模擬面接　転職　対策

• 目次
• はじめに
• 模擬面接の方法
• 上手に活用したい転職エージェントの模擬面接

はじめに

転職活動では、面接の印象が合否を決めると言っても過言ではありません。

面接は、履歴書や職務経歴書だけでは分からない応募者の人格的な部分（仕事観や論理的思考力、理解度の高さ、仕事への熱意、応募企業との相性、コミュニケーション能力、ビジネスマナーなど）がチェックされる場です。
このような能力を、日ごろから充分に発揮することができれば問題ありませんが、多くの人は、初対面の面接官と相対する転職面接という場で、非常に高い緊張を強いられます。

緊張のあまり声が小さくなったり、「表情が硬くなる」「話にまとまりがなくなる」「マナー面でうっかりミスをする」など、普段通りの自分を出すことができなければ、当然ながら面接官の評価は下がり、実力的には採用されてもおかしくなかった企業で選考に漏れてしまう可能性もあります。

面接時のプレッシャーをやわらげ、自分本来の力を発揮するためには、実際の面接シーンを想定して受け答えやマナーを練習する「模擬面接」が欠かせません。
模擬面接を繰り返すことで、マナーなどの基本的な知識が身に着くのはもちろん、話すべき内容を整理し、スムーズな受け答えができるようになったり、早口や猫背、小声といった自分のマイナスポイントに気付いたりと、面接スキルを飛躍的に向上させることができます。

模擬面接のメリット

模擬面接の方法

それでは、模擬面接をどのように行えばよいか、具体的な方法を見ていきましょう。

まずは自分一人で面接の流れをシミュレーション

模擬面接の第一歩は、面接全体の流れをイメージし、話す内容を整理することです。志望動機や退職理由など転職面接で必ず聞かれる質問への回答を用意するのはもちろん、流れのどこで自己PRや質問をするかも考えておきましょう。

頭の中だけでのイメージトレーニングよりも、鏡の前などで入室から退社までの一連の動きを実際にやってみた方が、話す速度や声の大きさ、回答にかかる時間などをリアルに把握することができます。

客観的に評価してもらう

自分一人で練習を積んだあとは、家族や友人に面接官役をやってもらい、受け答えの内容やビジネスマナーなどを客観的に評価してもらうと良いでしょう。回答の内容が適当かどうかはもちろん、話すときの姿勢やアイコンタクト、声の大きさ、笑顔の印象などについても感想を聞いてみましょう。質疑応答の時間を測り、話が長くなりすぎていないかなどをチェックしてもらうのもおすすめです。

上手に活用したい転職エージェントの模擬面接

転職をサポートする転職エージェントは、企業の求人案件を紹介するだけでなく、模擬面接などの面接アドバイスも行っています。転職のプロの視点から面接スキルをチェックしてもらえる心強さはもちろん、企業情報を豊富に持っているため、応募企業に合わせた面接指導が受けられる点も魅力です。

また、応募者側からは質問しにくい給与や待遇面についての交渉を代行してくれる場合もあるため、上手に活用すると良いでしょう。

おすすめの転職エージェント

転職面接は、一度きりの真剣勝負の場です。何度も模擬面接を繰り返し、万全の準備をしても、練習より上手くできるケースは決して多くありません。
あらかじめ、実力の80％程度しか出せないものと覚悟したうえで、80％の実力でも企業の内定を勝ち取ることができるよう、模擬面接を繰り返し自分の面接スキルを底上げしておきましょう。