フリーランスから正社員への転職

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フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

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フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

正社員へ転職する際のメリット・デメリット、転職活動の際押さえておきたいポイントも

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法~はじめに~

フリーランスは、仕事の自由度が高く、どうしてもやりたくない仕事は断わることができるなど、会社員では難しい働き方ができる点は大きなメリットの一つです。その一方で、会社員時代には多くの場合で他の社員に任せることができたクライアントへの営業、交渉、プロジェクト管理、納品、請求など、一連の作業を全て自分自身で行う必要があり、収入も会社員と比較すると不安定になるなど、デメリットがあるのもまた事実です。

  • 「近々結婚するので、将来のために安定した仕事に就きたい」
  • 「やはり安定した給料がもらえる会社員のほうが良い」
  • 「自分の本業に集中できる会社員のほうが、自分には向いている」

など、理由は人それぞれですが、フリーランスという仕事を経験した上で、正社員の仕事により魅力を感じるのであれば、フリーランスから正社員への転職を目指すのは、正しい判断と言えるでしょう

ただフリーランスから正社員への転職を目指す場合、メリットだけではなく、デメリットにもしっかり目を向けなければいけません。また、通常の正社員から正社員への転職と、フリーランスから正社員への転職では、転職成功のためのポイントが少し異なる点にも注意が必要です。

そこで今回は、フリーランスから正社員への転職に注目。フリーランスから正社員へ転職する際のメリット・デメリットに加え、転職する際のポイントもわかりやすく解説しています。また、フリーランスから正社員へ転職する3つの方法も紹介。

正社員への転職を考えているフリーランスの方は、本特集の内容も参考に、長く安定して働くことができる会社への転職を実現しましょう。

フリーランスから正社員へ転職するメリット・デメリット

まずは、フリーランスから正社員へ転職するメリットとデメリットについて、しっかり確認しておきましょう。

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

フリーランスから正社員へ転職するメリット

フリーランスから正社員へ転職する大きなメリットの1つが、収入が安定すること。正社員であれば、一定の期間勤務すれば、有給も取得できるので、しっかり休みを取りながら、毎月所定の給与をもらうことが可能です。

また、クライアントへの営業や交渉といった作業がなくなるのも、メリットの1つ。他のことに気を取られず、集中して本業に取り組むことができるため、スキルアップにつながり、結果的に給料がアップする可能性もあるでしょう。

その他にも、新しい仕事を見つけるプレッシャーから解放されるだけではなく、社会的な信用を得ることができ、クレジットカードや住宅ローンなどの発行が有利になるなど様々な負担が減る点も、正社員に転職する大きなメリットです。

フリーランスから正社員に転職するメリット

  • 収入が安定する
  • 福利厚生や保険が適用される
  • 「仕事がない」という気持ちの負担がなくなる
  • 社会的な信用が得られる
  • 各種交渉や手続き、調整を自分でする必要がなくなる
  • 一人ではできない規模の大きいプロジェクトに参加できる

フリーランスから正社員へ転職するデメリット

一方で、フリーランスから正社員へ転職する場合、時間の融通が利きにくくなる点には注意が必要です。業種や職種により異なりますが、多くの企業は朝出勤し、夕方~夜に退勤するのが一般的。家庭の事情などで、決められた時間に出勤するのが難しい場合は、転職の難易度は上がりますが、まず最初はフレックスタイム制やリモートワークに対応した企業を選ぶのも選択肢の一つです。その場合、応募する前に労働条件を確認しておくことを忘れないようにしましょう。

他にも、フリーランス時代よりも給与が下がる可能性がある点、仕事内容を選べなくなる点も注意しておきましょう。

フリーランスから正社員へ転職するデメリット

  • 時間の融通が利きにくくなる
    →フレックスタイムやリモートワークに対応した会社であれば、ある程度は融通が利く
  • 正社員になることで給与が下がる場合も
  • 仕事内容を選べなくなる

