パワハラが理由の転職を成功させるポイント

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パワハラと転職 -転職を成功させるポイントと、おすすめの転職理由

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パワハラと転職 -転職を成功させるポイントと、おすすめの転職理由

パワハラが原因の転職を成功させるポイントをわかりやすく解説

パワハラと転職 -転職を成功させるポイントと、おすすめの転職理由

パワハラと転職~はじめに~

パワハラは、受けた本人の体調に影響を及ぼすだけではなく、精神的にも追い込んでしまうことから、大きな問題になっています。
各都道府県に設置されている総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は年々増加しており、2016年には、2006年の3倍を超える約7万件の相談が寄せられました*。

また、2016年に厚生労働省が実施したパワハラに関するアンケートによると、社会人全体の32.5%、つまり3人に1人が過去3年間にパワハラを受けた経験があると回答*。パワハラは決して他人事ではなく、いつでも自分自身に起こり得る問題と言えるでしょう
そこで今回の転職活動の歩きかたの特集では、パワハラが要因の転職にフォーカスし、転職する前の注意点や転職理由の伝え方、パワハラがない求人企業を探すコツを、わかりやすく解説します。

現在の職場でのパワハラに悩み、転職を考えている方は、本特集をぜひ最後までチェックしてみてください。
*厚生労働省「あかるい職場応援団 データで見るハラスメント」

どこからがパワハラ?判断のポイント

パワハラを受けたと感じたとき、まず考えなければいけないのが、パワハラの境界線です

パワハラは、"同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為"のことと定義されています。
(出典:厚生労働省「職場のパワーハラスメント」【PDF】

下記でご紹介する、厚生労働省が提示したパワハラの分類と照らし合わせて、自分が受けた行為は、パワハラと言えるかどうか、客観的に判断しましょう。

職場のパワーハラスメントの6類型

  • 身体的な攻撃…暴行、傷害
  • 精神的な攻撃…脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
  • 人間関係からの切り離し…隔離・仲間外し・無視
  • 過大な要求…業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
  • 過小な要求…業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと
  • 個の侵害…私的なことに過度に立ち入ること

(出典:厚生労働省「職場のパワーハラスメントについて」

一方で、パワハラはその場の雰囲気や相手の言い方にもよるため、上記のものに当てはまらなくとも、パワハラと言えるケースも。逆に、本人がパワハラだと思い込んでいるだけで、客観的に見ればパワハラとは判断できないケースもある点には注意しましょう。
自身でパワハラかどうか判断できない場合は、どのようなことをされ、何を言われたか、できるだけ詳しく書き起こし、親しい友人や専門家など、客観的に判断してくれる第三者に相談するのがおすすめです。また、文章にすることで、冷静に自分の考えを整理できる効果も期待できます。
もし「一度だけ、普段よりも強めに怒られた」「自分があげた企画が通らないのは、パワハラによる嫌がらせのはず」など、自分がパワハラだと感じるハードルが低すぎる場合は、転職すべきか、もう一度考え直す必要があるでしょう。

おすすめの相談先

転職理由はどう伝える?

パワハラと転職 画像

パワハラが原因で転職する場合、求人企業にそれが転職理由であることをストレートに伝えるよりも、「パワハラをきっかけに自身のキャリアについて見直し、将来を考えた結果、自身の培ったスキルが活き、且つ取り組みたい仕事がある企業への転職を決意した」とポジティブな内容に変換し、伝えるのが最善の方法と言えるでしょう

パワハラはどの会社でも起こり得る問題であるため、「パワハラが原因で退職した」と伝えると、採用後なにか問題が起きたとき、すぐに辞めてしまうのでは…という印象を持たれ、採用を躊躇される可能性があります。
パワハラが原因であることを隠す必要はありませんが、転職を希望する企業の仕事に魅力を感じており、やる気を持って仕事に取り組めることをアピールするのが重要です。

