ケース別転職対策
第二新卒の転職に成功するには?
新卒で入社したものの、「思っていた仕事が全然できない」、「労働環境に問題がある」、「他にやりたい仕事が見つかった」等、様々な理由で第二新卒の転職を考えている20代の方も多いはず。
そこで、今回の『転職活動の歩きかた』の特集は、第二新卒の転職に注目。第二新卒で転職を考えている20代の方に向けて、第二新卒の転職に成功する人と失敗する人の違いや、転職理由の考え方について詳しく解説します。
さらに第二新卒に適した転職時期や、おすすめの転職エージェントの情報も厳選して紹介。
第二新卒で転職を成功させたいと考えている20代の方は、本特集をぜひ最後までチェックしてみてください。
第二新卒の転職に最適なタイミングを狙うのであれば、4月入社または10月入社がおすすめ。
転職活動を実際にスタートし、入社するまでの期間は、一般的には約3カ月と言われているため、入社目標の3カ月前から計画的に動き始める必要があります。
4月入社の場合は1月から、10月入社の場合は7月から転職活動を始めるのが良いタイミングと言えるでしょう。
ただ、4月・10月が最盛期なのは間違いありませんが、近年は通年採用に取り組んでいる企業も増加しています。転職活動を開始するにあたり、あえて1月や7月を待つ必要はありません。あくまで4月・10月入社を視野に入れつつ転職活動に取り組んでいけばOKです。
第二新卒の転職に成功する人と、失敗する人の違いは何なのでしょうか?
本チャプターでは、第二新卒の転職に成功する人と失敗する人の傾向、そして第二新卒の求職者に求められるポイントを解説します。
第二新卒の転職で成功する人の最大の特徴は、自己分析がしっかりできているかどうか。自分を客観的に掘り下げて分析することで、強みやスキルを具体的に把握でき、転職理由や将来のビジョンが明確になります。
また、転職理由と将来のビジョンが明確になっていれば、志望動機とキャリアプランに一貫性があり、説得力を持たせることができる点も、転職の成功に繋がるポイントの1つです。
第二新卒の転職で成功する人の傾向
一方で、第二新卒の転職で失敗する人は、転職活動において以下のような傾向があります。
第二新卒の転職で失敗する人の傾向
第二新卒で転職するということは、新卒での就活に甘かった点があるということ。その点をしっかり認識し、新たな転職先では同じ失敗をしないという決意を固め、転職活動に取り組むことが何より大切です。
企業が第二新卒を積極採用する理由は、新卒採用にはない魅力が第二新卒にあるからです。求人企業が第二新卒に求めるポイントは、主に以下の3点が挙げられます。
社会人としてのビジネスマナーが身に着いていることが、第二新卒の転職と新卒の就活の大きな違いであり、第二新卒の最大の強みです。その一方で、社会人として求められるビジネスマナーがしっかり身についていなければ、逆にマイナス評価となってしまう点には注意が必要。転職活動を始める前に、基本的なビジネスマナーをもう一度確認しておくのも良いでしょう。
また、新卒の就職活動と比較すると、第二新卒の転職では、志望企業の仕事や業界に対する理解度の深さが求められます。さらに、仕事に対する意欲の高さや熱意なども、しっかりアピールすべきポイントと言えるでしょう。
転職理由を聞く質問は、転職面接において定番の質問の1つ。
特に、第二新卒で転職する場合、転職理由を聞く質問には「就職して間もないのに、なぜ転職をしようと思ったのか?」という意味合いが含まれます。この頻出の質問に上手く答えることができるかどうかという点も、第二新卒の転職を成功させる上では重要です。
では、転職理由を聞く質問については、どのように答えれば良いのでしょうか?
