転職時期としてどう?年末年始、12月、1月に転職するメリット、知っておきたいポイントを解説

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年末年始は転職時期としてどう?12月、1月転職の意外なメリットとは

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年末年始は転職時期としてどう?12月、1月転職の意外なメリットとは

12月、1月に転職する場合の意外な利点と、知っておきたい転職時のチェックポイントを解説

年末年始は転職時期としてどう?12月、1月転職の意外なメリットとは

年末年始の転職は不利?12月・1月の転職事情とは

転職には、企業が採用活動を積極的におこなうハイシーズンと、それ以外のローシーズンがあります。
年末年始をはじめとする12月・1月は、多くの企業が仕事納めや年末年始休暇に入るため、一般には転職のローシーズンと言えます。
求職者のほうでも、求人数が少なくなり、企業が休みに入ること、また心理的にも年末年始はゆっくりしたいという気持ちが働くことから、12月・1月の転職活動を控えるケースが多いのが現状です(特に2020年に関してはコロナ状況下ということもあり、転職活動に取り組むべきか悩んでいる方も多いでしょう)。

しかし、社会人としては比較的長い休みが取れる年末年始や、年の変わり目にあたる12月・1月は、転職活動をスタートする時期として、本当に適していないのでしょうか?

今回の特集では、「年末年始、12月・1月の転職」にスポットを当て、この時期の転職のポイントと、意外なメリットについて解説します。

12月、1月転職のメリット その1ライバルの少ない時期に転職活動に取り組める

転職のハイシーズンである9月、10月前後や2月、3月前後と比較すると、年末年始は企業からの求人数が少なくなる傾向があります。
しかし、転職市場全体で見れば、中途採用は年間を通して行われており、この時期であっても採用活動をおこなっている企業は、決してめずらしくありません。そしてこの時期に採用活動を行っている企業の中には、優良企業も含まれているのです。
たとえば、冬のボーナス後(12月頃)に退職した人員を補充する企業の中には、動き出しが早く、年内に求人が出回るケースも。
年末年始や12月・1月は、転職活動をするビジネスパーソンも減っているため、他の応募者が少ない中で、優良企業に対してアプローチできるというメリットがあります

12月、1月転職のチェックポイント 1

  • 狙い目は通年採用に取り組む優良企業。ボーナス後の欠員を補充したい企業は動きも早め!

12月、1月転職のメリット その2仕事の始まりに余裕ができる

年末年始のタイミングで次の転職先が決まっていると、4月の年度替わりよりも早く働き始めることになります。新年度に入社するメンバーが加わる頃には仕事にも慣れ、業務面で一歩リードすることができるでしょう。
新年度は新入社員や転職による中途入社組が数多く入る時期でもあり、仕事を教える社内の人手が足りない場合も。
時期をずらして早めに入社することで、新しい職場における仕事の知識やスキルを習得しやすい点も、12月・1月の転職の大きなメリットです。また2020年に関しては、年明け以降コロナの感染がどうなるのかを見通すのが難しい状況が続いています。感染がさらに拡大するリスクを考えるのであれば、動けるときに動いておくというのも選択肢の1つです。

また、1月後半から2月後半にかけては、4月入社を見越して転職市場がハイシーズンに入ります。年末年始で転職先が決まらなかったとしても、企業の採用活動が活発になり、求人数はどんどん増加していくため、あせらずに活動を続けていくと良いでしょう。
応募書類の内容や面接対策なども、転職エージェントのサポート等を利用して、ハイシーズンが来る前までに固めておければ、転職の最盛期に万全の体制(準備)で臨むことができるはずです。

12月、1月転職のチェックポイント 2

  • 1月の入社で、4月入社組に差をつける
  • 1月中に内定が取れなくても、失敗した理由を分析することで、転職のハイシーズンに万全の準備で臨むことができる

12月、1月転職のメリット その3ボーナス後スムーズに転職できる

在職している企業によっては、冬のボーナスをもらってから退職できる場合もあります
冬ボーナスの支給時期は毎年12月(上旬~下旬)頃としている企業が多く、12月中に在職していれば支給対象となることも。社内規定等でボーナスの支給条件や査定期間をチェックし、該当するかどうかを確認しましょう。ちなみに2020年は新型コロナが大流行しており、ボーナスの大幅減額や人員削減によって、12月、1月に転職者が増える可能性がある点には注意が必要です。近々転職したいと考えている方は、早めに動き出すことでライバルに差をつけることができます。

なお、転職先では、初回のボーナスが満額で支給されるケースはまずないでしょう。ただし、減額はされても在職期間のぶんはボーナスを支給する企業や、新入社員や中途社員に対して「寸志」として形で、ボーナスの一部を支給する企業もあるので、こちらも入社後に社内規定をチェックするのがおすすめです。
転職エージェントを利用している場合は、応募先の詳しいボーナス規定を把握していることもあるので、気になる方は質問してみると良いでしょう。

