2021年の冬のボーナスの平均は?

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2021年 冬のボーナス 平均

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2021年の冬のボーナスの平均と支給時期、新卒や中途入社は出るの?

大まかな支給時期と冬のボーナスの平均を解説。さらに新卒や中途入社に冬のボーナスが出るかどうかについても解説

2021年も冬のボーナスの時期が徐々に近づいてきました。

年末が徐々に近づいて来ると、気になるのは冬のボーナスではないでしょうか?新型コロナウイルスとの戦いもピークを迎えつつありますが、2021年の冬のボーナスは、感染が急拡大していた2021年全体の影響を受けるため、ほとんどの業種・職種が厳しい支給額となっています。アンケート結果を見ると、冬のボーナスが増えるという企業の数を、減ると回答した企業が大幅に上回っているのが現状です。特に厳しいのは旅行業・飲食業・航空関連です。JTBは2年連続の冬のボーナスがゼロになる予定。その他にも飲食では出ないところが大半で、ANAも冬のボーナスはなし、JALも大幅減が続きます。JR各社も民営化後、最低クラスのボーナスになる予定です。他の業種で働いている方も一定の影響を受けおり、昨年比でマイナスになるケースが増加しています。

2019年の冬のボーナスの平均と支給時期、新卒は出るの?

今月の転職活動の歩きかたのニュースは、2021年冬のボーナスに注目し、大企業の冬のボーナスの平均と支給時期、また新卒や中途入社にボーナスが出るかどうかも解説します。

頑張って成果を出したのに、冬のボーナスが著しく低い、または支給されない場合は、今の会社に見切りをつける良いタイミングかもしれません。

今年の冬のボーナスが気になっている方は、是非最後までチェックしてみてください。

2021年、冬のボーナスの平均は?

まずは一番気になる2021年の冬のボーナスの平均をチェックしてみましょう。東証一部上場企業の全産業平均に加え、主な業種の平均を一覧にまとめました。また2020年の支給額との比較と平均年齢も掲載しているので、是非チェックしてみてください。※現在掲載されているデータは、一般社団法人労務行政研究所が2021年10月13日に公表した東証第1部上場企業の 2021 年年末賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査の結果を反映しています。ちなみにこのデータには、ボーナス支給が確定していない企業のデータが含まれていません。JTBやJAL、ANA、JR各社等、2021年10月から11月にかけて支給額を確定した企業を含めると、支給額はさらに減少する可能性が高いでしょう。

東証1部上場企業の2021年冬のボーナスの平均

全産業平均
71万5,553円(前年同期比マイナス1.9%)
製造業
製造業平均 72万3,760円(前年同期比マイナス3.1%) 平均年齢38.8歳
水産・食品 71万5,947円(前年同期比マイナス0.5%) 平均年齢40.8歳
紙・パルプ 58万7,125円(前年同期比マイナス4.2%) 平均年齢41.5歳
鉄鋼 61万4,490円(前年同期比マイナス8.5%) 平均年齢39.5歳
非鉄・金属 72万3,670円(前年同期比プラス4.2%) 平均年齢39.4歳
機械 61万5,784円(前年同期比マイナス7.4%) 平均年齢37.6歳
電気機器 83万6,795円(前年同期比プラス1.3%) 平均年齢39.1歳
非製造業
非製造業平均 66万3,114円(前年同期比マイナス1.1%) 平均年齢38.4歳
建設 81万8,443円(前年同期比プラス1.0%) 平均年齢36歳
商業 57万8,367円(前年同期比プラス7.3%) 平均年齢38.7歳
サービス 65万8,532円(前年同期比プラス1.0%) 平均年齢40.2歳
  • 参考資料:2021年の国家公務員の冬のボーナス
    月給の0.15カ月分引き下げを予定
  • 公務員の2021年冬のボーナスに関しては11月初旬に政府が閣議決定。人事院は2年連続で引き下げを勧告

上記の表を見ていただけるとわかるように、2021年冬のボーナスの平均は前年同期比でマイナスになるケースが大半です。特にもともとの支給額が多い製造業は落ち込みが大きく、支給額が少ない非製造業に関してもトータルではマイナスになりました。

全ての業種が新型コロナウイルスの影響を受けており、特に製造業に関しては米中貿易摩擦や、緊急事態宣言長期化による景気減速を反映しており、非製造業はインバウンド需要の消滅が大きな傷跡の残しています。

ちなみに大企業と中小企業のボーナスの差は、30万前後(※中小企業が30万円程度少ない)と言われています。

中小企業に勤めている方は、東証一部上場企業の業種別冬のボーナスの平均から30万円を引き、自身のボーナスと比較してみると良いでしょう。

2021年、冬のボーナスの支給時期はいつ?

