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3ヶ月以内が7割
転職サービスを提供するエン・ジャパンが、転職にかかった期間について転職コンサルタントに調査を行った結果を発表しています。
「担当した転職者の中で、最も多かった転職期間」に関する質問では、58%の転職コンサルタントが「3ヶ月以内」と回答。また、1ヶ月半以内という回答も17%に及び、転職コンサルタントの感触として、3ヶ月以内に転職先を決める人が多数派のようです。
担当した求職者のうち、転職が決まるまでどのくらいの期間を要する人が多かったか
転職者の年代ごとの転職期間に関しては、年代が若いほど短期になる傾向が。50代以上では、「3ヶ月以上が多い」という転職コンサルタントが増え、「7ヶ月以上」という回答も23%に及びます。
近年では転職成功者の平均年齢が上昇し、ミドル層の転職は確実に増えています。しかし、年代が上がるにつれ、企業から求められる能力・経験と求職者の条件も高くなり、双方納得が行く企業にたどり着くまで期間がかかる傾向があるようです。
期間 | 20代以下 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
---|---|---|---|---|---|
1ヵ月半 | 42.9% | 19.2% | 9.2% | 9.5% | 7.8% |
3ヶ月以内 | 47.6% | 62.5% | 49.6% | 21.1% | 25.5% |
6ヶ月以内 | 7.6% | 18.3% | 35.3% | 46.3% | 27.5% |
7ヶ月以上 | 1.9% | 0% | 5.9% | 23.2% | 39.2% |
在職中と退職後、転職を始めるタイミング別で見た転職の期間は、やはり退職後に転職を始める人のほうが、短期間で転職を終わらせているという結果に。退職後の転職期間に関しては、3割の転職コンサルタントが「1ヶ月半以内が多い」と答え、「3ヶ月以内」と答えた人と合計すると7割弱でした。一方在職中の転職では、3ヶ月以内と答えた人が半数。2番目に多かった回答は、「6ヶ月以内」でした。
1ヵ月半 | 3ヶ月以内 | 6ヶ月以内 | 7ヶ月以上 | |
---|---|---|---|---|
在職中 | 13% | 50.9% | 28.7% | 7.4% |
退職後 | 33.3% | 33.3% | 22.9% | 10.5% |
調査結果のとおり、転職期間は年代、転職のタイミングなどの要素に大きく左右されます。特に在職中に転職活動を行うのか、退職してから転職活動を行うのかは、転職期間に大きな影響を与えます。在職中に転職をしたいという人は、終業時間や休日など使える時間をしっかりと確認し、転職のスケジュールを組むようにしましょう。
また、転職期間を長引かせないためには、事前に自己分析や条件の洗い出しをしっかりと行うことが大切。同調査では、転職コンサルタントから「自分のやりたいことと、自分の市場価値がずれている場合、転職活動が長引く」という指摘も。求人に応募する前に、キャリアの棚卸しや情報収集など、事前の準備を怠らないようにすることが、転職活動をスムーズに行う秘訣だといえるでしょう。
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