フリーランスから正社員へ転職する際のポイント

それでは次に、フリーランスから正社員へ転職する際のポイントを確認しておきましょう。

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

なぜフリーランスを辞めようとしているのか、転職後どんな働き方をしたいかを明確にする

フリーランスから正社員への転職を目指す場合、採用する企業の多くが「会社員の生活が合わず、またすぐにフリーランスに戻ってしまうのではないか」「安易にフリーランスという道を選び、また安易に正社員への転職を検討しているのではないか」等、様々な不安を感じているものです。

その不安を解消するために最低限必要になるのが、正社員として働こうと考えた理由を、熱意を持ってしっかり伝えることです。そのためには、自身のキャリアビジョンはもちろん、どういった働き方がしたいか、しっかりと掘り下げることが欠かせません。

肉体的・精神的な疲弊や一案件当たりの賃金の低さなど、一見するとネガティブな理由で正社員への転職を決意した場合でも、噓をつく必要はありませんが、自己実現やキャリアプランのため等、前向きな理由も併せて伝えることで、ポジティブな印象を与えることができるはずです。

スキルの棚卸しをする

フリーランスでの経験を通して、どのようなスキルを身につけたのか、この機会にスキルの棚卸しをしておきましょう。転職先で必要なスキルや資格だけではなく、コミュニケーション能力や柔軟性を裏付けるエピソードがあれば、それもリストアップしておき、応募書類や面接で伝えるのがおすすめです。

また、転職後に必要になるものの、まだ取得していない資格やスキルがある場合は、取得に向けて勉強していることや、いつ頃試験を受けるのか等、説得力のある説明を心掛けましょう。

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

フリーランスから正社員へ転職する方法は、1つではありません。今回ご紹介する3つの方法を参考に、自分に合ったものを見つけ、正社員への転職を成功させましょう。

1転職サイトを活用する

転職サイトは、自分で求人を検索し、応募することができる最も一般的な転職支援サービスです。転職サイトのメリットは、数多くの正社員求人の中から、自分に合ったものを見つけ、自分の意思で応募することができる点。職種や勤務地での検索はもちろん、年収、未経験者歓迎など、様々な条件で求人の絞り込みが可能です。

また転職サイトでは、「スカウトサービス」も上手く活用すると良いでしょう。スカウトサービスは、自身の職務経歴や希望条件などの情報を入力し、匿名で公開することで、経歴に興味を持った企業からスカウトが届くサービスです。スカウトが届いた時点で、企業は経歴に興味を持ってくれているので、効率良く転職活動を進めることができるでしょう。

転職サイトであれば、スキマ時間を活用し、自分のペースで転職活動を進めることができるので、仕事が忙しいフリーランスの方にとって、最適な転職支援サービスと言えるでしょう。

ただし、転職サイトによって、得意とする業種・職種が異なる点には注意が必要です。自分が希望する業種・職種が決まっている場合は、大手の転職サイトに加え、業種や職種に特化した転職サイトを利用すると良いでしょう。

正社員転職におすすめの転職サイト

リクナビNEXT

リクナビNEXT画像

転職者の約8割が利用する、日本最大級の転職サイト。
リクナビNEXTは、数ある転職サイトの中でもトップクラスの求人数を取り扱っており、無料会員登録することで、1万件以上の正社員求人をいつでもチェックできる(※2019年4月時点)。求人は、「フレックス勤務OK」「服装自由」「業界未経験歓迎」など、様々な条件で絞り込むことができるので、ある程度自由度が高い働き方を希望するフリーランスにとっても、希望の求人を見つけやすい。また毎週5,345件以上新着求人が配信されており、最新の求人にアクセスしやすい点も、リクナビNEXTの魅力だろう。
また、リクナビNEXTで求人募集を行っている企業からの公開オファーに加えて、400社以上の提携転職エージェントから、非公開求人が届く「スカウトサービス」も利用可能。自身の職務経歴や保有資格など情報を入力しておくことで、効率良く転職活動ができる。
充実した正社員求人を取り扱っており、スカウトサービスも提供しているリクナビNEXTは、フリーランスから正社員に転職したい方におすすめの転職サイトの1つ。

doda(デューダ)

doda(デューダ)