次に2021年の冬のボーナスの支給時期を解説します。

公務員に関しては、ボーナスの支給時期が法律で定められており、夏は6月30日、冬は12月10日に支給されます。これは国家公務員の規定ですが、地方公務員に関しても原則として、国家公務員に準じ支給をおこなっているので、12月10日前後と考えておけば間違いないでしょう。

次に民間企業についてです。民間企業に関しては、そもそも冬のボーナスが支給されるケースと、支給されないケースがあります。例えばネット広告代理店大手「サイバーエージェント」は、そもそもボーナスがありません(※業績が好調の場合、決算賞与を出す場合あり)。また証券会社最大手「野村証券」はボーナスが年に1回5月と決まっているため、冬のボーナスはありません。また年俸制の企業の中にはボーナスがないところが多く、業績が著しく悪ければボーナスが今年は出ないというケースもあります。

2019年、冬のボーナスの平均は?

ボーナスは法律で支給を定められ制度ではないため、企業によって運用方針が大きく異なる点に注意しておきましょう。

冬のボーナスが支給される場合は、12月5日~25日までの間に給料とは別で支払われるケースがほとんどです。支給時期が気になる方は、会社の給与規定をチェックしてみると良いでしょう。

2021年、冬のボーナスは新卒や中途入社でも支給されるの?

最後に、2021年4月入社の新卒や、期中に入社した中途入社組にも冬のボーナスは出るのか?出ないのか?という点を解説します。

まずそもそもボーナスがない企業は支給されませんし、ボーナスが年に1回の企業や決算賞与を支給している企業の場合も、新卒(中途採用)は年間を通して業績に貢献している訳ではないので、支給されない可能性のほうが高いでしょう。

一方で夏と冬の年に2回、ボーナスを支給している企業の場合は、新卒にも冬のボーナスが出る傾向があります。このケースで中途入社が支給を受けるためには、半年以上の勤務が支給の条件になっているケースがほとんどです。

2019年、冬のボーナスの平均は?

その理由は冬のボーナスの支給規定が4月から10月まで(または5月から11月まで)在籍し、業務に従事している社員となっているケースが多いから。つまり新卒でも中途入社でもボーナスの支給要件を満たしているのです。

年に2回ボーナスを支給している企業に勤めている新卒の方は、冬のボーナスの支給を楽しみに待っておきましょう!

※新卒や中途入社で冬のボーナスが出るかどうか気になっている方は、給与規定を確認し、会社のボーナスの支給回数と支給時期を確認してみることをおすすめします。

2021年の冬のボーナスが少ない!期待できないと感じたら新しい道を探すのも選択肢の一つ

給料やボーナスが全てではありませんが、自身の評価を知る指標の1つであることは間違いありません。2021年の冬のボーナスが少ない、もしくは期待できない、または支給される予定がないという方は、適正な評価を受けられる企業やボーナスがしっかり支給される業種への転職を検討するのも選択肢の一つです。

転職を検討する際は、これまでのキャリアの棚卸に加え、今後のキャリアに関する相談ができる転職エージェントを選びましょう。

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また新型コロナに対応するため、キャリアカウンセリングは原則電話もしくはオンラインで実施。自宅に居ながらにしてキャリアアドバイザーのサポートを利用できる点も嬉しい。冬のボーナス後の転職を検討しているのであれば、登録しておくべき転職支援サービスの1つ。

パソナキャリア

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著者・監修
早川 聡

著者・監修 早川 聡

転職に関する様々な記事を執筆する専門ライター。他の転職関連メディアで数百名を超える求職者の転職相談に回答した実績あり。自身も2度の転職・起業を経験しており、転職する人間の立場、求職者を採用する立場も熟知している。

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