ケース別転職対策
動画編集・動画クリエイターが活躍する業界や年収の目安、キャリアパスについてチェック
YouTubeやTikTok等の動画プラットフォームはもはや私たちの生活の一部。子どもや学生、20代等の若年層だけでなく、30代以上の大人も動画コンテンツを日常的に利用するようになりました。これまでコンテンツの王様としては、長くテレビが君臨していましたが、今やその座すら奪いつつあります。
またこの広がりは私たちの働き方にも影響を与えています。多くの企業がPRやマーケティング手法として動画コンテンツに力を入れ始めており、動画編集・動画クリエイターの求人が急増。コンテンツ制作の現場では、もはや動画編集は欠かせない仕事と言って良いでしょう。
現在、広告業界やWeb業界で働いており、動画の需要拡大に伴って動画編集職への転職を考えているという方や、動画編集に興味があり、未経験からの転職を考えているという方も多いはず。
そこで、今回の転職活動の歩きかたは、動画編集・動画クリエイターへの転職をピックアップ。
未経験の方が動画編集・動画クリエイターに転職するには、どのようなスキルを身につけるべきなのか、またどのように転職活動を進めていけば良いのかについても解説します。
また、動画編集スキルを習得するのにおすすめの転職支援付き動画編集スクールや、動画編集職の転職に強い転職エージェントの情報も。
未経験から動画編集・動画クリエイターへの転職を考えている方は、本特集をぜひ最後までチェックしてみてください。
動画編集・動画クリエイターの仕事は、映像や画像等の素材を、YouTubeやサイトなどのWeb上で公開するために編集する仕事です。動画コンテンツの広がりによってニーズが増していますが、比較的新しい職種のため、明確なキャリアパスは確立されていないのが現状です。
動画編集・動画クリエイターが活躍する業界は、主にWeb業界や広告業界が挙げられます。近年はWeb業界、広告業界に限らず、多くの企業がPRやマーケティング手法として動画コンテンツに力を入れ始めており、活躍の場は確実に広がっていると言えるでしょう。
キャリアパスとしては、Web業界で動画編集・動画クリエイターとして実務経験を積み、フリーランスとして独立するか、映像制作ディレクターになるといった選択肢があります。
動画編集・動画クリエイターの中には、高い動画編集技術を身につけ、コネクションを得た後にフリーランスとして独立する方も。2020年現在、動画編集や動画制作のスキルを持った人材のニーズは高く、独立後も高い確率で一定以上稼ぐことができる職種と言えるでしょう。
また、ディレクターへとキャリアアップすることで年収アップも期待できます。動画編集の実務経験で得た編集スキルやマーケティング知識、SEO知識を生かし、Webの映像制作ディレクターを目指す方も少なくありません。
また、編集スキルと同時にコンテンツ内容への理解を深め、各種ジャンルに特化する等、動画編集・動画クリエイターとして専門性を高めていき、年収アップを狙うことも可能です。
動画編集・動画クリエイターとして活躍するために必要なスキルは大きく3つ。「(1)動画編集のテクニック、(2)動画編集ソフトのスキル、(3)企画・マーケティング知識」です。
この仕事を目指すのであれば、それぞれのスキルについて、しっかり理解しておきましょう。
まず、動画編集・動画クリエイターとして活躍するために必要なスキルは動画編集スキル、つまり動画編集のテクニックです。動画編集・動画クリエイターは、テロップ作成やカットスキル、アニメーションスキル、カラーグレーディングなどの基礎テクニックを用いて、動画編集を行います。これらのスキルを最低限身につけていることが、未経験から動画編集・動画クリエイターに転職する上で極めて重要です。
動画編集のテクニックは、独学でも学ぶことができますが、実務経験がない場合は、動画編集を学べるスクールを利用するのもおすすめ。スクールでは、動画編集の最新技術やトレンドの編集方法やテクニック等を学ぶことができる上、ポートフォリオや制作物の評価、転職相談などにも対応しているケースも。未経験から動画編集・動画クリエイターへの転職を考えているのであれば、スクールをうまく活用すると良いでしょう。
Web動画やYouTubeの動画編集では、主に「Adobe Premiere Pro」、「After Effects」、「Final Cut Pro」のいずれかのソフトがよく使われています。これらの動画編集ソフトを使いこなすスキルを身につけることは動画編集・動画クリエイターとして働く上では必須事項。どのソフトを使用するかは企業やプロジェクトによって異なります。Web関連企業では「Adobe Premiere Pro」が採用されており、最もメジャーな動画編集ソフトとなっているので、未経験から動画編集・動画クリエイター職を目指す場合は、まず優先して「Adobe Premiere Pro」のスキルを身につけると良いでしょう。「Final Cut Pro」はテレビ局などの映像制作会社で主に使われています。
