転職活動に最適な時期は?Indeedの調査結果を分析

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転職活動に狙い目の時期とは?

データから考える求人検索数が最も多い月とベストなタイミング

今月の転職活動の歩きかたのニュースは、Indeedがおこなった、求職者の「仕事探しの時期」に関する調査を分析。2019年に転職活動を成功させるためのポイントを解説します。

転職活動に狙い目の時期とは?

求人検索エンジン「Indeed(インディード)」が求職者の「仕事探しの時期」に関する調査を実施

2019年6月、大手求人検索エンジン「Indeed(インディード)」の日本法人であるIndeed Japan株式会社が、求職者の「仕事探しの時期」に関する調査レポートを発表しました。ちなみにこのIndeedは、転職支援サービス最大手「リクルートグループ」が親会社。この調査結果は、信頼に足る内容と言えるでしょう。

調査結果のポイントは以下の通りです。

  • 営業・マーケティング・経理・人事・事務の5職種が、最も多く検索されているのは3月、次点が4月
  • 最も検索割合が少ない月は、5職種共通して12月
  • 「第二新卒」・「既卒」のキーワード検索が最も多いのは4月

まず、求人検索エンジン「Indeed」で、代表的な職種、営業・マーケティング・経理・人事・事務の5職種が最も多く検索されているのは3月、次点で4月となりました。この結果から、Indeedは、「年度末である3月に新年度の配属や業務を見据えて転職を考える人が多いと考えられる」と推測しています。
その一方で、Indeedでの求人検索割合が最も少ない月は、上記の5職種共通して12月。12月は年末ということもあり、年内の締めの業務が忙しくなる企業が多く、求職者の転職意欲も減退するため、転職活動を行う人が少ないことが予想できます。
ちなみに、「第二新卒」と「既卒」のキーワード検索が最も多かったのは4月。4月に新卒入社した企業に対し、ミスマッチを感じて転職を検討する人が多いためでしょう。

また、厚生労働省の統計データ「一般職業紹介状況」(2013年~2018年)を分析すると、「新規求職数」に対する「新規求人数」の割合を示す「求人倍率」は、12月が最も高くなっているという意外なデータも。
これらのデータから考えると、12月は求職者に対する求人の供給が多く、求人を検索している人も少ないことが分かります。
つまり、実は12月は競争率が低く、転職活動を始める狙い目の時期だと言えるのです。

求職者視点で考えると10〜12月が転職活動の狙い目の時期

転職活動に狙い目の時期とは?

上記の調査結果からもわかるように、他の求職者との競合を避けるためには、競争率が低い10〜12月に転職活動をスタートすると、効率が良いでしょう
年末が差し迫ると多忙になる業種・職種が多く、仕事をしながら転職活動に取り組むのは負担が大きいのも応募者が減る要因です。また、他のシーズンと比較すると求人件数は減るものの、年内に必要な人材を確保しておきたい企業の採用への本気度は高く、転職が成功しやすいといったメリットも。
新年度を迎える4月は、求人数こそ大幅に増えますが、第二新卒や既卒といった層も転職活動に積極的に取り組むため、優良な求人の競争率は高くなる傾向にあります。

現時点で転職を検討しており、転職活動のタイミングに悩んでいる場合、競争率が低い10〜12月を狙って転職活動を始めるのも選択肢の1つ。

このタイミングに転職活動のピークを持っていくために、夏ごろから求人サイトや転職エージェントに登録し、転職の仕組みをしっかり理解しておくことや、自分の市場価値を把握しておくことも重要です。

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dodaは、自分のペースで求人を探しつつ、エージェントが紹介する非公開求人の紹介を受け、サポートを受けながら転職活動を進めていきたい方におすすめの転職エージェント。

著者
西山 さき

著者 西山さき

Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。

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