近年注目が集まるリファラル採用。そのメリットとデメリットとは?

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近年注目が集まるリファラル採用。そのメリットとデメリットとは?

『GLOVER Refer』がリファラル採用に関する調査を実施。この結果を分析します。

リクルートキャリアの『GLOVER Refer』が「知人の会社に誘われたことがある」経験を持つ会社員650人を対象に、リファラル採用に関する調査を実施。

近年注目が集まるリファラル採用。そのメリットとデメリットとは?

今回の調査は、調査当時(2018年3月23日~3月30日)、正社員または契約社員として働いており、知人の会社に誘われた経験のある方650名を対象に、Webを使用したアンケート形式でおこなわれました。

調査結果の概要は以下の3点。

  • 知人から、知人の会社に誘われた人のうち、実際に選考を受けた人は2人に1人だった (54.8%)
  • 選考を受けた人のうち、約7割は「その会社や事業に興味があったわけではなかった」(70.2%)
  • 知人の会社に誘われた経験のある人は約2割に留まり、リファラル採用が今後広まる余地がある

この調査結果を分析すると、「自分が求められていると実感した」というコメントからもわかるように、ポジティブな感情で転職を決意した人が多い傾向があります。
その一方で、約7割が「その会社や事業に興味があったわけではなかった」と答えている点も興味深い結果と言えます。つまり、リファラル採用では「その会社や事業に興味はなかったが、信頼できる知人からの紹介ということもあり、自分の能力や経験を存分に発揮し、評価される環境で働けそう」といった期待感が上回り、転職を決意する人が多いということでしょう。

また、選考を受けた54.8%のうち、辞退した人を含め、採用に合格した人は8割以上と、リファラル採用では、採用決定率が高いこともわかります。

リファラル採用とは?縁故・コネ採用との違い

ここでいうリファラル採用とは、社内外の信頼できる人脈を介した、紹介や推薦による採用のこと。社風や社内カルチャーに合った人材を採用できると、近年注目を集めている採用方法です。

近年注目が集まるリファラル採用。そのメリットとデメリットとは?

リファラル採用は、従来の「縁故採用」「コネ採用」とは異なり、100%の採用を前提とした推薦ではありません。リファラル採用では、1次面接が免除されるなど、選考の一部をスキップできることもありますが、基本的には一般の求職者と同様の選考を課されると理解しておく必要があります。

求人サイトや転職エージェントを活用した自己応募型の採用と異なる点は、選考での評価のポイント。リファラル採用は、スキル・人格ベースの採用方法が中心です。そのため、選考では、即戦力として働けるスキルレベルがあるか、また、自社のカルチャーに合う人物かを重視する傾向があり、一般的な採用と比較すると志望動機の比重が小さくなります。

転職希望者から見たリファラル採用のメリット・デメリット

転職希望者から見たリファラル採用のメリットは、知人の紹介による転職となるため、事前に社内の事情を細かく把握できる点。現場で働く人のリアルな事情を先に知ることができるため、転職先とのミスマッチが少ない点は、リファラル採用を利用する大きなメリットと言えるでしょう。
また、紹介者が企業との信頼関係をしっかりと構築していれば、自己応募による選考よりも、採用に繋がりやすいという面も。

近年注目が集まるリファラル採用。そのメリットとデメリットとは?

リファラル採用のデメリットは、紹介を受けても100%採用されるわけではない点。紹介者に依存しすぎると、不採用となってしまった場合、友人関係が崩れるおそれもあります。もう一つのデメリットとしては、転職希望者がある程度高いレベルのスキルを持っておく必要がある点。また、そもそも転職したい企業に知人がいなければ、リファラル採用を期待できない点も注意したいポイントです。
ちなみに、リファラル採用はまだまだ企業の実施率が高いとは言えないため、企業側の採用制度がきちんと整っていないケースも少なくありません。リファラル採用という制度自体はあるものの、実際におこなったことはない、という企業も多いということを理解しておきましょう。

まとめ

リファラル採用を賢く利用し、自分に合った会社に転職するのも選択肢の一つですが、まずは自分で転職活動に取り組んでみて、転職市場と自分の市場価値を確認した上で判断することが、転職を成功させるポイントと言えるでしょう。

具体的には、リファラル採用を含め、直接応募や、求人サイト・転職エージェントの利用、Wantedly、LinkedInといったビジネスSNSを活用するなど、転職に関する幅広い情報と選択肢を持ち、最終的には自分の意志で決めることが何より重要です。

著者
西山 さき

著者 西山さき

Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。