ケース別転職対策
パターン別で考える3つの選択肢とおすすめの転職エージェント
障がい者が活き活き仕事をすること。これはとても大切なことです。できることできないことがあるのは当然ですが、自分ができる範囲で社会に貢献する姿勢は、自分自身が成長する上でも必ず役に立ちます。
そして仕事をしていれば、誰もが一度は不満を感じることがあるはずです。もしかすると理不尽な上司がいるかもしれません。自分ができないことを押しつけられるかもしれません。職場の人間関係に問題が起こることもあるでしょう。
これらの問題に直面するのは、誰もが同じ。まずはこの問題に対処するため、自分自身でやれることに取り組むことが一番大切ですが、努力しても上手くいかない場合は、環境を変えるのも選択肢の一つ。
今回の特集は障がい者の転職に注目。障がい者の転職する際のポイントや転職先の企業の選び方に加え、障がい者の転職を専門に支援するサービスの紹介や、おすすめの転職エージェントの情報もご紹介します。
以前と比較すると企業は大きく変わりつつあり、障がい者を積極的に採用する企業や一定数採用を義務付けている企業も増えています。
現在の環境を変える必要があると考えている方は、この機会に転職を視野に入れ、アクションを起こしてみてはいかがでしょう。
障がい者が転職活動に取り組む場合、大きく分けて2つの選択肢があります。1つは一般枠での応募。もう一つが障がい者雇用枠での応募です。以下にそれぞれの求人のメリット、デメリットをまとめているので是非チェックしてみてください。
障がい者が一般枠で応募する3つのメリット
障がい者が一般枠で応募する3つのデメリット
障がい者が障がい者雇用枠で応募する3つのメリット
障がい者が障がい者雇用枠で応募する3つのデメリット
一般枠で応募する際も、障がい者で応募する際も、志望動機を考える際は、その企業が何をやっているのかをしっかり調べた上で、自分自身がこれまでに培ってきた能力で、企業に対してどういう貢献ができるのかを考えましょう。
一番よくないのは「ありのままの自分を評価して欲しい」と考え、ノープランで転職活動をすすめること。
企業は求職者のありのままを見たいのではなく、その人がどれだけ自分たちの興味を持っているのか、またどう活躍してくれるのかで、求職者を判断しています。
企業が採用したいと思うような志望動機を目指し、ブラッシュアップしていきましょう。
本チャプターでは転職を検討している障がい者の方のために、転職に役立つ3つのサービスをご紹介します。
障がい者が転職を成功させるためには、転職の成功を支援してくれるサービスの活用が欠かせません。
具体的には自分自身で求人企業を探す自己応募、一般枠だけではなく障がい者の求人も取り扱う転職エージェントの活用、障がい者の転職支援を専門にする転職エージェントの活用という3つの選択肢があります。
それぞれに特徴が異なるので、自分に合った方法を選択し、転職活動に取り組みましょう。
一般的には、転職活動に取り組むのであれば、様々な企業の求人が集まる転職サイトや転職エージェントを活用する方法のほうが、効率良く活動できますが、どうしても転職したい企業が決まっているという方や、自分自身で転職先を見つけたいという方は、企業の求人募集ページから自己応募するのも選択肢の一つです。
以下は障がい者の雇用率が高い企業のトップ10です。これらの企業への転職を検討してみるのも良いでしょう。
順位 | 企業名 | 業種 | 比率(%) | 人数 |
---|---|---|---|---|
1 | エフピコ | 化学 | 14.56 | 374 |
2 | エイベックス・グループ・ホールディングス | 情報・通信業 | 8.8 | 24 |
3 | ゼネラルパートナーズ | サービス業 | 8 | 14 |
4 | キトー | 機械 | 6.68 | 32 |
5 | LITALICO | サービス業 | 5.84 | 61 |
6 | ダイジェット工業 | 機械 | 5.76 | 17 |
7 | 良品計画 | 小売業 | 5.09 | 289 |
8 | 大和重工 | 鉄鋼 | 4.16 | 3 |
9 | 極東開発工業 | 輸送用機器 | 4.03 | 28 |
10 | カカクコム | サービス業 | 3.81 | 16 |
ちなみにこの結果は雇用率のランキングです。率にすれば低くなりますが、雇用者数でランキングすると、セブン&アイホールディングスの1,212人が1位、2位はJR東日本の788人、3位はJR西日本の412人となっています。
また企業の求人に自己応募する際、一般枠を希望する場合は、一般枠の採用ページから、障がい者採用枠を希望する場合、障がい者向けの採用ページから応募しましょう。
自己応募できる求人企業の例
