MRから転職するには?キャリアアップ転職や異業種転職の方法を解説

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MRの転職先や異業種転職を解説

MRから転職するには?

はじめに

MRは年収が高く、企業側の求人ニーズの高い人気職種の1つ。その一方で仕事がハードで、勤務が深夜まで及ぶケースや土日休日出勤、接待等で多忙を極めるケースも少なくありません。
MRの中には「忙しさから体を壊してしまった」、「将来のキャリアプランを考えた際に長くMRとして働くビジョンが見えない」等の理由から、キャリアチェンジを検討している方や、異業種への転職を決意しているという方も。

MRからの転職を決意したものの、異業種転職の難しさや、転職活動をどう進めていくべきかに悩んでいるという方も多いはず。また、MRとして積み立てたキャリアを活かし、キャリアアップを目指すという選択肢もあります。

そこで、今回の転職活動の歩きかたは、MRからの転職について徹底解説。MRからの転職先にはどのような選択肢があるか、異業種転職の際に意識したいポイント等をわかりやすくまとめました。また、MRからの転職におすすめの転職エージェントや、キャリアアップしたい場合の転職についての情報も。

MRとして働き続けることに悩んでいるという方や、MRから異業種への転職を検討している方、MRからキャリアアップ転職したいと考えている方は、ぜひ本特集をチェックしてみてください。

MRからの転職 そのスキルが活かせる転職先は?

MRから転職したいと考えている場合、まずはMRの仕事で得たスキル・経験の棚卸しを行い、その能力が活かせる転職先を見つけることが重要です。
MRは、専門性の高い特殊な職種ではありますが、MRの仕事を通して身につけたスキルは他業種にも応用できるものが数多くあります。

まずは、MRの仕事を通して得たスキルの棚卸しからはじめましょう。

MRのスキル・画像

転職面接の自己PRでアピールできるMRの強みとは?

MRは、高い専門性の他に、営業という職種とその仕事内容を通してさまざまなスキルを身に着けることができます。

異業種への転職でアピールできるMRの強み・スキル

  • 高いコミュニケーションスキル・交渉力
  • 顧客との関係・信頼構築力(タフさ)
  • 目標達成能力
  • 顧客マネジメント能力
  • 情報収集・インプット能力の高さ
  • 未知の領域への向学心

MRという職種は、高いコミュニケーションスキルを必要とする営業職種。また、新薬や最新の医療情報などの新しい情報を常にキャッチアップし、高い専門性を身に付ける力も持っています。さらに、病院・医師等との長期にわたる信頼関係の構築・維持を行うことから、肉体的にも精神的にもタフである点も特徴の1つです。
その他にも、営業職として培った目標達成能力や、顧客のマネジメントを行う能力もMRのスキルと言えるでしょう。

これらの強みやスキルは、他の多くの業種でも必ず活きます。異業種転職を目指す場合においても、志望企業・職種の業務内容と絡めてしっかりとアピールすることで、転職の成功率が高まります。

次のチャプターでは、これらのスキルを活かしてどのような業界に転職できるか、転職先の選択肢をチェックしてみましょう。

MRから異業種・異職種へ転職したい!その転職先は?

MRからそのスキルや経験を活かして異業種へ転職する場合、転職先としては大きく2つの選択肢が考えられます。一つは、医療業界の他職種や医療に携わる企業。もう一つは、MRの経験やスキルを活かせる他業界の営業職です。

これら2つの転職先を具体的に解説します。

医療に携わる分野の企業に転職する場合の転職先の例

  • コンサルティングファーム(ヘルスケア分野の経営コンサルタント、医療業界の人材コンサルタント等)
  • 病院(治験コーディネーター、臨床開発モニター等)
  • 医療情報企業(マーケティング職等)
  • 製薬会社(MSL、CRA等)
  • 医療機器メーカー(営業職等)
  • IT・ヘルスケアベンチャー(医療ライター等)

医療に携わる分野へ転職する場合、職場としては、まず医療機器メーカーや医療情報企業、ヘルスケア分野を手がけるコンサルティングファーム、IT・ヘルスケアベンチャーなどが考えられます。

高いコミュニケーション能力と医療業界への人脈、医薬品に関する専門知識や業界知識を持つMRは、医療分野の他職種においても需要の高い人材です。医療情報企業や医療機器メーカーでマーケティング職、営業職として活躍できるほか、コンサルティングファームでは、医療業界の人材コンサルタントやヘルスケア分野の経営コンサルタントとして、その強みを活かして活躍しているケースも。

医療に携わる分野・画像

MRから強みを活かして転職する場合は、製薬会社の他職種も検討すると良いでしょう。MRからのキャリアチェンジを実現した方のなかには、MSL(メディカルサイエンスリエゾン)やCRA(臨床開発モニター)への転職事例も。
MRは、製薬会社の営業やマーケティングの組織に属す一方で、MSLは安全性情報室に類する組織に属する職種です。KOL(医療分野の専門家)をサポートし、最新の医学・薬学情報を提供して医療活動や臨床研究を支援します。
CRAは、治験を行う医療機関と医師の選定、実施依頼・契約手続き、モニタリング業務などを行う職種。MRから転職し、目指す人も多い人気の職種です。

