主婦から再就職するための3つの方法と、再就職時に覚えておきたいポイントを解説

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主婦からの再就職を成功させるための、3つの方法を解説。ブランクが長くても働くことはできる?

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主婦の再就職も売り手市場

厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」によると、2017年7月の有効求人倍率は1.52倍、新規求人倍率は2.27倍と、労働の現場では依然として働く側の「売り手市場」が続いています。これは、転職市場においても同様で、求人数の増加により求職者が「職に就きやすい状況」にあると言えるでしょう。

「子どもも手を離れたし、また働きたい」「将来に備えて、共働きで少しでも貯蓄を増やしたい」など、主婦の方の再就職の動機はさまざまですが、少しでも働くことを検討しているのであれば、この機会に再就職の準備を始めてみてはいかがでしょうか。

本特集では、主婦から再就職をするための3つの方法と、再就職にあたって覚えておきたい3つのポイントについて解説します。

主婦が再就職を目指すための3つの方法

主婦から再就職するためには、大きく3つの方法があります。現在置かれている状況や、ご自身の希望に応じて、最適な就業スタイルを選びましょう。ここでは、それぞれの方法について、紹介します。

1派遣社員として再就職する

再就職の方法の1つ目は、派遣社員からスタートする方法です。
派遣社員は、派遣会社に登録することにより、仕事の紹介を受け、特定の企業などで就業スタイルです。派遣先の企業で勤務しますが、雇用契約は派遣会社と結び、給与の支払いも派遣会社から行われます。
「働く時間帯・曜日・日数」「勤務地」「残業の有無」などの項目で仕事を選ぶことができるため、自分のライフスタイルを重視した働き方ができる点が特徴。また、派遣スタッフのために各種研修制度を用意している派遣会社もあり、ブランクがある方でも「働く」という感覚を取り戻しやすい環境と言えるでしょう。社会保障面・福利厚生などが充実しているのも、派遣社員として働くメリットの一つです。

また、「いずれは正社員に」と考えている方は、紹介予定派遣を利用するのもおすすめです。紹介予定派遣は、正社員登用を前提とした派遣制度であり、出向先の企業で実際に働いてみてから、正社員になるかどうかを決めることができる点がメリットです。

おすすめの派遣会社

リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィング

リクルートグループの派遣会社。求人数の多さに加え、スキルアップ研修やeラーニング、キャリアカウンセリングなど派遣スタッフへのサポート体制も充実している。就業中は「リクルート健康保険」に加入可能。

2パート・アルバイトとして再就職する

再就職への敷居がもっとも低く、手軽で自由度が高いのは、パート・アルバイトからスタートする方法です。シフト制の仕事であれば、空いている時間を有効活用できますし、家事との両立もしやすいでしょう。「まずは、空いている時間だけ少し働きたい」と考えている方には、有力な選択肢になります。

パート・アルバイトとして再就職する

しかし、パート・アルバイトの場合、派遣社員と比較すると給与面・社会保障面・福利厚生では不利な面も。また、仕事内容にもよりますが、「キャリアの形成」という点からも、他の就業スタイルに比べると劣るケースがあるでしょう。パート・アルバイトで就業する場合には、その後のキャリアプランを見据えて、勤務先を選ぶのがポイントです

たとえば、企業の中には、パート・アルバイトから正社員への登用制度を実施しているところがあります。再就職後、できるだけ長く働き続けたい場合や、給料・キャリアアップを目指す場合は、このような「正社員登用制度」のある求人が狙い目。ただし、求人をチェックする際は、制度の有無だけではなく、実際にパートやアルバイトから正社員となった前例があるかや、正社員となったあとの働き方(時短勤務や育休の取得などが可能かどうか)についても調べておきましょう。

おすすめのアルバイトサイト

バイトル

バイトル

求人情報大手のディップが運営するアルバイト求人サイト。検索条件に「主婦(主夫)歓迎」「社員登用あり」などを指定できるほか、各アルバイト情報の年齢層や男女比などが一目でわかるよう工夫されている。

3正社員で再就職する

特定の資格や経験・スキルを持っている方は、正社員としての再就職を検討しても良いでしょう。ただし、正社員への応募の場合は、ブランクが少ない方が有利です。ブランクが長かったり、資格・経験に自信のない方は派遣社員・パート・アルバイトから正社員を目指す方法も、検討してみましょう。

