飲食業への転職失敗を防ぐ方法

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飲食業への転職失敗を防ぐ方法 – ホワイト求人の探し方とおすすめの志望動機

「飲食」未経験者も、経験者も!
飲食業の転職を失敗しないために

人々の「食」を支える飲食業。「未経験だけれど働いてみたい」と考えている方もいれば、今現在、飲食業で働きながら「もっと条件の良い職場に転職したい」という方もいらっしゃるはず。

一般に飲食業は、他の業種と比べると長時間の労働、休日の少なさ、有給取得率の低さなど、労働条件が厳しいイメージがあります。離職率についても、飲食業は他の業界と比較すると高い(※)傾向があるのは事実です。

しかし、「将来自分の店を持ちたい」といった目標のある方や、調理師・パティシエ・ソムリエなど手に職を付けたいと考えている方、人と接する仕事が好きな方にとって、飲食業を経験することは間違いなくプラスに働きます。
また最近は、人手不足を背景に社員の待遇改善に努めている企業も増えており、働きやすいホワイトな職場が増加。飲食業においても徐々に働き方改革が浸透してきていると言えるでしょう。

そこで今回は、飲食業への転職を失敗しないために、ホワイト企業の探し方や飲食業の独自のメリットとキャリアパス、飲食転職を成功させるための志望動機などを解説。
これから飲食業への転職を考えている方はもちろん、飲食業で働いている最中で現在の職場が合わない、と感じている方も、ぜひ参考にしてください。

飲食業の待遇は以前と比較すると大幅改善!
ホワイト企業も増えている

飲食業は現在、運送業や建設業などと並び、人手不足が深刻な業界の1つです。
人気店ながら働き手が集まらないために営業時間を短縮する飲食店や、中には廃業に追い込まれる飲食店もあり、「従業員が集まるか」=「働き手にとって魅力のある職場かどうか」は、多くの飲食店が直面している問題。
特に体力がある大手の外食チェーン等は、すでに社員の待遇改善に乗り出しており、給与や年間休暇日数、有給消化率など、目に見える改善実績を持っています。
このような動きの早い飲食業界の情報を素早くつかむことで、ブラックな労働形態が多いと言われる飲食業の中でも、従業員の働きやすさを重視する企業の「ホワイト求人」を見つけることができるはずです。

ホワイト求人の探し方と転職エージェントの活用方法

ホワイト求人を探す際は、自身が働いてく上で、大事にしていることや優先事項を絞り込んでおくと良いでしょう。例えば給料や福利厚生などの「待遇」、企業規模や昇進のスピードといった「将来性」、有給取得率や年間休暇日数等に表れる「休みやすさ」など、個人が企業に求めるものが異なるように、ひとくちにホワイト企業と言っても、制度や社風が大きく異なります。

ホワイト求人の情報を効率よく集めるには、飲食専門の転職エージェントを活用する方法がおすすめ。転職エージェントには、「応募者の殺到を避けたい」「新たな出店情報を伏せたい」等、企業側の意向で一般には公開されない「非公開求人」を取り扱っているケースが数多くあります

また転職エージェントは、離職率や残業時間、店舗・職場の雰囲気など、求人票に掲載されない情報を把握していることもあるので、飲食業の転職を目指す場合は上手く活用すると良いでしょう。

編集部おすすめ!飲食専門の転職エージェント

クックビズ

クックビズ画像

求人件数4万5,000件以上(2018年9月時点)、年間300万人以上の利用者数を誇る、飲食業界No.1の転職支援サービス。キャリアアドバイザーによる転職エージェントサービスと、求職者が自分で求人を検索し自己応募する転職サイトの2つのサービスを提供している。
転職エージェントのサービス対応エリアは、東京、埼玉、千葉、神奈川、名古屋、大阪、京都、兵庫、福岡の9ヶ所。首都圏はもちろん、地方の主要都市を網羅している。
求人企業は大手外食チェーンから個人店舗まで、ジャンルも和食からイタリアン・フレンチ・ホテル・製菓・製パンまで幅広い。取り扱う職種もホールスタッフや調理スタッフはもちろん、料理長、シェフ(候補)、店長、SV・企画といった本部スタッフまでと、ありとあらゆる業態・職種を取り扱っている
またクックビズは、転職支援サービスを利用して転職に成功すると、入社後に転職祝い金3万円をプレゼントするサービスも実施。飲食業界で働いている方はもちろん、未経験から飲食業への転職を目指す方にとっても、まず登録しておきくべき転職エージェントだろう。

