転職の流れ
転職サイトのスカウトの使い方をチェックし、転職を成功させましょう
転職サイトに登録する際、ほとんどのサイトでスカウトサービスを利用するかどうかという質問があります。
転職サイトは、原則として掲載されている求人を個人で選定し、気になる求人に自己応募する仕組みを採用していますが、スカウトだけは別。転職サイトに登録した履歴書・職務経歴書を公開することで、企業の採用担当者から直接採用のオファーを受けることができます。
一般的にスカウトは企業側からの逆オファーになるため、自己応募した場合と比較すると、書類選考を突破する確率が高くなる傾向がありますが、スカウトの種類によって企業の本気度は大きく異なるのが実情です。
また在職中に転職サイトへ登録する方の中には、スカウトサービスを利用することで、自身が転職活動していることが所属企業にばれてしまうのではないかと心配されている方も少なくありません。
そこで本特集では「転職サイトのスカウトの使い方」と題して、スカウトサービスを徹底解剖。スカウトを効率よく活用し、転職成功に近づく方法をご紹介します。
「スカウトサービスに登録しますか?」という質問を見ると、「履歴書・職務経歴書から、自分が転職活動をしていることが現在在職している企業にばれるのでは」と思っても不思議はありません。
結論から言うと大手の転職サイトを中心に、この部分にはしっかり対策を行っており、在職中の企業に転職活動がばれることはないと考えて良いでしょう。
例えばスカウトサービス最大手のリクナビNEXTの場合、まず現職の社名は初期設定で非公開となっています。
その上でさらにレジュメ公開ブロックという機能を利用することができ、該当企業の採用担当者へのレジュメ公開を防ぐことができるのです。ちなみにこのレジュメ公開ブロックは、非常に高性能で日立と検索することで、日立のグループ企業を一括で表示し、まとめてブロックすることもできます。
登録を誤らなければ、在職中の企業にばれる可能性は0%です。この点を心配する必要はないでしょう。
リクルートの求人サイト。求人数が多く、大手を中心に中小・ベンチャーの求人も扱う。スカウトサービスの草分け的存在。まず登録したい基本の求人サイト。
求人数 ※2022年4月時点 | 5万9,348件以上
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スカウトサービス |
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ここに注目! | 大手企業の求人をメインに中小・ベンチャーも扱う |
挑戦する20代のための求人サイト。運営はハイキャリア向けの転職支援に定評があるビズリーチ。表示される求人をクリックしていくだけで、求職者の志向を分析し、マッチングした企業からスカウトが届く。
求人数 ※2022年4月時点 | 非公開 |
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スカウトサービス |
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ここに注目! | 魅力的な職務経歴書を登録することで、スカウトがどんどん届く |
パーソルキャリアの求人サイト。求人サイトと人材紹介会社の2つのサービスを提供。非公開求人数は圧倒的。スカウトメール配信数もリクナビNEXTより多い。
求人数 ※2022年4月時点 | 約16万6,370件 |
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スカウトサービス |
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ここに注目! | 公開求人の数倍の非公開求人を扱う |
転職サイトにもスカウトサービスにも登録しているが、スカウトメールが全然届かないという方は、以下の3点を見直しましょう。
スカウトメールが届かないということは、履歴書・職務経歴書が企業の採用担当者のスクリーニングに引っかかっていない、または引っかかっても目に留まらず、スカウトメールの対象から外れてしまっているということです。
魅力ある履歴書・職務経歴書を作成することは、スカウトメールのためだけではなく、通常の転職活動においても役に立ちます。
通常2週間に1回はスカウトメールが届くものです。この期間全くスカウトメールが届かない場合は、履歴書・職務経歴書の書き方を見直してみましょう。
履歴書・職務経歴書がどうしてもうまく作成できないという場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの方法です。
転職成功実績No.1を誇る転職エージェントの最大手。無料会員登録すると、履歴書・職務経歴書の添削はもちろん、面接対策セミナーや無料模擬面接など、様々なサービスを利用できる。自己応募が中心の転職サイトと転職エージェントを併用するのであれば、リクルートエージェントが第一候補になるだろう。
外資系への転職支援に強みがある転職エージェント。ハイキャリア(年収600万円以上)人材をメインターゲットに、様々なサービスを提供しており、無料会員登録することで英文の履歴書・職務経歴書の添削を受けることができる。
履歴書・職務経歴書をブラッシュアップし、スカウトサービスへの登録が完了すると、企業からスカウトメールが届くようになります。ただスカウトメールにもいくつか種類があり、企業の本気度に温度差があるのも事実。そこで本チャプターでは、リクナビNEXTの事例をもとに、スカウトメールの種類と企業の本気度を解説します。
プライベートオファー(本気度高)
公開しているスカウトレジュメを見た上で送信しているため、極めて本気度が高い。企業からのプライベートオファー、提携転職エージェントからのプライベートオファーの2種類があり、企業からのオファーの場合、書類選考なしで面接を確約しているケースも多い。
興味通知オファー(本気度中)
プライベートオファーには至らないが、企業が興味を持ったユーザーに送るオファー。こちらから返信すると、企業側が再度確認を行い、該当者に説明会への参加依頼や面接の依頼が届く。
オープンオファー(本気度低)
一定の条件を満たすユーザーに企業が一斉送信を行うオファー。スカウトレジュメの精査は実施していない。実施に応募すると、改めて書類選考を行い、該当するユーザーに面接の依頼が届く。一定の条件を満たしているので、自己応募するケースと比較すると、書類選考の通過率は高い。
スカウトメールが届いたからといって、全てのメールに対応しなければいけない訳ではありません。上記を参考に対応を検討すると良いでしょう。
今回は転職サイトのスカウトに注目し、サービスを上手く活用するための方法を解説しました。転職サイトに登録するのであれば、スカウトサービスを利用しない手はありません。
スカウトサービスは、転職成功への近道として使えるだけではなく、自身の経歴に思いもかけない企業が興味を持ち、オファーが届くこともあり、転職活動の視野を拡げる上でも役に立ちます。
転職を検討している方は、本特集を参考に転職サイトのスカウトを上手く活用し、転職活動を成功させましょう!
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