サラリーマンの平均年収はいくら?2015年度のデータが発表に

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サラリーマンの平均年収はいくら?

自分の年収は同世代と比較して高い?安い?2015年度のデータが発表に

2015年12月7日に、総合人材サービス大手「パーソルキャリア」が運営する「doda」が毎年恒例になっている、2015年度版平均年収ランキングを発表しました。集計期間は2014年9月~2015年8月までの1年間。対象サンプルは、期間中にdodaのサービスを利用した20歳~59歳までの、正社員として就業している男女22万人。これらのサンプルデータから2015年度の平均年収と前年比、また推定の生涯賃金を計算しています。

統計を取る上でのサンプルデータの数として十分であり、精度の高いデータと言えるでしょう。

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それではこのデータから気になる数値を分析していきます。

業種別!2015年度サラリーマン平均年収

まず2015年度の全業種の平均年収は440万円と前年同期比でマイナス2万円となりました。日銀の量的緩和による物価上昇期待、企業業績の好転等、世の中に出るニュースを見れば、景気が良くなっている印象を受けますが、実際の統計データを見る限り、2008年から2015年までの期間で2013年以外、一貫してサラリーマンの平均年収は下がり続けており、現実は想像以上に厳しいと言えるでしょう。

集計年度 平均年収 増減幅
2008 461 -
2009 456 -5
2010 450 -6
2011 449 -1
2012 442 -7
2013 446 4
2014 442 -4
2015 440 -2

ちなみに2014年度と比較して最も年収が上がった業種は、「ホテル・旅館・宿泊施設」の396万円で前年比プラス68万円となりました。もともとホテル・旅館・宿泊施設は、平均年収が低かったため、今回のアップでも全業種の平均年収に届いてはいませんが、訪日観光客の増加と共に需要は益々高まっており、今後も年収アップが期待できる業種の一つと言えるでしょう。

職種別!2015年度サラリーマン平均年収

次に職種別の年収データを見ていきます。2015年度の調査で前年度と比較し、最も年収が上がった職種は、企画・管理系の546万円で前年度比プラス44万円となりました。企画・管理の仕事は、新事業の開拓を担う部署や法務、財務、知的財産・特許等を取り扱う部署が中心です。企業が成長投資を加速させる際、最も重要になる部署であり、2015年度はこれらの部署の重要度が増した年という事ができるでしょう。

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その他の平均年収の上昇が大きかった職種は、事務・アシスタントが348万円になりプラス16万円、クリエイティブ系職種も386万円とプラス4万円となっています。クリエイティブ系職種の中では、企業がWebサイトの充実に力を入れた流れを受け、Webデザイナーが340万円とプラス10万円の上昇になりました。

一方で東京オリンピックに向けた建築ラッシュで好景気に沸く、技術系(建築/土木)が432万円となり前年度費マイナス20万円のワースト1位にランクイン。この結果は意外ですが、人手不足からくる大量採用で、平均年齢が大幅に下がり、平均年収が大幅に下がったという事が背景にあるようです。

年齢別!2015年度サラリーマン平均年収

最後に年齢別の平均年収をチェックします。データ自体は1歳単位で発表されていますが、転職を検討している人が相対的に多い20歳、22歳、25歳、27歳、30歳、35歳、40歳の7項目を抜きだし、表にしました。

年齢 平均年収 男性 女性
20歳 317 350 283
22歳 276 282 269
25歳 337 350 321
27歳 371 389 342
30歳 420 441 377
35歳 469 503 383
40歳 530 567 424

この表を見ると、20歳から22歳までの間で一旦年収が下がり、25歳で20歳の平均年収を突破するという意外な結果がわかります。これは20歳で転職を検討している人は、中学校卒業後の15才、もしくは高校卒業の18才から社会に出て働いている方が多いため、年収が高くなっている可能性が高く、逆転現象が起こったのではないかと考えられます。22歳の平均年収が低いのは、専門学校や短大卒業者が加わり、平均年収を引き下げた可能性が高いでしょう。

25歳以降から40歳までは一貫して平均年収が上昇していきます。35歳になると平均年収は469万円となり、サラリーマン全体の平均年収を突破、40歳時点での平均年収は530万円となり、サラリーマン全体の平均年収を90万円上回ります。

このデータを見る限り、まだまだ日本では年功序列の賃金体系が色濃く残っていると言えるでしょう

2015年度のサラリーマンの平均年収の分析はいかがでしたでしょうか?さらに詳しい内容をチェックしたい方は、dodaのホームページ上で詳細な情報が公開されているので一度チェックしてみると良いでしょう。

様々な業種、職種の年収データを見ると、どうしても自分自身の状況と比較し、一喜一憂してしまうものですが、良い仕事、自分が満足できる仕事をしていれば年収は自然とついてくるものです。自分が不当に評価されていると感じる場合は転職も選択肢の一つですが、自分自身が納得しているのであれば、あまり一喜一憂しない事が、仕事を楽しむ上で最も大切な要素と言えるでしょう。