転職面接質問・回答集
応募者のスキルと経験を問う「現在の仕事内容は?」という質問に対する回答例
質問の裏側/面接官のホンネ
スキル・経験に関する問いは、転職面接の定番質問の一つです。
この質問によって、面接官は、応募者が今までどのような業務をこなし、どれくらいの経験・スキルを持っているかを把握し、業務への適正や即戦力になる度合いを測ろうとします。
「前の仕事ではどのようなことをしていたのですか?」「今の業務の範囲や進め方を説明してください」等、質問には様々なバリエーションがありますが、問われている内容はすべて同じスキルと経験です。
回答の際は、事前に自分のスキル・経験を整理したうえで、応募企業のニーズに合った部分を見極め、回答に活かしていく必要があります。
たとえば、営業から企画などの異業種に転職する場合、営業の業務内容を延々と説明したり、契約獲得数などをアピールするよりも、企画に必要とされる視野の広さやリサーチ力、マーケティング力、プレゼン能力、その業種に特化した専門知識などにスポットを当てて自分のスキルと経験を見直し、どの部分がアピールポイントになるかを見極めましょう。
回答は簡潔にまとめ、40秒から50秒程度で話し終えるくらいが理想です。
難解な専門用語や略語は面接官に理解してもらえない可能性もあるため、一般的な語句に置き換え、必要に応じて簡単な説明も加える等の工夫をしましょう。
営業職・販売職への応募
営業職・販売職のスキルと経験を話す場合は、その商品やサービスなどの特性、営業方法、顧客の属性、担当した顧客数、数値化した実績などを具体的に説明しましょう。
経験者が優遇される職種ですが、営業職・販売職とも業界によって仕事内容が大きく変わり、「同業界の同業種」などピンポイントの需要が多くなります。
事務職への応募
事務の業務内容は、会社によって守備範囲や担当業務が大きく異なります。事務職としてのスキルを説明する場合、まずは現在の役割と主要な業務を説明し、一日の仕事量など処理速度についても触れていくのがおすすめです。
また、前述の通り、企業研究など情報収集をしっかり行い、ミスマッチが起こっていないか、企業の求める人物像がどのようなものかを把握しましょう。
スキル・経験に関する質問は、即戦力となる人材を求めて中途採用を行っている企業にとっては、かなめの問いの一つです。
企業の規模によっては採用後の経営動向を左右することもあるため、慎重にチェックされると理解しておきましょう。
事前の準備も可能なため、企業研究と面接準備をしっかりと行い、アピールにつなげましょう。
志望理由、転職理由、自己PR等、転職面接で聞かれる事は多岐にわたります。面接を受ける前にこれらの質問項目に対してしっかりと回答を用意する必要があります。ただ、回答を用意しただけでは、その力を本番で発揮する事はできません。大事なのはしっかりとシミュレーションを行い、実際にその力を発揮する事です。ちなみに面接力をアップさせるための方法は大きく3つあります。
1自分でシミュレーション
自分で声に出して面接の質疑・応答を練習する。録音して質疑応答に問題がないかチェックしておくと更に効果的
2友人・家族を相手にシミュレーション
セルフシミュレーションより効果的なのが友人・家族など自分以外の人間に面接官になってもらう方法。決められた質問だけではなく、アドリブを混ぜてもらう事で効果アップ
3人材紹介会社のキャリアコンサルタントとシミュレーション
人材紹介会社のキャリアコンサルタントは面接のプロ。シミュレーションを依頼する事で的確なアドバイスを期待できる。転職活動中の人、これから転職を検討する人は上手く活用したい。
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