動画編集スキルを学べるスクールのなかには、「Adobe Creative Cloud」が付帯している講座が用意されているところも。契約とインストールがお得になるため、動画編集スクールを利用する際は、動画編集ソフトの利用方法についても確認しておくと良いでしょう。
動画編集・動画クリエイター職として活躍するためには、動画編集のスキルだけではなく、動画コンテンツの企画力や、マーケティング知識も必要です。
単に動画を見やすく編集するだけではなく、GoogleやYouTubeで検索結果上位に上がるようにするためのSEO対策、Youtubeチャンネル等の運用スキル、コンテンツマーケティングの知識等を活用することで、さらなるキャリアアップを狙うこともできます。個人サイトや個人のチャンネルであっても、これらの経験がある人材は優遇される傾向があります。
また、動画企画から制作、編集、公開から効果の検証に至るまでのプロセスを担うことができるマネジメントスキルや、マーケティングスキル、企画力等をアピールできれば、未経験からでも動画編集・動画クリエイター職、またはディレクターとして活躍できる可能性がぐっと高まると言えるでしょう。
動画編集未経験の場合は、「動画編集スクール」を活用し、しっかりとスキルを身につけた上で転職活動を進めるのも選択肢の1つです。また、転職を検討している場合は、転職支援付きのスクールがおすすめ。プロから動画編集スキルを学べるだけでなく、卒業後の転職活動をサポートしてくれるスクールもあるので、動画編集スクールを選ぶ際は、それらを加味し選択すると良いでしょう。
以下では、転職活動の歩きかた編集部が厳選した、オンラインでも学ぶことができるおすすめの動画編集スクールをご紹介します。
Tech Academyはキラメックスが運営するプログラミングスクール。2020年8月のインターネット調査では、オンラインプログラミングスクールとして受講者数No.1を獲得しており、高い人気を誇っている。
Tech Academyでは、『動画編集コース』も用意しており、4週間、8週間、12週間の3つのプランから学習期間を選んで動画編集を学ぶことができる。Adobe Premiere Proを使用し、基本的な動画編集テクニックをはじめ、撮影から編集までの一連の流れを身につけることができる実践的なカリキュラムも用意する等、動画編集のプロとして活躍できるスキルをしっかりと習得できる。
また、転職支援では、受講生であれば登録可能なスカウトサービス「TechAcademyキャリア」を活用することで、学習で身につけたスキルを元に企業やコンサルタントからのスカウトメッセージが届く。さらに20代限定で、転職保証がついた「転職支援コース」も用意。対象のコースを受講し、転職支援コースを利用して採用が決まると、受講料が全額キャッシュバックされる。
Tech Academyの受講スタイルはオンラインでの自主学習となっており、毎日15時〜23時にはチャットサポートで不明点などの質問に対応。週2回パーソナルメンターによる1回30分のメンタリング(目標設定、質問、ペアプログラミングなど)を実施し、自主学習でも不安なく取り組める点も嬉しい。その他にもTech Academyでの成果物は、実務経験やポートフォリオとして活用することができるので転職活動を有利にすすめることができる。
ちなみにTech Academyでは、学習システムを1週間無料で体験できる無料体験を用意。Tech Academyの利用を考えている場合は、まず無料体験から試してみるといいだろう。
料金/コース |
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受講期間 | 8週間、12週間 |
学習内容 |
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無料体験・カウンセリング |
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未経験職種への転職を目指す場合、転職エージェントを活用し、転職のプロのサポートを受けることをおすすめします。また転職エージェントは、一般には公開していない非公開求人を多数保有しており、その中には高いポテンシャルを持つ人材であれば、未経験でも採用する特別な求人もあります。これらのサービスをフル活用することで、効率よく転職活動を進めていくことが大切です。
また、未経験から動画編集・動画クリエイター職への転職を目指す場合は、求人数と未経験職種への転職支援実績が豊富な総合系転職エージェントと、動画編集・動画クリエイター職の転職に特化したクリエイター向け転職エージェントを併用し、転職活動を進めていくのがおすすめ。
ちなみに、クリエイター向け転職エージェントでは、求人の紹介や応募書類の添削、面接対策はもちろん、現場に精通したプロがポートフォリオの対策もおこなってくれるケースも。クリエイティブ職への転職が初めてという方や、ポートフォリオの作成に悩んでいる方はクリエイター向け転職エージェントの利用を検討すると良いでしょう。