転職理由に説得力を持たせるためにも、応募する企業はしっかりと精査しましょう。

また注意したいのは、パワハラが原因と伝える場合、ただ「パワハラを受けた」と言うのではなく、面接官が「それで退職するのはしょうがない」と思える伝え方を意識する必要がある点です。例えば、できるだけ客観的にその時の状況を説明する、どのように改善しようとしたか努力を伝えるなど、面接官が納得できる材料をしっかりと揃えましょう。そのうえで、転職後に同様の事態が起きた場合どのように対応するか説明することで、面接時の印象は大きく変わるはずです。

パワハラがない企業を見つける4つのポイント

本チャプターでは、転職先で同じ状況に陥らないために、パワハラがない企業を見つけるための4つの方法をご紹介します。以下を参考に、コンプライアンスの遵守が徹底されている転職先を見つけましょう。

パワハラがない企業に転職するための方法 その1転職エージェントに働きやすい職場環境を重視していることをしっかり伝えた上で、自分に合った会社を探す

パワハラと転職 画像

転職エージェントは、公開・非公開含め、様々な企業の求人を保有しており、希望の業種やこだわりたいポイントを伝えることで、プロのキャリアアドバイザーから、働きやすい企業の求人の紹介を受けることが可能。効率よく転職先を見つけたい場合や、在職中に転職先を決めたい場合、転職エージェントの利用は間違いなく大きなサポートになるでしょう。
また、求人企業の月平均の残業時間や離職率、職場の雰囲気なども把握している場合が多いことから、転職サイトを活用した場合と比較すると、求人企業を選ぶ際の精度が大幅にアップします。
その他にも転職エージェントでは、スキルの棚卸し、履歴書や職務経歴書といった書類の添削と書き方指導、面接対策の実施といったサービスを提供。転職理由をどう伝えるか迷っている方や、転職先でのパワハラを心配してる方にもおすすめです。

おすすめの転職エージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント

1977年の創業以来、30万人以上の転職を成功させた実績を持つ転職エージェント。保有する求人は、他の転職エージェントと比較しても圧倒的で、常時28万4,524件以上の求人を提供している。また、一般には公開していない、非公開求人が全体の約9割を占め、リクルートエージェントのみ取り扱う求人も多い。求職者の転職をサポートするキャリアアドバイザーは、各業界に精通しており、サポート力の高さにも定評がある。無料会員登録することで、職務経歴の棚卸しから職務経歴書の添削、求人の紹介など、転職に関わる全ての作業をフルサポートしてもらえる。パワハラに限らず、転職を目指す求職者であれば、まず登録しておくべき転職エージェントであることは間違いない。

LHH転職エージェント

LHH転職エージェント画像

世界60ヵ国以上に展開する、世界最大級の総合人材サービス企業「アデコ」が提供する転職エージェント。LHH転職エージェントの強みは、求職者を担当するキャリアアドバイザーが企業人事と直接やり取りを行っているため、各企業の詳細な情報を把握している点。働く人の性格の傾向、部署の雰囲気、コンプライアンス意識など、求職者が知りたい情報をキャリアアドバイザーから直接教えてもらえるため、求人企業と求職者のミスマッチが起こりにくい。また、求人の紹介に加え、書類のチェック、面接対策、仕事のやりがいや将来を見据えたキャリアプランの設計もフルサポート。転職エージェントを利用する際、有力な選択肢になるサービスだろう。

パソナキャリア

パソナキャリア画像

人材派遣大手「パソナ」が運営する転職エージェント。パソナキャリアの強みは、キャリアアドバイザーのサポート力の高さ。パソナキャリアでは、これまでに25万人以上の転職を支援しており、利用者の67.1%が転職後の年収アップを実現している。また、取引実績のある企業16,000社から寄せられる求人を保有しており、業種・職種問わず幅広い企業の求人が充実。他の転職エージェントでは取り扱いがない非公開求人も多い。その他にもパソナキャリアのキャリアアドバイザーは、応募書類のチェックはもちろん、模擬面接の実施など、転職を成功させるため、様々なサービスを提供。派遣で培ったネットワークを活かし、女性の転職に強いパソナキャリアは、パワハラからの転職を目指すのであれば、登録しておくべき転職エージェントと言えるだろう。

