銀行からの転職

Case.銀行からの転職 転職を考えている銀行員の方のために、銀行からの転職のポイントを解説

銀行からの転職~はじめに~銀行からの転職00

銀行からの転職

エリートの象徴であり、安定性と年収の高さから学生の就職人気企業ランキングでは、常に1、2を争う人気を誇った銀行(メガバンク)ですが、近年はその人気が急落しています。

キャリタス就活を運営する株式会社ディスコの「就職希望企業ランキング 総合編(2017年12月~2018年3月調査)」では、前年1位のみずほフィナンシャルグループが17位に、同5位の三井住友銀行が14位に、同2位だった三菱UFJ銀行が4位まで下落。
実際に銀行内を見ても、新卒入社の難関を突破し、希望する銀行に就職したはずの若手行員の転職が増えてきています。

そこで、今回の「転職活動の歩き方」の特集では、銀行からの転職を取り上げます。実際に銀行から他業種へ転職する上で、有利になるポイントと注意点、銀行員におすすめの転職先に加え、銀行からの転職のポイントやおすすめの転職エージェントについても詳しく解説しています

これから先まだまだ続いていく社会人人生、銀行に残って後悔しないためにも、転職を検討している銀行員の方は、本特集をぜひチェックしてみてください。

銀行から転職する人が増えている理由銀行からの転職01

銀行からの転職

銀行の就職人気の低下と、転職者の急増は無関係ではなく、銀行の人気の低下と共に、銀行から転職する人がここ5年で急増しています。

では、いったいなぜ銀行から転職する人が増えてきているのでしょうか。

まず初めに挙げられるのが、銀行業自体の収益先細りに加え、人員・店舗の削減計画によって、ポストが減る一方で、ノルマが厳しくなり、働く場所としての魅力が減っている点です。現在は銀行員の目標の一つと言われている支店長代理(※早ければ入行8~9年目で昇格できる最初のポスト)に、同期の2割しかなれない時代であり、支店長を目指し、勤め上げるという出世ルートが崩れたことから、銀行を離れる人が続出。特に、メガバンクよりも収益力がさらに劣る地方銀行は人材流出が深刻化しています。

地方銀行と比較するとまだ待遇が良いメガバンクの場合、3年離職率は約1割、30歳時点でも2~3割程度と、人材の流出はまだ限られていますが、1.9万人の人員削減と100店舗の削減を公表したみずほフィナンシャルグループをはじめ、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループも、中長期的に人員・店舗数を削減し、AIの導入等を通して、店舗の自動化を推進する計画を発表。今後銀行員はさらに削減され、それに伴い行員の転職は増えていく可能性が高いでしょう。
また、銀行の「減点主義」も転職者が増加する一因と言われています。リスクをとって新しい取引先を開拓するよりも、あるべき基準を維持することに重点が置かれる銀行の成績評価や、定型化された業務に魅力を感じず、転職に踏み切る銀行員も増えているのです

では、銀行員は転職市場で、どのように評価されているのでしょうか?大手転職サイトのdodaによる調査では、銀行員の転職先は、約6割が非金融業となっており、dodaの大浦征也編集長によると「銀行員はベースの能力が高いとみられ、転職市場での評価は高い」とのこと。

しかし、年齢による違いもあり、年齢が上がれば上がるほど転職が難しくなるのは間違いありません。転職を考えている場合には、早めに動き出すことが、転職を成功させる鍵と言えるでしょう

日銀によるマイナス金利及びゼロ金利政策は、銀行業の収益の基盤を大きく揺らがせており、銀行員が「一生安泰」の職業とは言えない時代になったことは間違いありません。銀行員は、この機会に転職も視野に入れ、自分自身のキャリアを再度考える良い機会なのではないでしょうか

銀行からの転職は有利?銀行員の転職の有利なポイントと注意点銀行からの転職02

銀行員の転職は有利?

銀行員の転職市場での価値は高いと言われていますが、では具体的に銀行員が有利なポイントはどこにあるのでしょうか?