第二新卒の採用面接において、面接官は転職理由を聞くことで、以下の内容を判断しています。
転職理由を聞く面接官は、前職を退職した事情を詳しく聞きたいわけではありません。
「なぜ転職したいと思ったのか」を聞くことで、仕事への熱意や責任感、志望度の高さ、将来のビジョンが明確になっているか等のポイントを見極め、求職者と企業の間で転職後にミスマッチを起きないかを判断しているのです。
また、前職の退職理由・転職理由がネガティブに伝わると悪い印象に繋がることも。
転職理由を述べる際は、ネガティブな理由もポジティブに変換し、「次の職場では長く働き、しっかりキャリアを積んでいきたい」という気持ちをしっかり伝えるのが、転職の成功につながるポイントです。
「ポジティブな転職理由が浮かばない」という方は、実は第二新卒で転職を決意するに至った、根本的な転職理由が明確になっていないケースがあります。
どうしても良い転職理由が思いつかないという方は、自己分析をもう一度しっかりとおこない、以下の点を軸に転職理由を再考してみましょう。
転職理由 自己分析のポイント
闇雲に自己分析をするのではなく、これらのポイントを踏まえ、転職の原因や理由を明確にしていけば、自分が本当にやりたいことが明確になり、ポジティブな要素が見えてくるはずです。
自己分析をおこない、転職の原因や将来のビジョンを整理することができた上で、以下のポイントを踏まえて転職理由をもう一度考えてみましょう。
転職理由 考え方のポイント
こちらの記事もチェック
第二新卒として初めて転職活動を行う際は、自分一人で取り組むのではなく、転職のプロからサポートを受けることができる転職エージェントを活用し、効率よく転職活動に取り組んでいくことも、転職を成功させる上では重要です。
また、転職エージェントは、第二新卒の転職活動のサポートに強みがあるサービスを選ぶと良いでしょう。
以下では、『転職活動の歩きかた』編集部が厳選したおすすめの転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェントは、総合人サービス企業「リクルート」が運営する転職実績No.1を誇る転職エージェント。公開求人・非公開求人含め、業界最大級の求人を取扱い、ほぼ全ての業界・職種をカバー。第二新卒向けの求人も豊富に用意している。 リクルートエージェントでは各業界に精通したキャリアコンサルタントが在籍し、転職をサポート。第二新卒向けのイベントも定期的に開催しているのでぜひチェックしておきたい。Webサイトには、第二新卒向けのページがあり、転職活動をスタートする上で役立つコンテンツが充実。第二新卒で転職する際は、まず登録しておきたい転職エージェントと言えるだろう。
dodaは、総合人材サービス企業「パーソルキャリア」が運営する転職エージェント。dodaでは、プロのキャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれる転職エージェントのサービスに加え、自己応募型の求人サイトのサービスもワンブランドで提供。エージェントサービスと求人サイトを併用し、非公開求人を含む、多数の求人の中から自分に合った求人を探すことができる。また、dodaは、第二新卒の転職支援に力を入れており、第二新卒の転職に役立つ特集やコンテンツも充実。第二新卒で転職する際は、チェックしておくべき転職エージェントの1つだろう。
様々な人材紹介サービスを手掛ける「マイナビ」グループが運営する20代・第二新卒に特化した転職エージェント。 マイナビジョブ20'Sは、20代専門の転職エージェントで、20代・第二新卒の転職支援に特化。取り扱う全ての求人が20代を対象としており、職種・業種未経験可の求人も多数取り扱っている。東京・大阪・名古屋で20代・第二新卒の初めて転職を支援する転職相談会も無料で開催。また、20代・第二新卒向けのお役立ちコンテンツも充実している。第二新卒での転職を考えるのであれば、登録しておく価値はある転職エージェントと言えるだろう。
第二新卒の転職について解説した今回の特集はいかがでしたか?
第二新卒の転職を成功させるには、しっかりとした自己分析をおこない、転職理由をはっきりさせることが重要です。転職理由を考える際には、将来のビジョンやキャリアプランについてもしっかり検討しましょう。
また、第二新卒の転職活動は、自力でやみくもに行うのではなく、第二新卒の転職支援に定評のある転職エージェント等、転職のプロによるサポートを積極的に活用することが成功のコツ。
転職を考えている20代の方は、本特集を参考に、第二新卒の転職を成功させましょう!