アルバイト情報サイト「an」や「LINEバイト」等、様々な求人情報サービスを提供する、パーソルキャリア運営の転職サイト。dodaは、数ある転職サイトの中でも国内最大級の約20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人を取り扱う。また、求人検索機能が充実しており、「研修制度充実」「未経験者歓迎」「中途入社50%以上」など、様々な条件を設定可能。フリーランスに人気が高いWeb系、コンサル、クリエイティブ系などの求人を、幅広く取り扱っている点も評価できる。
またdodaでは、スカウトサービスにも定評があり、通常のオファーに加えて、書類審査なしで面接ができる面接確約オファーや、通常では公開されていない非公開求人のオファーが届くケースも。効率良くフリーランスから正社員への転職を目指すのであれば、必ず登録しておきたいサービスと言える。
転職サイトの利用を考えている方にとって、有力な選択肢となるサービスの1つ。

2フリーランスから正社員の転職に強い転職エージェントを活用する

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

フリーランスから正社員へ転職をする際、ぜひ利用したいサービスの1つが転職エージェントです。転職エージェントに登録すると、専属のキャリアアドバイザーが、スキルの棚卸しや職務経歴書の作成、面接対策など、フリーランスの転職をフルサポート。さらに、自分では気付くのが難しい自身の強みや適性についても、客観的な意見をもらうことができます。面接の日程調整、年収交渉などもキャリアアドバイザーに任せることができるので、効率よく転職活動を行える点も、嬉しいポイントです。

また転職エージェントでは、自身の希望や適性に沿った求人の紹介を受けることが可能。転職エージェントでは、転職サイトでも検索できる通常の求人に加えて、一般には公開されていない非公開求人も取り扱っており、転職サイトと比較してもはるかに多くの求人を取り扱っています。幅広い求人の中から、自身に最も合う求人をキャリアアドバイザーから紹介してもらえるのも、転職エージェントの大きな魅力でしょう。

ただし転職エージェントは、一部を除き原則として対面でのキャリアカウンセリングが必須です。仕事が忙しい方や、近くに拠点がない方は、電話での相談や、夜までカウンセリングに対応している転職エージェントを選びましょう。

正社員転職におすすめの転職エージェント

パソナキャリア

パソナキャリア画像

人材サービスの大手であるパソナが提供する転職エージェント。キャリアアドバイザーによるサポートの質の高さに定評があり、これまで25万人の正社員転職を支援した実績を持つ。
パソナキャリアでは、各業界・職種について熟知した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を徹底サポート。業界ならではの転職のコツや、求められる人材について、詳しく把握しているため、安心して相談することができる。各種交渉や調整、書類の添削などもキャリアアドバイザーに対応してもらえるため、効率良く転職活動を行えるのが大きな魅力だろう。
また、パソナキャリアでは、人材派遣業で培ったコネクションを最大限活かし、3万9,661件以上の求人を取り扱っている点も、チェックしておきたい。求人の約8割は、一般に公開していない非公開求人となっており、他ではアクセスできない求人にも、パソナキャリアを通じて応募できるのが嬉しい。
キャリアアドバイザーとの面談に対応しているのは、東京や大阪を始め、全国6拠点のみだが、電話でのカウンセリングにも対応しているため、正社員を目指すフリーランスの方も、安心して利用できる転職エージェントだろう。

拠点 面談場所:東京(日本ビル)・大阪・名古屋・静岡・広島・福岡
  • 拠点での面談が難しい場合、電話でのカウンセリングにも対応
カウンセリング時間 平日:10:00~21:00
土曜:10:00~18:00
カウンセリング方法 対面、電話

