公務員から民間企業への転職を成功させる方法

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公務員から民間企業への転職を考えている方のために、転職を成功させるためのポイントを詳しく解説

公務員から民間企業への転職

はじめに公務員から民間企業への転職 元公務員・編集部スタッフMの体験談

公務員は、安定した就職先として、常に学生の就職先人気ランキングで上位にランクインしています。2019年卒の学生を対象とした調査「就職したい企業・業種ランキング」(リスクモンスター株式会社)でも、「国家公務員」が1位、「地方公務員」が2位という結果に。むしろ以前と比較しても、公務員人気は高まっていると言えるでしょう。
ただし、実際に働いたあとの満足度が高いかどうかは全く別の問題です。公務員試験を突破し、念願の公務員になったものの、「古い体質と仕事の単調さ」や「自分の能力を発揮できない」、「前例がない仕事にはなかなかチャレンジできない」ことに苦痛を感じ、民間企業への転職を考える人が増加しているのもまた事実。

実際に「転職活動の歩きかた」編集部でも、公務員から転職したスタッフが活躍しています。
以下に、元公務員の編集部員Mが、公務員から民間企業へ転職した理由と、転職を目指す公務員の方へのメッセージをご紹介します。

元公務員・編集部員M

私の場合は仕事がすごく暇で、何か改善提案してもそれが評価されない職場だったのでやりがいを感じずに転職を考えるようになりました。
周囲からは「なぜ公務員を辞めるの?」とすごく反対されましたが、自分を信じて転職活動に取り組みました。今の会社は3社目です。仕事なのでもちろん大変なこともありますが、やりがいをもって働くということができています。
公務員時代と比較すると、民間企業の忙しさは想像以上でしたが、転職したことに後悔はありません。年をとってからだと難しかったと思うので、早く動いたことも良かったと思います。定年まで公務員でいることをイメージできない方は、早めに転職活動に取り組み、民間企業で働くことをおすすめします。

公務員試験を突破しているということは、その時点で努力する力や、一定の学力があることは間違いありません。ただし、公務員から民間企業への転職は思ったより簡単ではないのも事実。
また、民間企業と公務員には、仕事のやり方に大きな違いがあるため、その違いを受け入れられるかという点も重要です。
公務員から民間企業への転職を後悔しないためにも、転職するのは簡単だと思わずに、公務員と民間企業の違いや、転職を成功させるためのポイントをしっかり理解しておきましょう。

公務員から民間企業への転職画像

現在の仕事に不満があり、公務員からの転職を目指している方は、企業選びを間違えなければ、必ず自分が希望するやりがいのある仕事ができるはずです。本特集をしっかりチェックし、転職を成功させましょう!

公務員と民間企業の違い

まず、転職について考える前に、公務員と民間企業の違いについて見ていきましょう。
公務員と民間企業では、仕事内容だけでなく、組織の目的や考え方が大きく異なります。この違いを理解せずに公務員から民間企業へ転職すると、転職先の職場で「思っていた仕事と違った」「価値観が合わない」等の理由で、転職を後悔してしまうことになりかねません
公務員から民間企業へ転職する際には、それぞれの違いを理解し、納得した上で転職活動に取り組みましょう。

公務員と民間企業の違い

公務員と民間企業の最も大きな違いは、存在する目的が異なるという点です。民間企業は、営利を目的として経済活動を行う組織。対して公務員は、国や地方の行政に携わり、国民の生活をより良くすることを目的として働いています。国や自治体の予算内で活動を行い、金銭的な利益の追求が目的ではありません。まずは、その違いを理解しておきましょう。
売上・利益を追求する民間企業では、効率を重視し、結果を出すことが求められます。また、利益を追求するため、前例がない仕事にもリスクを取り、チャレンジすることも。「利益」という結果がシビアに求められる点は、公務員と民間企業の大きな違いと言えるでしょう。また、各企業・業界の体質によって多少違いはありますが、評価に関しては減点主義ではなく、加点主義である点も特徴の1つです。

公務員と民間企業の違い

  • 売上・利益の追求
  • 効率を重視し、結果が求められる
  • リスクを取り、チャレンジする(前例がない仕事)
  • 減点主義ではなく加点主義

公務員から民間企業への転職を成功させるポイント

次に、公務員から民間企業への転職を成功させるための、転職活動のポイントを解説します。

1なぜ辞めたいのか/転職したいのかを整理

まずは、公務員を辞めたい理由を掘り下げ、なぜ公務員を辞めたいと思ったのか、それが転職することで解決できるのかを考えることが重要です。転職したいと思う気持ちや背景、現状について冷静に再確認し、自己分析をしっかりと行うことで、志望動機や転職理由に説得力が増します
転職活動をいきなり始めるのではなく、まずは自分の気持ちを整理し、分析してみましょう。

