
5電話番号
自宅電話番号と、連絡のつきやすい携帯番号などを書く。(固定電話がない場合は携帯番号のみでOK)
6メールアドレス
原則、パソコンのメールアドレスを書く。会社のメールアドレスは避ける。スマートフォンがなく、携帯でパソコンのメールを見られない場合は、転送機能を設定しておくとよい
7写真
撮影から3ヶ月以内、正面、上半身の写っている写真を貼る。好印象を与える表情、服装(原則スーツ)で撮る。スピード写真ではなく写真スタジオで撮ると、よりよい写真が撮れる
学歴・職歴は正確さが大切です。特に、採用担当者は職歴を重視します。会社名だけでなく、どのような部署で、どのような仕事を経験したかを簡潔に分かりやすく書き、志望する会社でどのような働きができるかが伝わるようにしましょう。
8学歴
9職歴
異動
異動になった年月と、異動先の部署名、簡単な職務内容を書きましょう。
社名変更
入社当時の社名を書き、カッコ内に変更後の社名を記入しましょう。ただし、変更後の社名の方がよく知られている場合は、変更後の社名を先に書き、旧社名をカッコ内にします。例:株式会社○○入社(現・株式会社□□)、株式会社△△入社(旧・株式会社××)
アルバイト経験のみ
原則、職歴欄にアルバイトの経験は記入しません。しかし、大学卒業後フリーターをしていた場合や、離職期間が長い場合は、半年から1年以上続けているアルバイトであれば記入してもよいでしょう。
退職
退職理由を詳しく書く必要はありません。自己都合で退職した場合には、「一身上の都合で退職」と記入し、解雇やリストラで退職した場合には、「会社都合により退職」と記入します。
資格欄は自己PRができるポイントの一つです。応募先の企業や職種に関わりのある資格を正式名称で記入し、勉強中の資格についても忘れずに記入しましょう。特技・趣味の欄は、面接で盛り上がるきっかけにもなります。空欄にせずに、人柄が伝わるものを書きましょう。
10資格
11特技・趣味
志望動機を書くときは、「誰に対してPRする文章なのか」をしっかり意識しましょう。必ず企業研究と業界研究を行い、応募先企業の独自の強みを把握することが大切です。そして、「数ある企業の中からなぜその企業に応募したのか」、今までの経験・知識を含め、「その企業だからこそ活かせる自分の強みとはなにか」を具体的にアピールしましょう。
転職では、即戦力になれることが非常に重要ですが、将来のキャリアパスも明確にしておくことも大切です。作成した志望動機は、転職エージェントをはじめ、家族や友人など、第三者に見てもらいブラッシュアップすると、より分かりやすく、伝わりやすい志望動機に仕上がります。
12志望動機 ~応募理由~
企業研究・業界研究を徹底して、具体的な応募理由を述べる
採用担当者は、履歴書の応募理由から、応募者が業界の特色や自社の強みを理解しているか、自社に対する強い思いや意欲があるかを見ています。「社風に惹かれたため」、「経営理念に共感したため」といったあいまいな理由のみを書くことは避けましょう。
応募先企業がどのような会社か、業界の中でどのような立ち位置にいるか、業務内容はなにかを理解した上で、応募先企業の独自の強みに魅力を感じていることを伝えましょう。
12志望動機 ~今までの経験・スキル~
応募先企業の求める人物像・経験・スキルを把握し、応募先企業で活かせる経験・スキルを述べる
今までの経験やスキルは、応募先企業で自分がいかに即戦力となり、会社に貢献できるかを具体的に示すことができる重要な部分です。応募先企業の求める人物像・経験・スキルを把握して、応募先企業の仕事内容に活かせる経験やスキルをアピールしましょう。
12志望動機 ~入社後やりたいこと、できること~
応募先企業の仕事内容・今後のビジョンを踏まえつつ、応募先企業でしか達成できないキャリアパスを伝える
入社後にやりたいことやできることを述べることで、入社後の活躍イメージや入社への意欲を伝えるだけでなく、自分がどのように会社に貢献していけるのかをアピールすることができます。
入社後に、今までの知識・経験を活かして、どのような挑戦をし、会社に貢献できるのかを分かりやすく述べましょう。また、業界研究・企業研究を通して把握した応募先企業の今後のビジョンや事業を踏まえつつ、応募先企業でしか達成できない長期的なキャリアパスを伝えると、企業への理解度や働く意欲がより評価されるでしょう。
業界研究や企業研究をしっかり行うと、応募先企業の強みだけでなく、弱みも必ず見つかります。多くの応募者は、企業の強みや魅力は把握していますが、弱みを分析し、指摘することはほとんどないでしょう。もしも企業の弱みを分析し、それをどのように改善するか、自分がどのように貢献できるかを伝えることができれば、採用担当者の印象に強く残ります。
「企業の弱みを指摘したらマイナスポイントになるのではないか・・・」と思う人もいるかもしれませんが、応募先企業の弱点を改善し、より会社を成長させられる人材であることをアピールしましょう。
未経験の職種に応募する際には、応募先の業界や企業をしっかりと把握し、未経験でも前向きに努力していく姿勢と、必ず企業に貢献していくという成長意欲を伝えることが大切です。
具体的には、経験職種に応募するとき以上にしっかりした企業研究・業界研究が必要です。また、業界や応募先企業を深く理解したうえで「なぜその仕事に関心を持ったか」、「数ある企業の中でもなぜその企業で働きたいか」を具体的に示し、熱意はもちろん、業界や企業、仕事内容をきちんと理解していることを伝えましょう。
さらに、前職で培った経験や知識を活かし、応募先の職場や企業に貢献できる部分をアピールすることで、前向きに業務に取り組む姿勢や、企業に貢献していこうとする意欲を伝えることができます。入社後の展望や、応募職種のために努力していること、取得した資格等があれば、なお良いでしょう。
本人希望欄や勤務時間・配偶者の有無は、入社後の給与や手続きに関係してくるため、正直に書きましょう。給与などに関しては、「貴社規定でお願いいたします」と記入するのが一般的です。
14本人希望欄
15通勤時間
16配偶者の有無
あとは郵送・提出するだけです。しかし、最後の最後まで気を抜いてはいけません。封書の書き方や提出の際のビジネスマナーをチェックして、採用担当者に印象のよい履歴書を提出しましょう。
郵送のマナー
封書の書き方
持参・手渡しのマナー
提出・郵送する前に必ず作成した履歴書をチェックしましょう。どんなに丁寧に書いていても、書き忘れや誤字脱字が見つかるケースは少なくありません。また、忘れずにコピーをとり、履歴書に添付する添え状を作成しましょう。
履歴書は、採用担当者がまず目にする最初の書類です。
採用担当者は、履歴書の丁寧さや見やすさ、ビジネスマナーから応募者の人となりを想像します。履歴書で得た印象は、職務経歴書を読むときはもちろん、面接のときにも影響し、転職の成功をも大きく左右します。履歴書こそが転職成功の第一歩と捉え、心をこめて記入しましょう。
また、履歴書や職務経歴書をしっかりと練って書いても、転職活動では、なかなか書類選考が通らない場合もあります。そのようなときは1人で抱え込まず、友人や家族に相談したり、転職エージェントでアドバイスをもらいましょう。第三者の意見やプロの指導を受けることで、自分では気づかなかった問題や解決策を発見することができます。特に、転職エージェントでは、転職のプロが応募者のキャリアを分析し、履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。
これから転職を考えている人、すでに転職活動を始めている人も、これらの転職支援サービスを上手に活用しつつ、採用担当者の目に留まる応募書類を作成できるようにしましょう。
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