パワハラがない企業に転職するための方法 その2しっかり退職の意思を示しパワハラ企業を退職する

転職の準備が整ったら、パワハラ企業にしっかり退職の意思を示しましょう。パワハラを癖でするような企業ですから、難癖つけて簡単に退職させてくれないかもしれません。しかしここで怯んではダメです。退職できなければ新しい一歩を踏み出せないので、強い意志を持って退職届を提出しましょう。

退職届を受け取ってもらえない場合は、内容証明郵便で退職届を送付するのも選択肢の1つ。一般的には退職する一カ月前までに退職届を提出するのが通例ですが、法律では退職する2週間前までに退職届を提出すればOK。会社の意向は関係ありません。有給が残っている場合は、有給をしっかり消化し退職することをおすすめします。

どうしても自分自身で交渉するのに抵抗があるという方は、退職代行サービスを利用しましょう。

辞めるんです

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追加費用なし、退職率100%、即日対応、退職成功実績7,000件を超える退職代行サービス。数ある退職代行サービスの中で初めて後払いサービスを開始。利用者から高い評価を獲得している。
料金は27,000円(税込)。この金額に相談回数無制限、有給取得サポート、即日退職可能、全額返金保障等、全てのサービスが含まれる。
利用すると会社への連絡は全て「辞めるんです」が代行。退職まで依頼主が一切会社と連絡を取る必要はない。パワハラ企業とのやり取りは一切したくない、退職に成功してから費用を払いたい方にとって、「辞めるんです」は利用を検討する価値がある退職代行サービスの1つ。

パワハラがない企業に転職するための方法 その3会社の口コミや周囲の評価を事前にチェックする

パワハラのない企業を探すのであれば、その企業で実際に働いている、現役社員の口コミや退職者の口コミをチェックしておくのも有効な選択肢の1つ

誰でも書き込めるネットの情報は、誹謗中傷や間違った情報が多く、情報の信憑性が低い可能性がある点には注意が必要です。その一方でキャリコネ会社の評判 ライトハウスといった、企業の社風がわかる一部の口コミサイトでは、口コミを投稿するため、住所や勤務先といった個人情報の登録が必須となっている場合もあり、信頼度の高い情報を収集できます。これらの情報をベースに転職活動に取り組めば、パワハラが蔓延しているブラック企業への転職を避けられる可能性は高いでしょう。
(※ただし、口コミはあくまで参考情報。その中にも虚偽の口コミが寄せられている可能性があるので、全ての情報を信じないことも重要です。)

企業の口コミを掲載している、おすすめの転職サイト

パワハラがない企業に転職するための方法 その4転職面接の際、面接官や役員の言動をしっかりチェックする

転職面接は、求人企業が求職者を選ぶ場所である一方、求職者が求人企業を選ぶ場所でもあります。転職面接の際は、面接官や役員の言動をしっかりチェックしましょう
圧迫面接のように、あからさまなパワハラを受けた場合はもちろん、「職場での多少のパワハラは仕方ない」等、パワハラを容認するようなことを話していた場合、たとえ好条件を提示されたとしても、内定を辞退しましょう。
また、面接を行う会議室までの移動中も、働いている社員の顔や、会社全体の雰囲気をチェックしておくのがおすすめです
もし可能であれば、「社内を見学させてほしい」と依頼し、面接の前後に会社内を案内してもらうのも良いでしょう。

まとめ

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パワハラが要因の転職に注目した本特集は、いかがでしたでしょうか?

パワハラは判断が難しいものも多く、転職に踏み切るまで、時間が必要な場合も少なくありません。その場合、パワハラに耐え続けることで、精神的に追い詰められてしまうことも。

そうなる前に、しっかりと自分が受けている行為に向き合い、本当にこれはパワハラなのか、社内で改善できる方法はないかを考えてみましょう。

また、パワハラが原因の転職の場合、転職理由をポジティブに変換し、前向きに働く意思があることをアピールすることで、転職の成功率がぐっとアップします。

現在パワハラに悩み、転職を考えている方は、本特集を参考に、パワハラのない企業への転職を成功させましょう!

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