2020年の転職市場のトレンドは?求人動向をチェックし、転職を成功させよう

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2020年の転職市場はどう動く?

求人増加が見込まれる職種をチェックしよう

2020年の転職市場はどう動く?求人増加が見込まれる職種をチェックしよう

2020年の転職市場のトレンドは?

2019年12月18日、外資系の転職エージェントとして、世界中で事業を展開するヘイズ・スペシャリスト・リクルートメントの日本法人が「2020年の国内転職市場における10大トレンド」を発表しました。
この調査結果は、ヘイズがコンサルタントに実施した調査や、転職実績動向をもとにトレンドを予測しており、2020年に求人増加が見込まれる職種についても予測しています。

2020年求人増加が見込まれるホットな職種トップ10」 ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン

2020年のホットな職種トップ10 詳細
1. Web/モバイル開発者 キャッシュレス決済増加の流れで需要増大。サイバーセキュリティの専門家も求められる。
2. AI(人工知能)技術者 エンジニアに加え、ビジネスアナリスト(BA)、プロジェクトマネージャー(PM)、チームマネージャーにも大きな需要。
3.物流担当者 生鮮品を含む幅広い商品を取り扱ったことのある経験者、バイリンガルの調達プロフェッショナルが求められる。
4. 新規テクノロジーの経験者 製造業におけるIoTなどの新規テクノロジーの経験者への需要拡大。
5.5G関連の通信技術人材 研究者、ネットワーク・光ファイバー・テレコム関連のエンジニアなどが求められる。
6.研究開発関連職 ライフサイエンス業界の研究開発分野に注目が集まる。医薬情報担当者(MR)、臨床開発のスペシャリスト(メディカルサイエンスリエゾン)の需要も高い。
7.組み込みエンジニア 組み込み開発者、テスターなど製品にIoT技術を組み込む技術の分野での求人が増加。 自動車各社で需要増大。
8.HRBPやITスキルを持った人事担当者 HRビジネスパートナーの需要が高まる。人事管理システム関連のITスキルを持つ人事担当者が求められる。
9.バイリンガルの財務人材 ビジネスセンスに優れ、日英両方でコミュニケーションのとれる中堅の専門職人材の需要増。
10.オフィスプロフェッショナル 総務やオフィスアドミニストレーターの需要が高まると予想。英語力も求められる。

2020年の転職トレンドはどうなる?

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンが独自に調査・作成した「2020年求人増加が見込まれるホットな職種」では、IoT分野の技術・開発者や、研究職に加え、バイリンガル人材やITスキルを持ったバックヤードオフィス人材への需要が高くなると予測しています。

2020年は、AIや機械学習といったテーマ性があり、大きな発展を期待できる分野や、5G関連の新技術に対する需要がますます高まっていくでしょう。また、技術者に加え、プロジェクトを進行・管理するマネジメント職に大きな需要がある点も要チェックです。
2020年も2019年に引き続き、有能な専門職やマネジメント職は引く手あまたと言えるでしょう。

その一方で、ビジネスセンスに優れ、バランスの取れたスキルと経験を持つ人材を求めている業界(求人企業)がこれまでと変わらず多い点も、チェックしておきたいポイントです。

バイリンガル人材への需要も根強く、英語力の高さも依然として転職市場では大きな武器になります。ここで言う「英語力のある人材」とは従来の読み・書きの英語スキルではなく、英語を用いてコミュニケーションが円滑にできる、ビジネス英語の能力を持つ人材のこと。また、ビジネス英語の能力に加え、専門に特化したビジネススキルやセンスがあれば、転職においてさらに有利になることは間違いないでしょう。

次に、2020年の転職市場の予測についても見ていきましょう。オリンピックイヤーとなる2020年、転職市場はどのように動くのでしょうか。
2020年1月8日、総合人材サービス企業パーソルグループが運営する「doda(デューダ)」が「転職市場予測2020上半期」を発表。この予測データをもとに、2020年の転職市場の動向を分析していきます。

転職市場予測2020上半期」 doda(デューダ)

「転職市場予測2020上半期」 doda(デューダ) ※クリックで拡大

転職市場全体の傾向としては、2020年は求人数増加ペースが緩やかになるとdodaは予想。編集長・大浦征也氏によると、全14の業界・職種のうち、求人数が「増加・緩やかに増加」としたのは5分野、「変わらない」が7分野、「やや減少」が2分野となっています。
ここ数年、2020年夏に開催される東京五輪に向けて、内需・外需共に盛り上がっており、それに伴う人材ニーズの拡大が続いていましたが、2020年はペースダウンする企業が増えそうです。求人数が減少に転じるわけではありませんが、2020年に転職したいと考えている方は、希望する業種・職種の求人動向に注意しておきましょう。

転職活動の歩きかたが2020年の転職市場を予測! ~まとめ~

2020年は既存の分野に軸足を置きつつ、新規事業に挑戦する企業が増えそうです。既存事業をしっかり支えることができる人材に加え、変化に柔軟に対応し、新しい分野・ビジネスを推し進めることができる人材の需要は、間違いなく増加するでしょう。

2020年の転職市場で求められる人材

  • 「新しい分野」への知見がある人材
    開発・研究等 またそのプロジェクトを推進していくマネージャー人材
  • 新規展開のノウハウを持つ人材
    マーケティング、海外展開、IT等 外(新しい分野)に切り込み、”広げていける”人
  • 自ら思考し、能動的に動くことのできる人材
    変化に柔軟に対応し、新しい分野・ビジネスを推し進めることができる人

現在の転職市場は、「超売り手市場」が続いています。その一方で経済指標を見ると、景気は踊り場に差し掛かっており、そのこともまた、求人数の増加ペースが鈍化する要因と言えるでしょう。
とはいえ、2020年はまだまだ求職者にとって有利な状況に変わりはありません。2020年の転職を成功させたいと考えている方は、本ニュースの分析結果も参考に、企業が求めているスキル・経験をしっかりと磨き、積極的に転職活動に取り組みましょう!

特に1月後半から3月は転職市場が最も盛り上がる時期です。この時期にしっかり転職活動に取り組めば、希望の条件を満たす企業への内定確率が、ぐっと上がるでしょう。

2020年の転職におすすめの転職エージェント

パソナキャリア

パソナキャリア画像

2020年オリコン顧客満足度調査の「転職エージェントランキング」で総合1位(※2年連続)を獲得した転職エージェントの大手。男性はもちろん、女性の正社員転職に強みがあり、キャリアアドバイザーのサポート力も高く評価されている。年収アップ率も67.1%と高い水準にある点も評価できる。2020年の転職を成功させたいと考えている方は要チェックの転職エージェント。

著者
西山 さき

著者 西山さき

Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。

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