対応地域 東京、埼玉、千葉、神奈川、名古屋、大阪、京都、兵庫、福岡

飲食業に転職したその先は?
3つのメリット&キャリアパス

どのような仕事にも、その業界で得られる「経験・スキル」、そして、業界内でどのようにキャリアを築いていくのか、という「キャリアパス」があります。それは飲食業も例外ではありません。
飲食に興味あって転職を検討している方や、飲食業界の中で自分がどの方向に進むべきか、今後のキャリアに迷っている方は、飲食業で磨けるスキルと、どのようなキャリアパスがあるかを一度整理しておくと良いでしょう。

その1店長としてキャリアアップ&給料アップを目指す

多くの店舗を展開する外食チェーンやグループ企業で働く場合は、ホールスタッフや店長候補として経験を積み、ゆくゆくは店長や、複数店舗を統括するSV(スーパーバイザー)などを目指すことも可能になります。
このキャリアパスを選ぶ際の最大のメリットは、給与水準の高さ。飲食業の人手不足が深刻となっている現在、特に大手の外食チェーンなどは店長の育成・採用に熱心で、待遇も手厚くなっています。
売上が実績に直結するシビアな一面はあるものの、飲食業界で本腰を入れて働きたい方はチャレンジしやすい環境と言えるでしょう。

Check!店長の給与例

居酒屋・ダイニング等グループ企業

  • 店長候補
    月給38万円、月8日休+年3回の3連休

寿司・和食グループ企業

  • 店舗従業員(店長候補)
    月給30〜40万円

その2独立するための知識・技術・人脈を手に入れる

将来、自分の店を持ちたい、という希望がある方は、関連ジャンルの飲食店で経験を積むことで、いきなり独立するよりも、はるかに低リスクで店舗運営を学べるメリットがあります
調理や仕入れ・接客・在庫管理等の現場スキルはもちろん、店舗の運営や内装レイアウト、立地、資金調達といった独立に関する知識全般を身につけ、場合によっては、出入り業者や顧客との人脈を築くことも可能です。
特に飲食業は、未経験からであっても店長運営を通じて経営の中核にアクセスしやすい傾向があるため、業務を通じて独立時のイメージをつかみやすいと言えるでしょう。

その3接客・マネジメントなどのポータブルスキルを身に付ける

一般に、飲食は潰しが効きにくい業界と言われていますが、これは事実ではありません。毎日多くの人と接する飲食業は、ビジネスシーンで重要なスキルを身につけられる現場の1つです。
たとえば、ホールスタッフであれば、接客、電話応対、クレーム処理などを経験することで、コミュニケーションスキルやビジネスマナー、トラブル対応力や調整力などを高める機会が豊富にあります。また、店長として店舗運営をすれば、売上や在庫の管理、スタッフの育成・指導・シフト管理、メニューやイベントの企画などを通して、経営やマネジメントの経験を積むことが可能です。
これらの経験やスキルは、違う業界や企業でも応用が効く「ポータブルスキル」と呼ばれます。
顧客と直接相対し、ダイレクトな反応を知ることができる飲食業で、対人関係のスキルを磨くことは、ビジネスパーソンとしての価値を上げる貴重な経験になるはずです。

飲食業への転職に失敗しないために!
志望動機と面接のポイント

飲食業の転職、特に未経験から飲食を目指す場合は、志望動機や面接での受け答えをどうすべきか悩みがちです。
応募書類に書く志望動機も、面接への回答も、特に重要となるのは以下の3点。

