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最新の業界動向から考える新しい転職の形
緊急事態宣言が解除され、徐々に経済活動が戻ってきているとはいえ、私たちの生活も経済も、未だ正常化とは程遠い状況が続いています。
新型コロナウイルスの決定的な問題は、感染力が圧倒的に強い事。対面して長時間会話するだけでも感染する可能性があります。また2020年6月時点では、決定的な治療薬も感染を防ぐワクチンもまだ開発途上にあります。
これらの開発が完了するまでは、例え感染者数が大幅に減少したとしても油断は禁物です。いつでも第二波、第三波が来る可能性があると考えておきましょう。
そして新型コロナウイルスは転職活動にも大きな影響を与えています。
今回の転職活動の歩きかたのニュースは、コロナ後の転職活動に焦点を当て、最新の業界動向から、今後の転職の形を考えます。
コロナ期間中の転職活動において、最も大きな変化は、対面をできる限り避けるため、採用面接をオンライン化する起業が急増した点でしょう。IT業界に関しては一次面接から最終面接まで、全てをオンラインで行い、対面することなく内定を出す企業まで出てきています。これらの企業が活用しているツールは、大半がZOOMやGoogle Meetです。
これから転職活動に取り組もうと考えている方は、ZOOMやGoogle Meetの使い方に慣れておきましょう。
面接のオンライン化は、採用面接の時間短縮等、対面を防ぐ以外にも効果があります。コロナ後も一次面接や二次面接はオンライン、最終面接のみ対面というように、オンラインを活用するのが当たり前になる可能性が高いでしょう。
いずれにせよこれらのツールの使い方をマスターしておいて損をすることはありません。
オンライン化が進んだのは企業との面接だけではありません。対面での登録を基本としていた転職エージェントも、オンライン登録を受け付けるところが増えてきました。
特に対面での登録を基本としていた、転職エージェント最大手のリクルートエージェントが転職サポートをオンライン化。その他にも外資系の転職に強いLHH転職エージェントや、年収1,000万円超の求人が大半を占める、ハイクラス向け転職エージェント「ランスタッド」等もオンラインで転職支援サービスの提供を開始しました。
転職エージェントは、転職サイトを大きく上回る求人を取り扱っています。コロナ後もこの状況が継続する可能性が高いでしょう。豊富な求人にアクセスできる可能性がアップする点は、求職者にとって大きなメリットです。
業界トップの求人数と転職成功実績を誇る転職エージェント。新型コロナウイルスの拡大を受け、電話での転職相談、メールでの求人案内、アプリを活用した情報提供を開始。対面を避け、遠隔での転職活動のサポートに取り組んでいる。
世界的な人材サービス企業「アデコ」グループの転職エージェント。来社不要で登録できるWeb面談を他社に先駆けて開始。外資系の求人に強く、丁寧な転職サポートに定評がある。求職者の年収アップ率は59%を超えており、転職エージェントとしての実績も確か。
ハイクラスの転職に特化した転職エージェント。グローバルで見ると世界最大の転職エージェントだが、日本ではハイクラスに特化、年収1,000万円以上の求人が過半数を占めており、外資系の求人にも強い。既にすべての拠点で営業を再開しているが、オンラインでの登録も受け付けている。
新型コロナウイルスによって、会社に出社せず、長期間在宅ワークを経験した方も多いはず。コロナ後も働き方改革を継続し、在宅勤務を有効活用する求人企業が増加するでしょう。一方で求職者も在宅ワークができる職場への転職を希望する人が増えそうです。また首都圏の企業で働きつつ住まいは地方という働き方や、この機会に地方への転職を希望する人も増えるでしょう。
ただし在宅勤務は、結果で評価される働き方です。結果が出せなければ評価されないと言う点では、出勤する以上にシビアです。
一定の実力のある求職者が選ぶ働き方と言えるでしょう。
コロナ前の転職市場は圧倒的に売り手有利の状況でしたが、コロナ後の企業は採用に対して慎重になるケースが増えそうです。コロナ後の転職市場で重視されるのは、これまでの経験や身に着けたスキルをもとに、企業に対して何ができるのかと言う点でしょう。つまりこれまで以上に実力が求められるということです。
転職を検討している方は、自身のスキルや経験を棚卸し、求人企業に対して何が提供できるのかをしっかり落とし込んだ上で、転職活動に臨みましょう。
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