正社員で再就職する

また、正社員になると子育てや家事との両立が難しくなるケースも考えられます。働き始めてから「こんなはずではなかった」という事態にならないためにも、企業の求人情報は、時短勤務の可否や月の残業時間数など細かい項目まで目を通し、面接時にも確認すると良いでしょう

正社員への再就職求人を探すなら、求人サイトや転職エージェントの利用がおすすめ。求人サイトでは、求人数の多さもさることながら、細かな求人検索条件を設定することができ、ライフスタイルに合った求人を探しやすいのが特徴です。
転職エージェントでは、一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付いて、求人紹介や面接日程の調整などをサポートしてくれます。今の状況や希望の再就職先についても、直接相談することが可能。再就職にあたり不安に思っている点などを、気軽に相談してみましょう。

おすすめの求人サイト

リクナビNEXT

リクナビNEXT

リクリートが運営する求人サイト。圧倒的な求人数と、全業種・全職種に対応可能な幅広い企業コネクションが特徴。登録時に作成するWeb履歴書を公開することで企業からアプローチを受ける「スカウト機能」も利用可能。

パソナキャリア

パソナキャリア

パソナが運営する転職エージェント。オフィスワーク案件に強い。それぞれの業界に特化したキャリアアドバイザーが、1対1で転職をサポート。丁寧なフォローアップ体制に定評がある

主婦から再就職する際、覚えておきたいポイント

1最終的には正社員を目指そう

キャリア面や社会保障面を考慮すると、ゆくゆくは正社員として働くことを前提に再就職先を選ぶようにしましょう。
まずは派遣社員・パート・アルバイトから再就職をスタートする場合にも、その先のキャリアプランを意識しながら就業先を選択するのがポイントです。

2再就職の目的を明確にし「働ける環境」を整える

再就職の目的(軸)を明確にしておくことも非常に大切です。その軸がぶれてしまうと、長続きせず、失敗に終わってしまうことも考えられます。
せっかくの再就職を失敗に終わらせないためにも「どのような仕事がしたいのか」「どのような仕事に適正があるのか」など、改めて自己分析をしておきましょう。また、就業時間・通勤距離・子どもがいる場合は保育園への預入の可否等、自分がどのような環境であれば働くことができるのか整理しておき、その基準から求人を選んでいくことも大切です。
なお、主婦からの再就職には家族の理解を得ることも重要です。再就職をすると、ご自身だけではなくご家族の生活も少なからず変化するでしょう。家事や育児の分担、保育園の送り迎えなど就職後の生活について、あらかじめ家族間で話し合っておきましょう。

3資格・経験を活かす

「専業主婦の期間が長く、スキルもないので再就職の自信がない」という方も、中にはいるかもしれません。しかし、主婦であることで磨かれたスキルもあるはずです。例えば、子どもの親同士の付き合いでは「コミュニケーション能力が磨かれた」ということもあるでしょう。また、家事のスキル・育児のスキル・効率よく作業をするスキルなど、主婦でなくては身につかない能力もたくさんあります。ぜひ、そうした主婦ならではの強みを活かし、再就職に挑戦してみてください

資格・経験を活かす

なお、退職する前の資格や経験が豊富な方、専門職などで働いていた方は、自信を持ってその部分をアピールしてもいいでしょう。一度身につけた能力は、再就職においてもアピールポイントになります。今までの資格やキャリア、実績などを整理しておき、応募書類・面接等で明確に伝えられるよう、準備をしておきましょう

前向きに再就職の準備を進めよう

子どもの教育費、住居購入費、老後資金が「人生の三大出費」と言われます。住居をすでに購入した方でも、子どもの教育費や老後資金は、十分貯蓄しておく必要があります。また、収入面だけではなく「自分のやりたいことを実現したい」という思いから、再就職を希望する方もいるでしょう。

前向きに再就職の準備を進めよう

いずれの場合でも、「再就職の目的を明確にすること」「チャンスを逃さないこと」が重要です。転職市場が活性化し、求人数が伸びている現在は、絶好の再就職チャンス。 働きたいという思いがある方、家計の助けになるような仕事がしたい方は、本特集を参考に、積極的に再就職の準備を進めてみてはいかがでしょうか。

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