リクルートエージェント

リクルートエージェント画像

リクルートが運営する、最大手の転職エージェント。
リクルートエージェントの強みは、自身の予定に合わせてキャリアカウンセリングを実施してもらえる点だろう
通常転職エージェントに登録する際は、平日は10時~21時の間、土曜は10時~17、18時の間にカウンセリングを受ける必要があり、仕事が忙しいフリーランスの方は、都合がつかないケースも多い。リクルートエージェントでは、この問題に対処するため転職者の予定に合わせてカウンセリングを提供。電話で予定をすり合わせ、都合の良いときにキャリアアドバイザーと会うことができる。拠点も、全国の主要都市15か所に構えており、地方に住んでいる方でも、利用しやすいの点も嬉しい。
また、リクルートエージェントは他の転職エージェントと比較しても、トップクラスの求人数を誇る。取り扱う求人数は20万件以上となっており、8割が非公開求人のため、リクルートエージェントでしか応募できない求人も多数用意されている。
仕事が忙しく、キャリアカウンセリングに行く時間を見つけにくい方や、より多くの求人から、自分に合ったものを見つけたい方に、おすすめの転職エージェント。

拠点 北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡
カウンセリング時間 応相談
カウンセリング方法 対面、電話

3企業へ直接応募する

既に希望する企業が決まっており、その企業でやりたいことも明確になっている場合、直接応募するのも、選択肢の一つです。まずは、企業の採用ページから応募できるかどうかチェックし、応募が可能な場合、条件をよく読んだうえで応募するかどうかを判断しましょう。

ただし注意したいのは、企業へ直接応募すると、意欲を感じてもらえる可能性がある一方で、日程調整やメールのやり取り、条件交渉などを全て自分自身で行わなければいけない点。また、転職サイトや転職エージェントのみを通して採用活動を行っていることもあるので、電話やメールで事前に確認しておくのがおすすめです。

コラム ヘッドハンティング会社を活用し、ワンランク上の企業への転職を目指す

転職活動を行う際、活用したいのは転職サイトや転職エージェントだけではありません。近年では、ワンランク上の転職を目指す会員制転職サイトの人気も高まっています。フリーランスとして豊富な実績を持ち、一定以上の年収がある方(※年収600万円以上が目安)は、ヘッドハンターからのスカウトが受けられるビズリーチの利用を検討するのも良いでしょう。

ビズリーチ

ビズリーチ画像

ビズリーチが運営する、年収600万円以上のユーザーをターゲットにした、会員制転職サイト2022年3月現在、7万1,316件以上の求人と、5,100人以上のヘッドハンターにアクセスできる。
ビズリーチには、無料会員と有料会員の2種類があり、無料会員はヘッドハンターからのスカウト、一部求人の閲覧が可能。一方、有料会員は全求人へのアクセスに加え、ヘッドハンターに自分自身でアプローチでき、スカウトを受けることもできる。ワンランク上の転職を目指すフリーランスの方であれば、チェックしておいて損はない転職サービスだろう。

料金 スタンダード
無料
プレミアム
  • タレント会員:2,980円(税込)
  • ハイクラス会員:4,980円(税込)

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法~まとめ~

フリーランスから正社員へ転職する3つの方法

フリーランスから正社員への転職特集は、いかがでしたでしょうか。

フリーランスから正社員を目指す際は、まずは転職するメリット・デメリットをしっかり把握するところからはじめましょう。また自身のキャリアプランや、転職理由についても、この機会にしっかり見つめなおすことが重要です。
実際に転職活動に取り組む際は、転職サイトや転職エージェントを上手く活用すると良いでしょう。これらのサービスを活用することで、現在の仕事に取り組みつつ、効率良く転職活動に取り組むことができるはずです。

フリーランスと正社員では、働き方が大きく異なるため、むしろ転職後、正社員に復帰した後のほうが重要です。転職後、新しい環境や仕事に慣れ、良いスタートを切ることができるよう、しっかり気持ちを整えておきましょう。

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