以下は銀行員が評価されるポイントを箇条書きでまとめたものです。

  • 銀行からの転職者が企業に評価されるポイント
  • ・極めて競争率の高い就職活動を勝ち抜いて銀行に入行している
  • ・入行後も研修をしっかり受けてきた人材として、社会人の基礎力が高い
  • ・特に総合職はジョブローテーションにより、さまざまな業務を経験している
  • ・数字に強い、タフなビジネスの現場を経験している
  • ・多数の資格を取得していることで「勉強ができる人材」として評価。新しい環境や仕事でもその勤勉さを発揮するのではという期待ができる

このポイントを見ると、銀行員がこれまでの業務で培ってきた実務での知識や経験、そしてポテンシャルを企業が評価していることがわかります。また、これらのポイントに加え、財務・会計等、金融の専門知識がある場合はさらにプラスの評価を獲得できるでしょう

銀行からの転職 デメリットと注意点

銀行からの転職

ここまでは銀行からの転職で有利なポイントをご紹介しましたが、銀行からの転職においてはデメリットや注意すべき点も当然あり、転職をするにあたってこれらを理解しておく必要があります。
まず第一に、収入がダウンするケースがあるという点。特にメガバンクから異業種に転職する場合、将来の年収が下がる恐れは十分にあります。さらに、転職先では、手厚い福利厚生が受けられなくなる可能性が高いことも理解しておくべきポイントです。銀行の福利厚生の質は非常に高いため、これを基準にして考えると、世間的には普通の待遇だとしても満足できず、転職したことを後悔してしまう事もあるでしょう。

また、年齢による転職難易度の違いにも注意が必要です。
銀行員としての経験が浅い23歳~26歳くらいまでの第二新卒枠の場合は、そのポテンシャルと基礎力が評価されるため、比較的転職しやすく、企業からも重宝されやすい傾向があります。その一方で銀行員としてのキャリアがある程度長く、安定した銀行業務に慣れ切った30代~40代の場合、銀行とは異なる業務に適応できるだけの能力や他業種や他の仕事のやり方に対する柔軟性を持っているかどうかが重要になってきます。転職市場の傾向としては、年齢を重ねるほど銀行員の転職は難しくなり、40代以上の転職はかなり厳しいのが現状です

銀行員の転職先と銀行からの転職のポイント銀行からの転職03

銀行員の転職先

では、銀行員の転職先としては主にどういった業種・職種があるのかみていきましょう。

金融業界
銀行員の転職先としてまず挙げられるのが金融業界です。
銀行員の転職者の傾向として、転職先の企業業績が安定しているかという観点で転職先を選ぶ人が多く、信用金庫や保険会社、証券会社など、金融関連の職場に転職するケースが非常に多くなっています
また、営業職を希望する場合や、実力主義の世界で高収入を目指す場合は、外資系証券会社、投資ファンドに転職する人も
ただし、これらの業界は、銀行以上に数字に対するノルマが厳しく、結果が問われるケースがほとんど。数字にコミットできるタフネスさが必要になる点には注意が必要です。
企業の財務部門や経理、税理士・公認会計士
企業の財務部門を転職先とするのも選択肢の一つです。銀行員として多数の決算書を読みこんだ経験や、融資業務で培った経験を評価し、銀行から融資を引き出す必要がある企業が銀行出身者を財務部門に採用するケースは少なくありません。
また企業の経理部門も銀行員の転職先として挙げられますが、「銀行員は決算書を読むことはできても作ることはできない」と言われるように、経理には専門知識と経験が必要とされ、銀行員だからといって必ずしも有利ではない点には注意が必要です。

また、税理士や公認会計士の資格を取得し、将来的にはベンチャー企業のCFOを目指す等、お金に関するスペシャリストとしてステップアップを狙うという選択肢も考えられます。

