ケース別転職対策
20代女性の転職を成功させる方法とは?20代前半・中盤・後半の年齢別に、転職する際のポイントをチェックしましょう
dodaが行った転職成功者の年齢調査(2016年上半期)によると、20代の転職成功者が占める割合は全体の約45%(※24歳以下:7.5%、25~29歳:37.2%)。これは、他の世代と比較しても圧倒的に高く、20代で転職を考える人が多いことが分かります。
多くの人が転職する20代ですが、一口に「20代の転職」と言っても、20代前半・中盤・後半では、転職の際に問われる要件が異なる点に注意が必要です。
そこで、今回の特集は、20代女性の転職にフォーカスし、20代前半・中盤・後半と年齢別に転職の際、求められるポイントを解説します。
20代女性で転職を考えている方は、年齢別に転職のポイントをチェックし、転職を成功させましょう。
20代前半は、専門学校や大学を卒業し、新卒で入社した会社で働き始めて1~2年目。
徐々に社会人としてのマナーが身に付き、本格的に仕事がスタートする時期ですが、仕事に取り組む過程で「入社前にイメージしていた仕事と違う」「仕事をすることで、本当に自分がやりたいことを見つけた」等、様々な理由から転職を考える女性は少なくありません。
以下は20代前半の女性が転職する際のポイントをまとめたものです。
20代前半で転職する場合、「第二新卒枠」と「一般の中途採用枠」から応募することが可能です。
それぞれの採用枠の特徴は以下の通り。
第二新卒
一般の中途採用枠
20代前半で転職する場合、「第二新卒枠」「中途採用枠」共に、実務経験よりもその人が持つ社会人としての基礎能力が問われる傾向があります。以下の点をしっかりチェックし、応募書類や面接でしっかりアピールすることが大切です。
20代前半の転職は、社会人経験が短いため、仕事の経験や実績よりも、熱意・ポテンシャルが重視されます。「将来、この会社で何をしたいのか」「転職後、どんなキャリアを積んでいきたいのか」等、応募する仕事に対する熱意や将来のビジョンをしっかりとアピールしましょう。
また、そのビジョンを実現するために今取り組んでいることを含め、意欲や向上心をしっかり伝えることも大切です。
20代前半の転職では、社会人としての基本的なビジネスマナーが身に付いているかどうかが重視されます。前職でしっかりビジネスマナーを身に付けていることをアピールしましょう。
柔軟性は年代を問わず、重要になる転職のポイントです。会社や職場にすぐに馴染める柔軟性があることや、新しい仕事でもすぐに適応できること、そのための準備を進めていることを伝えましょう。
リクルートが運営する国内最大級の転職サイト。大企業からベンチャー企業まで、幅広い求人を豊富に取り扱っている他、第二新卒向けの求人も多数掲載している。また、経歴やスキルを登録しておくことで、企業から連絡が届くスカウト機能も充実。
20代前半で転職を検討する際、まずチェックしておきたい求人サイト。
社会人としてのキャリアを積み、3~5年目となる20代中盤は、さらなるキャリアアップや本当にやりたいことへのチャレンジ等、将来を見据え、転職を考える女性が最も多い年齢です。
それでは20代中盤での転職を成功させるポイントを詳しくチェックしていきましょう。
20代中盤の転職は、20代前半とは異なり、その人が培ってきた業務での実力を問われるケースがほとんどです。
応募書類や面接の場では、以下の点をしっかりとアピールしましょう。
これまでのキャリアの中で、「どのような経験をし、何を学んできたのか」「仕事を通して、どのような結果を出し、社会に貢献してきたのか」等を伝えましょう。
特に同業種での転職を考えている場合、20代中盤は一定の専門スキルを求められるケースがほとんどです。
これまでのキャリアでどのようなスキルを身に付け、新しい会社でそのスキルをどのように活かすことができるのかをしっかり伝えましょう。その上で新しい職場で働く熱意や柔軟性をアピールすることが大切です。
20代中盤は、社会人経験をしっかり積み、社会人としての基本的なビジネスマナーが身に付いていると判断されます。ビジネスマナーが身に付いていないと判断されると、大きなマイナスになってしまうので注意しましょう。