また、MRで培った医薬品に関する知識や医師とのコミュニケーションスキルを活かしたい場合は、医療機関でCRC(治験コーディネーター)として働くのも選択肢の一つ。新薬開発の現場に携わることができるため、MRの経験を活かすことができるやりがいのある職種と言えるでしょう。

MRには、IT・ヘルスケアベンチャーで医療系の専門ライターに転職するという選択肢も。 メディカル系の専門知識を持つライターは需要が高く、MRとしての経験や知識を活かし、質の高い医療系記事を執筆できる人材として活躍することができます。

MRから異業種に転職する場合の転職先

  • 金融業界(営業職)
  • メーカー(営業職)
  • コンサルティングファーム
  • マーケティング会社
  • 広告代理店

MRから全くの異業種に転職する場合、MRで培った営業のスキルを活かせる職種に転職すると良いでしょう。高い交渉力と信頼関係構築におけるタフさを持つMRは、金融業界やメーカーの営業職としてもその強みを活かして活躍することができます。
その他には、情報収集能力やマネジメント能力を活かしてコンサルティングファームに転職するという事例も。医療関係の企業や機関を顧客に持つマーケティング会社や広告代理店で活躍するMR出身者もいます。

上記のような異業種に転職する場合は、同業界の異職種に転職する場合よりもさらにしっかりと準備を行い、転職活動を進めていくことが大切です。
次のチャプターでは、MRからの転職を成功させるポイントを解説します。

MRから異業種・異職種への転職 転職活動を成功させるポイント

異業種、異職種への転職は、MRに限らず、どのような職種であっても難しいものです。転職を成功させるには入念な準備が必須と言えます。
以下では、転職活動を進めていくにあたって、気をつけたいポイントを解説します。

MRから異業種への転職を成功させるポイント

  • 転職理由を明確にし、キャリアビジョンを描く
  • 応募書類、面接の準備は入念に
  • 転職のプロである転職エージェントのサポートを活用する

MRから異業種・異職種への転職を成功させるには、まず転職理由をしっかりと掘り下げ、なぜその業種(職種)に転職したいのかをしっかりと考えることが重要です。MRを辞めたいと思った理由や、その業種・職種へ転職したいと思った理由を掘り下げ、冷静に分析してみましょう。転職理由を明確にすることで、志望動機の説得力が増し、書類選考に通過する率も高まります。また、転職理由の分析過程で、転職において譲れない条件やその優先順位、将来のキャリアビジョン等も見えてくるはずです。

キャリアビジョン・画像

また、当たり前のことだと思われるかもしれませんが、応募書類や面接の準備は応募する1社1社手を抜かず、入念に行いましょう。履歴書や職務経歴書は、転職エージェントや知人など、第三者に添削してもらい、客観的なアドバイスをもらうのも有効な手段です。面接が苦手と言う方は、想定問答を作成し、イメージトレーニングをするのはもちろん、実際に声に出して練習をすると良いでしょう。

ちなみに、異業種への転職を考えている場合は、転職エージェントの活用が欠かせません。転職のプロである、転職エージェントのキャリアアドバイザーを活用することで、転職の成功にぐっと近づきます。
転職エージェントは、一般に公開されている求人だけではなく、非公開求人も多数取り扱っており、今後のキャリアプランを相談することもできます。さらに、応募書類の添削や模擬面接等の対策を受けることも可能。業界ごとに特化した専門性の高いキャリアアドバイザーによるサポートが受けられるだけでも、転職エージェントはぜひ活用したいサービスです。

MRから異業種への転職におすすめの転職エージェント

MRから異業種への転職におすすめの転職エージェントをご紹介します。以下を参考に、自分に合った転職エージェントを見つけ、効率的に転職活動を進めましょう!

リクルートエージェント

リクルートエージェント・画像

リクルートエージェントは、圧倒的な規模と実績を誇る転職エージェントの最大手。数ある転職エージェントの中でも、他を圧倒する求人数を有しており、ほぼすべての業種・職種の求人をカバー。MRをはじめ、医療業界からの転職や異業種への転職にも幅広く対応し、実績面でも他を圧倒している。
リクルートエージェントの特徴は、業界ごとに特化したキャリアアドバイザーの質の高さ。経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しており、各業界に対する高い専門知識を持ったキャリアアドバイザーから、細やかなサポートを受けることができる。未経験職種への転職支援実績が豊富な点もうれしい。
また、業種・職種を問わず幅広いコネクションを持っている点もリクルートエージェントの大きな魅力。国内大手企業はもちろん、ベンチャー企業、外資系企業等からも多数の求人が集まっており、さまざまな求人に出会うことができる。
MRから異業種・異職種への転職を考えている方にとって、リクルートエージェントは、まず登録しておくべき転職エージェントであることは間違いない。

doda(デューダ)