12月、1月転職のチェックポイント 3

  • 現職のボーナス規定をチェック
  • 転職先のボーナス情報は転職エージェントの情報網を活用しよう

12月、1月転職のメリット その4転職エージェントの手厚いサポートを期待できる

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、常に複数名の求職者の転職サポートを同時並行で処理しており、繁忙期になると数十名のサポートを担当することも珍しくありません。特に繁忙期になると、どうしても1人あたりにかけることができる時間が限られてきます。

その一方で、12月から1月中旬までのローシーズンは、求職者の数が大幅に減ることから、キャリアアドバイザーに時間的な余裕が生まれています。つまりこの時期であれば、1人あたりにかける時間を十分に確保することができ、手厚いサポートが期待できるということです。

転職活動に取り組むのが初めてという方や、転職活動に不安があり、転職エージェントのキャリアアドバイザーのサポートに期待しているという方は、キャリアアドバイザーの時間に余裕がある12月、1月を上手く活用すると良いでしょう。

12月、1月転職のチェックポイント 4

  • 転職エージェントのキャリアドバイザーの業務に余裕があり、手厚いサポートを期待できる
  • 転職が初めての方や、転職活動に不安がある方におすすめ

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートグループが運営する転職エージェントの最大手。取扱い求人は約30万件(2022年1月時点)、転職支援実績は累計約45万人(2018年3月期)と、業界No.1の求人数と実績を誇る。
幅広い業界の求人を取り扱い、求人紹介や模擬面接などの転職サポートを行うキャリアアドバイザーの質の高さにも定評がある。

求人数
2022年1月時点
36万2,018件
拠点 全国16拠点
(札幌、仙台、宇都宮、さいたま、千葉、東京、西東京、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡)
得意分野 医薬・製薬、IT業界、電気・機械 ほか多数
おすすめのポイント
  • 圧倒的な求人数を取り扱い。非公開求人&リクルートエージェントのみの独占求人も
  • 業界No.1の転職支援実績と、リクルートグループが培ってきた独自の転職ノウハウ

doda(デューダ)

doda(デューダ)

総合人材サービス企業「パーソルキャリア」が運営する転職支援サービス。取扱い求人は約10万件とリクルートエージェントに次ぐ規模を誇る。また自己応募中心の転職サイトとしての機能に加え、転職のプロであるキャリアアドバイザーと転職活動をすすめていく転職エージェントとしての機能をワンストップで提供。
首都圏はもちろん地方の主要都市にも拠点を持ち、地方の優良企業への転職支援にも強い。メインとしてはもちろん、サブ用途としても登録する価値がある転職支援サービスだろう。

求人数
2022年1月時点
15万861件
拠点 全国12拠点(北海道、宮城、東京、横浜、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡)
得意分野 医薬・製薬、IT業界、電気・機械 ほか多数
おすすめのポイント 常時約10万件の求人を取り扱う転職支援サービス大手の一角。転職サイトのサービスに加え、転職エージェントとしてのサービスもワンストップで提供。キャリアアドバイザーの質の高さにも定評あり

パソナキャリア

パソナキャリア

総合人材サービス大手「パソナ」が運営する転職エージェント。求人数は4万件以上と業界トップクラス。
キャリアアドバイザーのきめ細かいサポートも高く評価されており、求人の紹介や年収交渉等のサポートだけでなく、応募書類の添削や模擬面接等の選考対策の手厚さに定評がある。男性はもちろん、女性の正社員転職の支援にも強い。

求人数
2022年1月時点
約4万件
拠点 全国約80拠点
(北海道・青森・宮城・秋田・山形・福島・東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木・新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・三重・大阪・愛知・兵庫・和歌山・京都・奈良・滋賀・岡山・山口・島根・鳥取・徳島・高知・愛媛・香川・福岡・広島・長崎・大分・鹿児島・佐賀・熊本・宮崎・沖縄)
得意分野 IT業界、営業、メーカー、企画・マーケティング、医療、金融 ほか
おすすめのポイント
  • 男性はもちろん、女性の正社員転職の支援に強み
  • 利用者の年収アップ率67.1%

年末年始や12月、1月も転職は十分可能!採用中の企業に的をしぼって内定をゲットしよう

年末年始や12月、1月も転職は十分可能!採用中の企業に的をしぼって内定をゲットしよう

転職市場全体の求人数は、企業の活動に合わせて、増える時期もあれば、減る時期もあります。
一般的には、求人数の多いハイシーズンのほうが、豊富な選択肢の中から応募先の企業を選ぶことができるので、計画的に転職するビジネスパーソンの多くは、ハイシーズンの転職を検討するケースがほとんどです。

ただし、労働市場の人手不足感が強まっている現在は、通年採用をしている企業も多く、ハイシーズン以外の時期であっても必ずしも転職に不利とは言えません。
中でも12月、1月や年末年始は、求職者も転職活動を休むことが多いため、通年採用の優良企業の求人にライバルの少ない状態で応募できるチャンスが高まります

これから転職をしようと考えている方は、今回ご紹介した「12月、1月転職のメリットや転職時のポイント」も参考に、気になる企業や転職を希望する職種の動向をチェックしてみてはいかがでしょうか。

著者
長尾 尚子

著者 長尾 尚子

フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメ等、幅広い。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級

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