リクルートエージェントは、圧倒的な規模と実績を誇る業界最大手の転職エージェント。数ある転職エージェントの中でも、他を圧倒する求人数を有しており、ほぼすべての業種・職種の求人をカバー。動画編集・動画クリエイター職の求人も多数取り扱っており、未経験職種への転職にも幅広く対応している。
リクルートエージェントの特徴は、キャリアアドバイザーの質の高さ。リクルートエージェントには、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しており、業界ごとに特化した高い専門知識と質の高い転職サポートに定評がある。また、未経験職種への転職支援実績が豊富な点も嬉しい。
さらに、あらゆる業種・職種に幅広いコネクションを持っている点もリクルートエージェントの大きな魅力と言えるだろう。国内大手企業はもちろん、ベンチャー企業、外資系企業等からも多数の求人が集まっており、動画編集・動画クリエイター職の求人を効率的に探すことができる。
未経験から動画編集・動画クリエイター職への転職を考えている方にとって、リクルートエージェントは、まず登録しておくべき転職エージェントであることは間違いない。
Webist(ウェビスト)は、「株式会社クリーク・アンド・リバー」が運営するWeb業界専門の転職エージェント。クリエイター向け転職エージェントとして年間1万件以上の転職実績を誇っている。
Webist(ウェビスト)の特徴は、Web業界のクリエイター向け求人を豊富に取り扱っており、動画編集・動画クリエイター職の求人も充実している点。求人検索画面では、「Web動画編集」を選択することで、動画編集関連の求人に絞って探すことができる。さらに、「ヤフー」や「楽天」、「ドワンゴ」など、大手・有名企業の求人が充実している点も大きな魅力と言えるだろう。
またWebist(ウェビスト)では、Web業界の転職支援に特化したキャリアアドバイザーが転職活動を全面バックアップ。求人の紹介はもちろん、利用者のスキル・実績を踏まえたキャリア相談や応募書類の添削、面接対策、条件交渉まで手厚い転職サポートを提供している。またWebist(ウェビスト)は、転職活動中はもちろん、転職後も必要に応じてキャリア相談に対応。求職者の視点に立った手厚いサポートもWebist(ウェビスト)が支持される理由の1つだろう。
Web業界で動画編集・動画クリエイターとして活躍したいと考えている方や、クリエイターへの転職が初めてという方にとって、Webist(ウェビスト)は、登録しておくべきクリエイター向け転職エージェントの一つだろう。
Q&A未経験から動画編集・動画クリエイター職に転職できる?
未経験の場合は、スクールを利用し、動画編集のスキルと、併せてこれらのスキルを身につけることが重要です。また、転職支援付きスクールやクリエイター向けの転職エージェントを利用し、転職活動を効率的に進めていくことで転職の成功率がぐっと上がります。
また、動画編集のスキルだけでなく、企画やSEO、マーケティングの知識を身につけ、アピールポイントの一つとするのも良いでしょう。
Q&A動画編集・動画クリエイターとして活躍できる業界は?
動画編集・動画クリエイターが活躍する業界は主にWeb業界・広告業界。また、企業の広報担当の業務内容に含まれていることもあり、さまざまなフィールドで活躍することができます。
Q&A動画編集・動画クリエイターのキャリアパスは?
動画編集・動画クリエイターは比較的新しい職種のため、明確なキャリアパスが確立されているわけではありません。現時点では動画編集・動画クリエイターとして実務経験を積み、撮影から編集の工程を担う動画クリエイターを経て、動画の企画や市場マーケティングから撮影・編集、公開する動画の動向までを手掛ける映像制作ディレクターとしてキャリアアップするといったキャリアパスが想定されます。また、動画編集スキルを身につけた後、フリーランスとして独立するのも、キャリアにおける選択肢の1つでしょう。
未経験から動画編集・動画クリエイターへの転職について解説した本特集はいかがでしたか?
動画編集・動画クリエイターは、これからの社会において、大きな注目を集める職種です。高い動画編集スキルを持ち、企画・マーケティング、撮影から編集、そしてSEO対策や動画チャンネルの運営までの工程を一貫して担える人材のニーズは極めて高く、市場価値の高い人材と言えるでしょう。
未経験から動画編集・動画クリエイターに転職する場合は、まず動画編集の基本スキルを身につけ、転職支援付きプログラミングスクールや動画編集・動画クリエイターへの転職に強い転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進めていく方法がおすすめです。しっかりと動画編集の基本スキルを習得し、コンテンツ制作における企画力やマーケティング知識、SEO知識も身につけ、アピールポイントとすることができれば、転職が成功する可能性がぐっと高まるでしょう。
未経験から動画編集・動画クリエイターへの転職を考えている方は、本特集を参考に、動画編集スキルを学べるプログラミングスクールや、動画編集者への転職に強い転職エージェントを上手く活用し、転職を成功させましょう!