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ボーナス後の転職を考えている方のために、転職を成功させるための3つのポイントをご紹介
経団連が2019年8月2日に発表した最終集計によると、2019年の夏のボーナスの平均は、過去最高だった昨年を3.4%下回りました。
特に下落幅が目立って大きかったのは自動車の7.88%減、建設の5.88%減、非鉄・金属の3.18%減、繊維の3.11%減と続きます。
それでも大企業の2019年の夏のボーナス平均額は92万1,037円と高水準をキープ。対して中小企業の夏のボーナスの平均支給額は、平均39万円前後(※三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ)と予想されています。
増減率 | 支給額 | |
---|---|---|
1位 自動車 | 7.88%減 | 97万7,963円 |
2位 建設 | 5.88%減 | 152万2,710円 |
3位 非鉄・金属 | 3.18%減 | 77万5,811円 |
4位 繊維 | 3.18%減 | 81万3,035円 |
5位 セメント | 2.54%減 | 75万6,050円 |
全業種平均 | 3.44%減 | 92万1,037円 |
今年の夏のボーナスは昨年度と比べると総じて減少しており、転職活動の歩きかた編集部では、昨今の景気動向を考えると、2020年の夏のボーナスはさらに厳しくなる可能性が高いと予想しています。
このようにボーナスが減少してくると、活性化するのが転職市場です。
現在働いている企業の将来性に希望が持てない方や、正当な評価を受けられていないと考えている方にとって、夏のボーナス後は転職を考える良いタイミングと言って良いでしょう。
今月の転職活動の歩きかたのニュースは、夏のボーナス後の転職を考えている方のために、転職を成功させるための3つのポイントをご紹介します。
夏のボーナス後の転職を目指す方の中には、ボーナスもらったらすぐに転職したい!と考えている方も多いと思いますが、このやり方には大きなリスクがあります。
ボーナス支給後すぐに退職するとなると、ボーナス支給前に退職の意思を企業に伝えなければいけません。
企業にとってボーナスは、法律的な義務を負い支給している訳ではありません。企業内のボーナス規定によっては、将来の期待をボーナスに反映させているケースがある他、退職予定者にはボーナスを支給しないと明記しているケースもあります。
また退職予定者にボーナスを支給しないと明記している場合、ボーナス支給日に在籍していてもボーナスをもらえない可能性があるのです。
緻密に計画を練り、ボーナス支給後すぐに退職することに意味はありません。
夏のボーナス後の転職を目指すのであれば、ボーナス支給後に退職したい旨を連絡し、業務の引継ぎ期間をしっかりとって転職することが、成功のポイントの1つです。
夏のボーナスの支給日は多くの場合6月か7月に集中しています。夏のボーナス支給後、転職活動に取り組むのであれば、暑い夏を避け、転職市場が活性化する9月、10月ごろにと考える方が多いと思いますが、転職活動の歩きかた編集部では、8月のうちに転職活動をスタートすることをおすすめしています。
実際に転職サイトや転職エージェントに登録し、転職活動をスタートした後、活動のペースに慣れてくるまでに1か月程度は必要です。
つまり転職市場が活性化する9月、10月にピークを合わせようと思うなら、8月のうちに転職活動に取り組む必要があるのです。
8月はのんびり過ごしたいと思う方も多いと思いますが、転職サイトや転職エージェントへの登録だけは済ませておきましょう。
夏のボーナス後の転職を検討している方の中には、転職先のボーナスはどうなるのか?どのタイミングで転職すれば転職先でもすぐにボーナスを受け取れるのかを気になる方も多いと思います。
ボーナスの規定は企業によって大きく異なるため、初回ボーナスに関してはもらえない(※もらえればラッキー)と思うべきです。
ボーナスはあくまでおまけ。転職先を選ぶ際のキーポイントになる要素ではないはずです。
転職先のボーナス支給月や平均支給額は調べておくべきですが、自身のボーナスについてはあまり気にせず、結果を出せばついてくるものと考えておくと良いでしょう。
今月の転職活動の歩きかたのニュースは、夏のボーナス後の転職にフォーカスし、転職に成功するためのポイントをご紹介しました。
夏のボーナス後の転職を目指している方は、もらい逃げを目指さないこと。8月のうちに転職活動をスタートさせること。そしてボーナスはあくまでおまけと考え、転職先での初回ボーナスにはこだわらないことが大切です。
ボーナスは転職先でしっかり成果を出せば必ずついてきます。まずは希望の条件を満たす企業への転職を目指しましょう!