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メリットとデメリットを転職のプロが解説
早いもので2019年もあっという間に12月。このニュースを書いている2019年12月9日から逆算すると、あとわずか22日で2020年がやってきます。
そろそろ転職したいなぁと考えている方の中には、2020年こそ新しい職場で心機一転頑張りたいと考えている方も多いはず。
今回の転職活動の歩き方のニュースは、年末年始に転職活動をスタートしたいと考えている方のために、この時期に転職活動に取り組むメリットとデメリットを解説します。また年末年始に求人に応募しても良いかどうかについても回答しているので、是非最後までチェックしてみてください。
12月や1月早々に転職活動すべきか悩んでいる方の中には「年末年始はどこも忙しい時期だから、求人企業や転職エージェントにとってもこの時期の活動は迷惑では?」と考え、転職活動のスタートを躊躇している方も多いはず。
この考え方ははっきりいって間違いです。
12月に求人を出稿している求人企業の多くは、できれば年内、遅くとも1月には優秀な人材を採用したいと考えています。転職エージェントのキャリアドバイザーにとって、12月は閑散期と言われていますが、彼らは暇であることを望んでいる訳ではなく、この時期に登録してくれるユーザーを大歓迎してくれます。むしろ通常時よりも手厚いサポートを期待できるはずです。
企業が求人広告を出すのは無料ではありません。ほとんどの場合、高い費用を払って求人を出稿しています。12月に求人が出ているということは、年末年始関係なく、採用意欲があるから出しているということを憶えておきましょう。
また求職者側も年末年始はゆっくり過ごし、1月中旬頃から本格的に転職活動へ取り組もうと考えるのが普通です。
実はここに大きなチャンスがあります。みんなが転職活動に取り組まないということは、それだけライバルが少なくなるということです。もし求人企業ができるだけ早く採用を決めたいと考えていたとするとどうでしょう?
多くのライバルと内定獲得を競い合うのではなく、少数のライバルとの勝負になるため、内定獲得の確率がグッと高くなるはずです。
また転職市場が最も盛り上がるのは、例年1月中旬から3月末まで。この転職市場の最繁忙期に全力で転職活動に取り組むためには、事前準備が欠かせません。1月中旬に希望の求人に応募する体制を整えるためには、遅くとも12月末から1月初旬までに転職活動の準備を完了しておかなければいけないのです。
年末年始に転職活動をスタートさせておけば、この問題も解決します。このように年末年始の転職活動は、実はメリットのほうが多いのです。
前述したようにメリットが多い年末年始の転職活動ですが、デメリットもない訳ではありません。実際に転職活動をスタートする前に、デメリットについても知っておきましょう。
1つ目のデメリットは、採用選考に時間がかかるケースがあるという点です。年末年始は多くの企業の役職者が取引先企業への挨拶や忘年会などに追われ、採用にかける時間がどうしても短くなります。求人企業の中には書類選考は年内に行い、面接は年明けに実施するというケースも少なくありません。
こちらが年内に転職活動を終了させたいと思っても、企業側の都合で先行が長引くケースがあるという点は、年末年始の転職のデメリットと言えるでしょう。
2つ目のデメリットは、選考途中で年を越すことになった場合、穏やかな気持ちで年末年始を迎えるのが難しいという点です。もしそれが意中の企業だった場合は、年始の選考が、気が気ではないでしょう。これも年末年始の転職のデメリットの1つです。
もし、そういう状態を作りたくないという方は、年内は求人企業の選定を行い、年明け早々に応募をスタートするのも選択肢の一つです。
それでは次に年末年始に求人応募してもOKなのか?それともNGなのかという点について解説します。
結論から言えば、気になる求人があるなら積極的に応募すべきです。年末年始の転職活動のメリットとデメリットでも解説しましたが、求人を募集しているということは、企業に採用意欲があるということです。また年末年始はライバルが減るため、書類選考も面接の突破率も通常時より高くなります。
転職活動に遠慮は一切必要ありません。希望の条件を満たす企業があるなら、積極的に応募を考えましょう。
今月の転職活動の歩きかたのニュースは、年末年始の転職に焦点を当て、様々な角度からメリットとデメリットの解説を行いました。
この記事を書いているのは2019年ですが、これは2020年も2021年も変わるものではありません。
転職活動をスタートすべきか、悩んでいる方は「悩むなら動け!」です。人より早く動くことで、ライバルに差をつけ、希望する企業への内定を勝ち取りましょう!
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