20代中盤の転職~未経験から異業種転職を成功させるポイント~
20代中盤でも、未経験から異業種転職を成功させる人は決して少なくありません。未経験から異業種へ転職を目指す場合は、これまでの経験が異業種で活きることをしっかりアピールしましょう。
もし、これまでのキャリアで培ってきた経験や実績・専門スキル等が、新しい会社で直接活かすことが難しい場合でも、「結果を出すための仕事への取組み方」や、「専門スキルを身に付けるために心がけたこと」をアピールすることが大切です。仕事に対する姿勢や意欲が伝われば、未経験であっても採用される可能性は十分あります。
また、未経験の職種へ転職する場合、少しでも早く即戦力となれるよう、その仕事をする上で必要となるスキルを身に付けるため、努力している姿勢を見せることも大切です。
総合人材サービス大手「パーソルキャリア」が運営する求人サイト。一般に公開されていない非公開求人を豊富に用意しており、取り扱う求人数は、業界トップクラスを誇る。また、dodaでは、求職者が直接、希望企業にエントリーする「求人情報サービス(求人サイト)」の他、キャリアアドバイザーが転職をサポートする「転職支援サービス」も利用可能。20代中盤で転職する際は、上手に活用したい。
20代後半の女性の多くは、自身のキャリアはもちろん、結婚や出産についても意識する時期。
キャリアアップを目指す女性がいる一方で、自身のキャリアより家庭を重視し、正社員以外の形で働くことを選択する女性も少なくありません。
20代後半で転職を考えている女性は、以下のポイントをしっかり押さえ、転職活動に取り組みましょう。
将来的に結婚や出産を考えているのであれば、20代後半で転職する場合、自身のキャリアプランだけではなく、結婚や出産などのライフプランについても考慮した上で、転職先を探すことが大切です。
例えば、「女性が働きやすい職場」「安定していて将来的に長く働くことができる会社」「結婚・出産しても続けられる仕事」等の点から、仕事と家庭のバランスが取れ、働き続けることができる会社を探しましょう。
正社員として働き、キャリアをしっかり積んでいきたいと考えている方は、20代中盤での転職以上に、これまでのキャリアで培ってきた経験や実績をしっかりアピールすることが重要です。
これまでのキャリアの中で、「どのような経験をし、何を学んできたのか」「仕事を通して、どのような結果を出し、会社に貢献してきたのか。また転職先の企業でも活躍できると考える理由」等を伝えましょう。
20代後半の転職は即戦力としてのスキルを求められるケースがほとんどです。 これまでのキャリアでどのようなスキルを身に付け、新しい会社でそのスキルをどのように活かすことができるのかをしっかり伝え、入社後すぐに、即戦力として働けることをアピールしましょう。
20代後半になると、上記の内容に加え、後輩の指導やチームリーダーとしての経験など、マネジメント経験があると、高く評価される傾向があります。 マネジメント経験がある方は、部下とどのように向き合い、指導を行ったのか、どのような工夫をしてチームをまとめていったのか等を伝えましょう。
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一口に「20代の転職」と言っても、20代の中で、どの時期に転職するかによって、アピールする内容や企業から求められるものが大きく異なります。20代で転職する際は、年齢に応じたポイントをしっかりチェックし、転職活動を進めましょう。
また、女性が20代(特に20代後半)で転職する場合、キャリアアップを最優先に仕事を探すのか、結婚や出産といったライフプランも考慮し、転職先を見つけるのかという決断が求められます。
仕事を最優先とするのも選択肢の一つ。また仕事と家庭の両立を目指す方は、決して簡単なことではありませんが、自分が将来、どうしたいのかをしっかりと考えた上で、それを実現できる環境へ転職することが大切だと言えるでしょう。
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