doda(デューダ)画像

doda(デューダ)は、総合人材サービス大手・パーソルキャリアが運営する転職エージェント。転職者が自ら案件を検索し直接応募する「求人サイト」としての機能とキャリアアドバイザーが求人の紹介を行う「エージェントサービス」のサービスを一元化して提供している。
dodaの特徴は、キャリアアドバイザーのきめ細かいサポート。転職をサポートするキャリアアドバイザーは、業界・職種・地域ごとに担当が分かれており、業界ごとの転職情報・求人情報に精通している点は嬉しい。
また、スカウトメールの配信数が多い点もdodaの魅力。登録したWeb履歴書をもとに、幅広い企業からオファーが届くため、自分に合った求人だけでなく、さまざまな業界・職種の求人などに出会い、選択肢を広げることができる。
転職サイトと転職エージェントのサービスを一元化して利用できるdodaは、豊富な選択肢の中から転職先を見つけたいという方はもちろん、業界に精通したキャリアアドバイザーによるサポートを受けながら、異業種への転職を目指したいというMRの方であれば、利用を検討すべき転職エージェントだろう。

今の職場から転職したい MRの同業種転職

転勤が多く多忙なMRとして働き続けることが不安で転職を考えているという方の中には、「身につけた専門性や経験は活かせる職場を探したい」という方も多いはず。
その場合は、同じMRでワークライフバランスが取れる企業を探してみることも選択肢の一つ
MRの転職に強い転職エージェントを利用し、自分に合った働き方や職場を探してみるのもおすすめです。

MRの転職に強い転職エージェント

リクルートエージェント(MR・メディカル専門職)

DMM WEBCAMP COMMIT・画像

リクルートエージェント(MR・メディカル専門職)は、リクルートエージェントが提供するMR・メディカル専門職の転職支援サービス。常時1,500件を超える求人を抱えており、実績・求人数は共にトップクラスを誇っている。医薬・製薬業界や医療機器メーカーの求人にも強く、転職成功実績は他の転職エージェントと比較して圧倒的に高い
リクルートエージェント(MR・メディカル専門職)の特徴は、業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動を徹底サポートしてくれる点。リクルートエージェントでは、全国に医療業界の専任担当を配置しており、医療業界の動向やニーズをきめ細かく把握している。医療業界の転職支援に関して経験豊富なキャリアアドバイザーから、履歴書・職務経歴書のブラッシュアップはもちろん、面接対策から年収交渉までフルサポートを受けられる点は大きな魅力だろう。
リクルートエージェント(MR・メディカル専門職)は、現在MRとして働いており、労働環境の改善のために転職したいと考えている方や、医療業界内での転職を検討している方であれば、まずチェックしておきたい転職エージェント。

MRからの転職 コロナ禍での転職活動のポイントは?

新型コロナの影響下での転職活動のキーポイントは、Web面接対策
このコロナ禍の採用面接時の感染対策として、一次選考や二次選考にWeb面接を導入する企業が増加しており、今後もWeb面接が転職面接の入り口として定着していくことは間違いありません。
そこで、このコロナ禍においてMRからの転職を目指して転職活動に取り組む場合は、Web面接対策をしっかりと行うことが重要です。
Web面接の選考を受ける際は、ツールの準備や使い方の習得、Web面接と対面面接の違いを意識した面接対策などにしっかりと取り組む必要があります。

Web面接・画像

また、志望企業に入社するに当たり、このコロナ禍をどう乗り越えていくかという視点を持ち、転職活動を行うことも大切です。特に異業種転職を考えている場合、医療業界というコロナ禍で伸びていくであろう業種から、なぜその業種・職種に転職したいのか、転職を通じてどのようにその企業の業務に貢献できるのかをしっかりとアピールできれば、転職の成功率が高まるはずです。

転職活動時のコロナウイルス感染対策の一環としては、Web面談での登録・サポートに対応している転職エージェントを利用するのがおすすめ。本来、転職エージェントは対面での面談が登録の条件ですが、2021年現在は、コロナウイルス感染対策のため、Web面談での登録を受け付けているサービスが増えています。移動と接触のリスクを減らし、安全に転職活動を進めていくためにも、そういった転職エージェントを積極的に利用するのがおすすめです。

まとめ

MRは、高い専門性が求められ、やりがいのある仕事であると同時に、ハードな職種でもあります。

MRとして働いている方の中には、「医療の仕事や医薬品の普及に携わりたい」「人の役に立つ仕事がしたい」と仕事への理想や志を高く持っている方も多いはず。ただ、仕事によって身体や精神にかかる負担は、本人の努力だけではどうにもならない側面もあると言えるでしょう。

医療・画像

MRの仕事で得たスキルや経験を活かす方法は、MRという職種以外にもたくさんあります。現在の職場や仕事内容が「自分に合わない」「精神や肉体への負担が大きい」という場合は、別の業種や職種を目指してみるのも選択肢の1つです。

MRからの転職に悩んでいるという方は、本特集も参考に、働き方やキャリアビジョンなどを見つめ直し、自分に合った環境を見つけ、転職を成功させましょう!

著者
西山 さき

著者 西山さき

Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。

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