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転職サイトごとの違いは?
転職を成功させるための第一関門が、書類選考の通過です。どんなに入社したい企業があっても、まずは書類選考を通過しなければ、スタートラインに立つことすらできません。
逆にこの書類選考通過率が上がれば、企業との面接の回数が増え、必然的に内定を獲得できる可能性がアップ、転職の成功に近づきます。
(※ちなみにどんなに優秀な方でも書類選考通過率が100%という方はまずいません。たとえ書類選考に落ちたとして、その企業の人物像と合わなかっただけという可能性もあるので過度に気にしないことも大切です。)
ではこの書類選考通過率はどの程度が目安になるのでしょうか?今月の転職活動の歩きかたのニュースは、人気の転職サイトの書類選考通過率を分析。さらに編集部の事例もご紹介します。
リクナビNEXT では、定期的に転職成功者向けのアンケート調査を実施しており、その公表しているデータを見ると、20代、30代であれば、書類選考通過率5割が一つの目標と明記しています。
ただこれは20代、30代の事例、実際の全年齢を対象とした調査結果を見ると、50%を下回っていることから、40代以降は少し基準を落とし、30%から40%程度を目指すのが妥当と言えるでしょう。
20代、30代 | 約5割 |
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40代以降 | 3割~4割 |
転職支援サービス doda(デューダ)も「現役中途採用者が語る 覆面リアルトーク」の中で、参加している企業の採用担当者が、書類選考通過率に本音トークを繰り広げています。
本インタビューにはアパレル企業、システム開発、化学系一般消費財メーカーの人事担当者が参加しており、それぞれの企業の書類選考通過率について言及しているので、その数値を見ていきましょう。
アパレル企業 | 約25% |
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システム開発 | 約40% |
化学系一般消費財メーカー | 約80%※営業職の場合。書類選考通過率は職種によって異なる |
ちなみにこのインタビュー記事の中で、企業の採用担当者は、書類選考の際、以下の点を重視すると回答されています。書類選考の通過率をアップする上でも役立つ知識ですので、しっかり覚えておきましょう。
最後に転職活動の歩きかた編集部が、WebライターやWebデザイナーを募集した際の書類選考通過率をご紹介したいと思います。
ライターやWebデザイナーを正社員として採用するケースはそれほど多くないということもあり、募集をかけると一定数の応募が毎回あります。ただ中小ベンチャー企業は、それほど多くの数を採用する訳にはいかないため、書類選考がどうしても厳し目に。また20代など、若い方ならポテンシャル採用するケースも多いですが、30代以上は実績を最重要視。即戦力の人材かどうかが重要です。
Webライター | 10~20% |
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Webデザイナー | 10~20% |
書類選考通過率は低めですが、面接通過率は50%程度となっており、この数値に大企業との差があります。
中小ベンチャー企業への転職を目指す場合、書類選考の通過が内定に直結すると考えると良いでしょう。
書類選考の通過率が著しく低いという方は、履歴書・職務経歴書の書き方に問題があるケースがほとんどです。これらの書類作成にはある程度テクニックがあります。自分だけではどうしても上手くいかないという方は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
良いキャリアアドバイザーであれば、書類をしっかり添削し、書類選考通過率を上げてくれるはずです。
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