2「転職後どのような仕事がしたいか」「どんな働き方がしたいか」を明確に

転職するにあたっては、「公務員が嫌だから/つまらないから民間企業へ転職したい」ではなく、自分の強みを活かせば活躍ができるはずと思った分野や、やりたいと思った仕事に転職をすることが大切。転職後どのような仕事がしたいかはもちろん、どのような働き方をしていきたいか、将来どのようになっていたいか等を、自分の中で明確にしていきましょう。そのためには、5年後・10年後のキャリアプランを具体的に描いてみることも有効です。

3転職先の企業で必要なスキルを身に付ける

転職したい仕事に必要な資格やスキルがあれば、できれば転職活動に取り組む前に取得しておくのがおすすめ。また、高い語学力や、業務に役立つITスキルが身についていることで、有利になるケースも。転職したい業界や職種が決まったら、業界研究などの情報収集と合わせて、スキルや資格の取得・勉強に取り組みましょう。

公務員からIT業界(エンジニア・プログラマー)への転職を目指す方に

エンジニアやプログラマーは、理系出身者だけの職種ではありません。現在では、文系出身で活躍する方も増え、未経験からエンジニアへの就職を保証するサービスもあります
ただ、プログラミングスキルや知識が全くない場合は、IT業界への転職は非常に困難だと言えるでしょう。一方で、公務員は地頭の良さが評価されるケースが多いため、一定の知識を学び、スキルや資格を取得することで、エンジニアやプログラマーとしてIT・Web業界へ転職することも十分に可能です。
以下では、転職支援付きのプログラミングスクールをご紹介します。

GEEK JOB(ギークジョブ)

GEEK JOB

GEEK JOB(ギークジョブ)は、全年齢対象のWebアプリ学習コースと、プログラマーへの転職・就職を目指す人向けコースの2コースを提供している通学型プログラミングスクール。
このうち転職・就職コースは、原則30歳未満の転職・就職希望者を対象としており、完全無料で、主にJavaとPHPを学ぶことができる。GEEK JOBでは、現役プログラマーがマンツーマンで指導するため、効率よくプログラミングを学べる点もうれしい。また、コースを修了後、GEEK JOBが紹介するエンジニア求人の選考を受けることができる。プログラミングスキルの習得から、転職・就職までを一貫してサポートしていることから、未経験からプログラマーへの転職成功率も95.1%と非常に高い。コースカリキュラムにはオリジナルのwebアプリ開発も含まれており、面接の通過率がアップする「制作実績」が作れる点も魅力。
地方からの通学は現在受け付けておらず、対象となるのは関東圏からの通学者のみとなっている点には注意が必要だが、転職・就職コースは完全無料でプログラミングスキルを習得することができ、受講終了後、転職・就職を成功させるためのサポートを受けられる。公務員からプログラマーへの転職を考えている方は、ぜひチェックしておきたい。

受講料金・期間 無料
コース期間:最短1カ月~3カ月
  • 転職/就職コースについては、GEEK JOB運営会社が紹介する求人の範囲内で選考を受ける形となる
受講対象 関東在住者 原則30歳未満
学べる言語・スキル
  • 学べる言語:Java、PHP等
  • オリジナルのWebアプリ開発
受講形態 通学型/教室での自主学習※講師常駐
原則、平日10:00~18:00
  • 就業中の場合、祝日を除く土・日、夜間(18:00~23:00)も受講可能。要相談。
所在地 東京都千代田区九段北1-12-6 守住ビル5階
無料体験・説明会 無料体験:毎週火曜、水曜、土曜13:00~に実施
説明会:毎週火曜、水曜、土曜13:00~に実施
  • ともに祝日を除く

4転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスを活用する

実際に転職活動を始める際には、まずは転職サイト(求人サイト)に登録してみましょう。
求人を探すだけでなく、豊富なデータベースやコンテンツから、企業や業界について情報収集するのにも、転職サイトは非常に有効です。転職活動において、情報収集は基本中の基本。情報収集を怠らず、民間企業に過度に期待しすぎないようにすることが転職の成功にもつながります。また、転職サイトは各社、取り扱う求人の数や職種、サービスの特徴等が異なります。無料会員登録をする際には、一つの転職サイトだけではなく、いくつかのサイトに登録し、自分に合ったものを見つけて上手く活用するのがおすすめ。