  • 応募先の企業(店舗)の印象
  • 自分の経験やスキルをもとに貢献できることはなにか
  • 将来なにをしたいか・どのようになりたいか

1 応募先の企業(店舗)の印象

志望動機は、応募先の企業や店舗についてしっかりと調べ作成しなければ、どんな応募先にも通用するありきたりなものになってしまいます。
なぜ、ここに応募をしようと思ったのか、具体的な理由を伝えるためにも、お店のホームページや店長ブログ、転職会議、食べログなどの口コミサイトでの評判は、最低限確認しておきましょう。
その他にも、たとえば、大手チェーンに応募する場合であれば、系列の他の飲食店や得意なエリアもあわせてチェック。経営理念や店舗運営のコンセプト、ターゲットとしている客層、海外展開など、どのような方向でビジネスを広げようとしているのかを調べてみましょう。
可能であれば実際に店舗へ行き、客目線で料理の味や従業員のサービス、インテリアや立地などを見てみるのもおすすめです。そして、これらのリサーチで感じたことを、応募書類や面接で伝えられるようにしましょう。魅力を感じた点はもちろんのこと、もしも改善できる点があると感じた場合は、それを話してみるのもおすすめです。応募企業に対する熱意が伝われば、たとえ未経験だったとしても高い評価を得られる可能性が十分あります。

2 自分の経験やスキルをもとに貢献できることはなにか

志望動機は、自分自身の経験やスキルとも深く関連します。たとえば、飲食店でのアルバイト経験があれば、そこで受けた評価、自分自身が心がけたこと、身に付けた知識やスキルなどを具体的にリストアップしておきましょう。
飲食店でのアルバイト経験がない場合でも、小売やアパレルでの接客経験、営業や販売での顧客対応の経験などが評価されることもあります。
厨房(調理)の場合は、調理師専門学校で学んだことやコンテストの参加経験などをアピール。 これらの経験・スキルをもとに、どのようなかたちで応募先に貢献できるかを具体的に伝えるようにしましょう。

3 将来なにをしたいか・どのようになりたいか

キャリアパスの項でも解説した通り、飲食業は、キャリアアップや独立など、将来の目標が明確になっているほど、意欲的に仕事に取り組むことができ、成長につながりやすい業界と言えます。反対に、自分が飲食でどのようなことを実現したいかがはっきりしていない場合は、将来への展望が開けず、モチベーションを保つことが難しい場合も少なくありません。
志望動機は、自分が飲食の世界でなにをしたいか、どのようになりたいかを考え、伝えられるよう心がけましょう。たとえば、自分の店を持ちたい、経営やマネジメントに携わりたい、海外への展開に関わりたい等、自分の目標や夢をはっきりさせることで、応募への本気度ややる気を伝えることができます。

飲食業での転職失敗を防ぐ方法
まとめ

飲食業は、手に職をつけたい、自分の店を持ちたい、経営を学びたい等、他の業種や職種ではなかなか経験できないスキルを見つけることができる業種です。またしっかりスキルを身に付ければ、将来の独立を目指すことも可能です。
飲食の現場では、お客様と直に接するため、料理の味や店のサービスに対する反応がダイレクトにわかり、自身とお店の成長に活かすことができる点も大きな魅力。
長時間労働や休暇日数などの働く環境がネックとなることが多い飲食業ですが、最近は待遇が大幅に改善しているホワイト企業が確実に増えており、この流れは今後も変わらないでしょう。

食に関わる仕事をしたい方にとって、今は大きなチャンスの時期と言えるでしょう。

飲食業への転職を失敗にしないためにも、今回ご紹介したホワイト企業の見つけ方や飲食業の3つのメリット、志望動機のポイントも参考に、ご自身の希望に沿った転職先を見つけましょう!

編集部おすすめ!飲食専門の転職エージェント

クックビズ

求人件数4万5,000件以上(2018年9月時点)、年間300万人以上の利用者数を誇る、飲食業界No.1の転職支援サービス。キャリアアドバイザーによる転職エージェントサービスと、求職者が自分で求人を検索し自己応募する転職サイトの2つのサービスを提供している。
転職エージェントのサービス対応エリアは、東京、埼玉、千葉、神奈川、名古屋、大阪、京都、兵庫、福岡の9ヶ所。首都圏はもちろん、地方の主要都市を網羅している。
求人企業は大手外食チェーンから個人店舗まで、ジャンルも和食からイタリアン・フレンチ・ホテル・製菓・製パンまで幅広い。取り扱う職種もホールスタッフや調理スタッフはもちろん、料理長、シェフ(候補)、店長、SV・企画といった本部スタッフまでと、ありとあらゆる業態・職種を取り扱っている。
またクックビズは、転職支援サービスを利用して転職に成功すると、入社後に転職祝い金3万円をプレゼントするサービスも実施。飲食業界で働いている方はもちろん、未経験から飲食業への転職を目指す方にとっても、まず登録しておきくべき転職エージェントだろう。

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