これらの選択肢以外にも、安定性を求めて公務員を目指す場合や、不動産業界コンサル業界への転職も多く見受けられます。

  • フィンテックへの注目が急上昇!銀行からIT業界への転職は可能?
  • 現時点で、銀行員というキャリアだけではIT業界への転職は困難と言えるでしょう。しかし、銀行員は地頭の良さが評価されるケースが多いため、一定の知識を学び、資格を取得することでエンジニアへの職種転換は決して難しくありません
    ITエンジニアという職種に興味がある方は、この機会に思い切ってエンジニアを目指して見るのも良いでしょう。

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銀行からの転職のポイント

銀行から転職するうえで最も重要なポイントは、この機会に今後のキャリアプランを見直し、転職後のビジョンを明確にすること。銀行員として働いている人の中には「社会的ステータス」「給与が高い」「安定している」といった点を理由にメガバンクを目指し、就職したというケースも少なくないはず。たしかに、メガバンクは一見すると世間体が良く、倒産の可能性も他業種に比べれば少ないうえに、給与は比較的高めと言えるでしょう。ただ働くということはそれが全てではないはずです。そしてだからこそ、銀行員という地位を得たにも関わらず、転職したいという想いが出てきているのではないでしょうか?
つまり、転職する際、就職した時と同じように「社会的ステータス」「給与が高い」「安定している」という点を重視すると、また同じような原因で不満が溜まり、再び転職活動をしなければならないケースも考えられます

まずはなぜ転職したいのかを出発点に、これから先自分自身がどのような働き方をしていきたいか、何だったら頑張れるか、どのような仕事に楽しさを見出すのか、そしてどのような仕事で社会に貢献していきたいのか、等、将来のビジョン・自分のキャリアプランを再度検討し、明確にすることが、銀行から転職するうえで最も重要なポイントと言えるでしょう

銀行からの転職におすすめの転職エージェント銀行からの転職04

将来のビジョンやキャリアプランが明確になったら、転職サイトや転職エージェントを上手く活用し、転職活動に取り組んでいきましょう。特に転職エージェントは、非公開求人の紹介を受けることができるのに加え、転職のプロからさまざまなサポートを受けることができます。転職エージェントにはそれぞれ得意分野や特徴があるので、以下を参考に、自分に合った転職エージェントに登録し、転職活動を効率的に進めましょう。

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リクルートエージェント

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圧倒的な求人数と転職成功実績を誇る転職エージェントのリーディングカンパニー。
取扱い求人は約20万6,000件を超えており、これまでの転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期)と、業界No.1の求人数と実績を誇っている。幅広い業界の求人を取り扱っている上、求人のピックアップや模擬面接等のサービスを提供するキャリアアドバイザーの質の高さにも定評がある。銀行から異業種への転職を考えている20代、第二新卒の方に特におすすめの転職エージェント。

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パソナキャリアは、総合人材サービス大手「パソナ」が運営する転職エージェント。求人数は、非公開求人2万9,500件以上を含めた4万9,000件以上と業界トップクラスを誇る。また、取り扱う業種・職種も、ITから金融、医療と幅広い。
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銀行からの転職~まとめ~銀行からの転職05

銀行からの転職

銀行からの転職のポイントを解説した今回の特集はいかがでしたでしょうか?
安定性とエリートの象徴であった銀行は、「一生安泰」の職場ではなくなってきており、銀行から転職する行員が増加していることは間違いありません。
銀行からの転職は、有利なポイントもありますが、銀行を離れ転職するリスクももちろんあり、それらをしっかり理解し、転職活動に取り組むことが大切です。

また、転職においては、なぜ自分が転職したいのかをはじめ、自分がどのような働き方をしていきたいか、何だったら頑張れるか、どのような仕事に楽しさを見出すのか等、将来のビジョン・自分のキャリアプランを再度検討し、明確にしておけば、転職した後で後悔する可能性がぐっと低くなります。

銀行に残って後悔しないためにも、本特集を参考に、銀行からの転職のポイントを理解し、未来につながる一歩を踏み出しましょう!

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