一般的な転職サイトや転職エージェントで、障がい者の登録をNGとしているケースはありません。ただし、転職サイトや転職エージェントによって、障がい者の転職支援に積極的に取り組んでいるケースと、そうではないケースがあるのは事実です。
以下に一般枠の求人だけではなく、障がい者向けの求人が充実しており、且つ障がい者の転職支援に積極的な転職エージェントを厳選しました。
これらの転職エージェントを活用することで、求人企業の選定はもちろん、一般枠で応募すべきか、障がい者枠で応募すべきかの相談や、応募書類の添削、年収交渉、入社日の調整なども依頼できます。
転職を検討している方は、上手く活用すると良いでしょう。
パーソルキャリアが運営する転職支援サービス。転職サイトとしてのサービスと転職エージェントとしてのサービスをワンブランドで提供している。障がい者の転職支援にも積極的に取り組んでおり、身体障がい者と精神障がい者で、それぞれ専任のキャリアアドバイザーを設置。求人の紹介はもちろん、今後のキャリアの相談や、応募書類の添削、面接日程の調整など、転職の成功までフルサポート。ヤフー、ソニー生命、野村證券、三菱地所等、様々な企業への障がい者転職を成功させており、その実績は数ある転職エージェントの中でもトップクラス。
世界トップクラスの規模と実績を誇る総合人材サービス企業「アデコ」が運営する転職エージェント。LHH転職エージェントでは、障がいを持つ方が仕事を通じて社会とかかわりを持ち「働くよろこび」「働く楽しさ」「生きがい」を感じてもらうことをミッションに掲げ、障がいを持っている方に特化した転職支援サービスを提供している。無料会員登録することで、障がい者専任のキャリアアドバイザーが、今後のキャリアの相談から障がいの状況に合わせた求人の選定、面接日程の調整、入社時期の調整までフルサポート。取り扱う求人は障がい者の特性に合わせ、柔軟な働き方ができる企業に限定するなど、障がい者の最大限配慮した転職支援を行っている点も評価できる。
転職エージェントの中には、障がい者の転職支援に特化し、サービスを提供しているところもあります。
これらの転職エージェントは、全ての求人、全てのキャリアアドバイザー、全てのサポートスタッフが障がい者の転職を支援することを目的に行動しています。転職を目指す障がい者にとって、不要なストレスを感じることなく、転職活動に取り組むことができる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
1点注意しなければいけないのは、質の悪いサービスを提供するエージェントを選ばないということです。一部の心ない転職エージェントは、転職させることを目的とし、個々の障がい者に合う求人の選定をおろそかにしているケースがあります。このようなところを選んでしまうと、せっかく転職に成功しても、またすぐに転職しなければいけなくなる可能性も。
障がい者の転職支援を専門にする転職エージェントを選ぶ際は、利用者の評判に加え、これまでの実績も重視すると良いでしょう。
以下は転職活動の歩きかたが厳選した、実績豊富で利用者の評判も良い転職エージェントです。是非チェックしてみてください。
10年以上にわたり、障がい者雇用に取り組む転職エージェント。転職サイトの最大手「リクナビNEXT」も、自社とは関係ないサービスながら利用をおすすめすなど、転職エージェントとしての実績は間違いなくトップクラス。
atGP転職では、障がい者が抱える個別の悩みに対して専任のキャリアアドバイザーがきめ細かく対応。求人の選定はもちろん、提出書類のチェックや面接対策、内定後の年収・待遇交渉まで対応してくれる。またatGP転職は、一般には公開されない非公開求人を多数取り扱っており、障がい者採用に積極的に取り組んでいる企業から2,000件を超える求人が集まっている点もチェックしておきたい。
障がい者採用枠での転職を検討している方であれば、atGP転職は登録しておくべき転職エージェントの一つだろう。
障がいがあるからといって、何かを諦めることは一切ありません。転職活動もその一つ。
大切なのは「自分らしく働くこと」。現在の職場が自分らしくいられないのであれば、転職を検討してみるのも良いでしょう。
その過程でキャリアアドバイザーから転職が難しい、今の職場環境は恵まれているというようなアドバイスをもらうようであれば、頭を切り替え、気持ちを新たにし、頑張ってみるのも選択肢の一つです。
どんな人生を歩んでいくか、どんな生活を送るのかは自分次第。自分の頭でしっかり考え、周りの人のアドバイスやサポートを受けながら、後悔のない選択をしましょう!
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