公務員から民間企業への転職に強い、おすすめの転職サイト

リクナビNEXT

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、転職者の約8割が利用する国内最大手の転職サイト。毎週約2,836件以上の求人が新着・更新されるため、常に最新の求人にアクセスできる。また、取扱い求人の業種・職種も幅広い。また「オファー」と呼ばれる企業からのスカウトが届くサービスにも力を入れており、月間560万通以上のスカウトメールを配信している。
圧倒的な求人数と登録者数を誇り、スカウトサービスも充実したリクナビNEXTは、公務員から民間企業への転職を目指すのであれば、まず登録しておくべき転職サイトであることは間違いない。

doda(デューダ)

doda(デューダ)

dodaは、総合人材サービス「パーソルキャリア」が運営する転職支援サービス。自己応募が中心になる転職サイトとしてのサービスに加え、転職のプロから模擬面接のサポートや応募書類の添削等、様々な支援が受けられる転職エージェントとしてのサービスも提供しており、非公開求人も含めた様々な求人にアクセスできる。また、企業からのスカウトメールの配信数も多く、自分が思ってもいなかった求人に出会うことも。
転職サイトと転職エージェントのサービスを一元化して利用できるdodaは、自分のペースで求人を探しつつ、転職のプロからサポートを受けたいと考えている方におすすめ。うまく使いこなすことができれば、公務員から民間企業への転職の成功率をぐっと上げることができるだろう。

転職エージェントを活用し、民間企業への転職を成功させる

公務員からの転職で転職エージェントを利用するメリット

新卒で公務員試験をパスした方の中には、就職活動をほとんどしなかったという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
新卒時に就活を経験していない公務員の方は、転職エージェントに登録し、求人の紹介や、転職活動のサポートを受けながら転職活動を進めるのがおすすめです。また、学生時代に就職活動をしたことがあるという方も、キャリアプランの相談、応募書類の添削や転職面接の対策等を受けることができる転職エージェントを活用することで、転職の成功にぐっと近づきます。

公務員から民間企業への転職画像

さらに転職エージェントでは、転職支援のプロがキャリアカウンセリングの結果と今までやってきた公務員の仕事を考慮した上で、これまでのスキルが役立つ民間企業の求人を紹介。自分では思いつかなかった転職先で力を活かせることもあります
公務員から民間企業への転職を考えている場合は、転職エージェントを賢く利用することで、転職の成功率を上げましょう!

公務員から民間企業への転職に強い、おすすめの転職エージェント

パソナキャリア

パソナキャリア画像

パソナキャリアは、総合人材サービス大手「パソナ」が運営する転職エージェント。求人数は、非公開求人を含め、約3万9,718件以上と業界トップクラスを誇っており、取り扱う業種・職種も幅も広い。パソナキャリアは、キャリアアドバイザーのきめ細かいサポートが利用者から高い評価を獲得しており、求人の紹介や年収交渉等のサポートだけではなく、応募書類の添削や模擬面接等の選考対策の手厚さにも定評がある。男性はもちろん、女性の正社員転職の支援にも強みがあり、求人数・取り扱う求人の幅・サポートの質など、全てのサービスを高いレベルで提供しているパソナキャリアは、公務員から民間企業への転職を考えるにあたり、登録を検討すべきおすすめの転職エージェントと言えるだろう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、圧倒的な求人数と転職成功実績を誇る転職エージェントの最大手。取り扱い求人は約40万2,642件を超えており、これまでの転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期)と、業界No.1の求人数と実績を誇っている。ほぼすべての職種・業界の求人をカバーしており、各業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍。求人のピックアップや模擬面接等、サポートの質の高さにも定評があるリクルートエージェントは、公務員の転職成功実績もあるため、民間企業への転職を考えている場合、まず登録しておくべき転職エージェントであることは間違いない。

まとめ

公務員から民間企業への転職を成功させるポイントを解説した今回の特集はいかがでしたか?
転職活動に取り組む際は、なぜ自分が転職したいのかをはじめ、自分がどのような働き方をしていきたいか、どのような仕事にやりがいを見出すのか等、将来のビジョンや自分のキャリアプランを再度検討し、明確にすることが非常に重要です。

これらを明確にすることで、志望動機が説得力のあるものになり、転職の成功率もぐっと上がるはず。また一人で転職活動に取り組むのではなく、転職エージェントのプロのキャリアアドバイザーを上手く活用することも心がけると良いでしょう。

本特集を参考に、公務員からの転職のポイントを理解し、民間企業への転職を成功させ、新しい職場での第一歩を踏み出しましょう!

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