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求人の特徴と万一入社してしまった場合の対処法
転職する際、ブラック企業だけは避けたいと誰もが共通して考えているはず。ではブラック企業とは何なのでしょうか?明確な定義がおこなわれている訳ではありませんが、厚生労働省では、一般的なブラック企業の特徴として、以下の3項目を挙げています。
ブラック企業の一般的な特徴(厚生労働省)
要は労働者を過酷な状況に追い込み、搾取する企業を総じてブラック企業と考えれば良いでしょう。
ちなみにブラック企業は中小やベンチャー企業に限りません。上場しているような大企業であっても、過酷な労働を強いるケースは後を絶ちません。大企業や一定の規模がある中堅企業に関しては、労働環境が過酷な企業を逆に表彰する「ブラック企業大賞」や、企業の評判がわかる転職口コミサイトをチェックすると良いでしょう。
ではこれらのサイトを見てもチェックできない場合、そのブラック企業がブラック企業がどうかをどのように見分ければ良いのでしょうか?
今回の転職活動の歩き方のニュースは、ブラック企業の見分け方とその対処法について解説します。
ブラック企業はどうしても離職率が高くなるため、常に求人を行うことになります。そして入社した人を追い込み、搾取し、その人が辞めたらまた次の募集を行うのです。この繰り返しでブラック企業の経営は成り立っていると言っても過言ではありません。
以下は転職活動の歩きかた編集部が厳選したブラック企業の求人によくある5つの特徴です。
ブラック企業の求人によくある5つの特徴
いつ見ても求人募集を行っているのは前述したように離職率が高いから。給与水準に関しては、労働者から搾取するために低く抑えているか、募集が集まらないため高く設定しているケースがあります。ただ高い給料を受け取るためには所定の条件を満たす必要があり、実際には低賃金と言うケースも多いので注意しましょう。
みなし残業が明記されていない場合は注意が必要です。みなし残業の上限は45時間でそれ以上は違法です。みなし残業が給料に含まれる場合は、何時間になっているのか、しっかり確認していきましょう。答えに躊躇する企業、極端に長い企業は確実にブラック企業です。
「やるき」「情熱」「成長」「スピード」「未経験歓迎」といった言葉が悪い訳ではありませんが、あまりにも抽象的で仕事の内容がわからず、これだけでは自分に合った仕事かどうかを判断することができません。
ブラック企業はこのような言葉を多用する傾向があるので注意しましょう。
これらの企業を除外し、転職活動に取り組むためのもっとも簡単な方法は、転職エージェントの活用です。
転職エージェントに登録すると、転職のプロ「キャリアドバイザー」が選別した求人の紹介を受けることになりますが、その際、これらの特徴のある企業は除外して欲しいと伝えれば、ブラック企業の求人に遭遇する確率は格段に減ります。
※転職エージェントの求人にブラック企業がない訳ではありませんが、登録段階でしっかり選別がおこなわれているので、そもそもブラック企業に当る率はわずかです。
自分自身ではしっかり注意していたつもりでも、巧妙な手口で騙され、ブラック企業に入社してしまうこともあるでしょう。大事なのは、その場合にどう対処するかです。
ブラック企業は社員を精神的に追い詰め、意見が言い難い環境を作ってきます。また退職届を提出しても受理しないケースもあるでしょう。
ただこれは完全に法律違反であり、罰則の対象です。このような問題が起こったら、労働基準監督署に相談しましょう。
退職が認められない場合は、退職代行サービスを使うというのも選択肢の1つです。弁護士が介在しているサービスであれば、ブラック企業のどのような要求も跳ねのけてくれるはずです。
ブラック企業は違法です。労働者が何ら躊躇する必要はありません。直接対面するのが難しければ、行政の力や退職代行サービス等の力を借りつつ、立ち向かいましょう。
そして状況が改善したら、気持ちを切り替えましょう。きっとその先には環境の良い職場が待っているはずです。
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