未経験からホテル業界へ転職する方法を経験者が解説!志望動機と転職理由のポイントをチェックしよう

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未経験からホテル業界へ転職する秘訣!志望動機と転職理由、おすすめの[文字数が増えてしまいますが、おすすめを入れた方が良いでしょう。]転職サイトを徹底解説

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未経験からホテル業界へ転職する秘訣

志望動機と転職理由、おすすめの転職サイトを徹底解説

未経験からホテル業界へ転職する秘訣!志望動機と転職理由、おすすめの[文字数が増えてしまいますが、おすすめを入れた方が良いでしょう。]転職サイトを徹底解説

著者
吉村 直人

著者 吉村 直人

ホテル業界で15年勤め、ラグジュアリーからビジネスまで、様々なタイプのホテルを経験。ホテルステイや旅行が趣味で、これまで宿泊したホテルは、国内・海外合わせて100施設を超える。ホテル業界での経験を活かし、ホテルにまつわる役立つ情報を発信している。

はじめに

新型コロナウィルス感染症によって、大きな影響を受けたホテル業界。日常生活がようやく落ち着きを取り戻し、観光需要が大きく伸びています。また、インバウンド(訪日外国人)需要にも回復の兆しが見えてきました。日本全国でホテルの開業ラッシュやリニューアルオープンが進み、観光業は人材を積極採用しています。転職を考えている方の中には、この機会に「ホテル業界へ転職しよう!」と考えている方も多いのではないでしょうか

一方で未経験からホテル業界への転職を目指す方の中には、「異業種から転職できるか不安」「ホテルの仕事をよく知らない」「志望動機や転職理由のポイントがわからない」と、悩んでいる方も多いはず。

一見華やかなホテル業界ですが、イメージだけで転職してしまうと、「意外にハードワークだった」「思ったより事務仕事が多い」など、思い描いていた仕事との違いにショックを受け、早期退職となるケースも。

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このような失敗をしないためにも、ホテル業界の動向や仕事の特徴などを予め把握した上で、転職することが重要です。

そこで本特集では、ホテル業界の経験豊富な筆者が、ホテルの仕事内容や書類選考・面接の際に役立つ志望動機・転職理由のポイントをわかりやすく解説。ホテル業界に強いおすすめの転職サイトも厳選し、紹介しています。ぜひ最後までチェックしてみてください。

ホテル業界の主な仕事内容

ホテルの仕事は多岐に渡ります。大きく分類すると【宿泊】【料飲】【宴会】という3つの部門に分かれています
基本的な仕事内容を把握しておけば、転職した後にギャップを感じることなく、長くホテル業界で活躍することができるはずです。まずは、ホテルの仕事を理解し、「自分はホテルでどんな仕事がしたいか」を明確にしましょう。

宿泊部門

ホテルのフロントやロビーなどでお客様対応を行う部門

フロント お客様のチェックイン・チェックアウト対応、宿泊予約、観光案内を行う
ベルアテンダント お客様から預かった荷物をフロントや部屋まで運ぶ
ドアアテンダント ホテルの入口に立ち、車の誘導やお客様の出入りを円滑に対応する
コンシェルジュ お客様からのリクエスト(電車や飛行機のチケット手配・レストランの予約・観光情報の提供等)にお応えする
ハウスキーピング 客室の清掃や備品の管理を行う

料飲部門

ホテルのレストランやバーでサービスを提供する部門

レセプショニスト レストランで受付・案内・会計を行う
ウェイター/ウェイトレス メニューの説明・オーダーテイク・ドリンクや料理の提供を行う
ルームサービス お客様が客室から注文したドリンクや料理を届ける
バーテンダー ホテルのバーでドリンクを作りお客様へ提供する

宴会部門

結婚式やパーティーなどの会場セッティング・配膳を行う部門

予約係 結婚式やパーティーなどの予約に対し、お客様と打ち合わせし当日までの準備を進める
宴会サービス 会場セッティングやお客様へドリンク・料理の提供を行う
受付(クローク) 会場にある受付にて、お客様の荷物を預かる

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ホテルによっては、フロントとコンシェルジュ、ベルアテンダントとドアアテンダントなど、業務を兼任することも。また、ホテルの中にはレストランや宴会場を併設していない場合もあります。まずは、「ホテルでどんな仕事がしたいか」を明確にし、仕事のイメージを掴んでおきましょう。

ホテル業界に転職したい方必見!志望動機作成の3つのポイント

未経験からホテル業界へ転職する際は、志望動機をしっかりと固める必要があります。志望動機が曖昧だと、「本当にこの業界でやっていきたいのか?」と、採用担当者へ熱意が伝わらず、書類選考の時点で落とされてしまうことも。まずは志望動機作成時に重要になる3つのポイントを押さえましょう。

志望動機作成のポイント① ホテル業界を選んだ理由は何か?

ホテル業界への転職を志望する方の中には、接客経験を活かしたいと思っている方も少なくないが、「接客が好き!」という理由だけではインパクトに欠ける。(※それだけならホテル業界でなくとも実現できる。)

志望動機作成のポイントは、自身の体験談や具体的なエピソードを交えることが重要
例えば、「ホテルに宿泊した際、素晴らしい接客を受け感動した。今度は自分がおもてなしを提供する側に立ちたい」「ホテルスタッフが流暢な英語を使い、困っていた外国人を助けていた。自分も英語を使い接客がしたい」など。ホテルでの体験談でなくとも、これまでの成功体験や人に喜んでもらえたことなど、自身の経験を交えることで、採用担当者へ説得力のある志望動機を伝えることができる

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志望動機作成のポイント② なぜ転職先としてそのホテルを選んだのか?

数あるホテルの中から、「なぜ転職先としてそのホテルを選んだのか」を明確にする必要がある。
たとえ「条件に合っていたから」という理由だとしても、魅力を感じた部分は他にもあるはず。志望動機を考える際は、ホテルのホームページを必ず確認しよう。ホテルの歴史やコンセプトなど、志望動機作成に役立つ貴重な情報が集まっている。

筆者が実践した中でおすすめの方法は、志望するホテルへ足を運んでみること。現地に行けば、働くスタッフの姿やホテルの雰囲気を肌で感じることができる。その際、「このホテルで働いている自分の姿がイメージできるかどうか」がキーポイント。

志望するホテルを様々な視点から捉えることで、説得力のある志望動機を作成できる

志望動機作成のポイント③ ホテルが求める人物像を把握する

「心からおもてなしができる人」「語学力を活かしたい人」など、ホテルによって求める人物像は様々。「ホテルがどのような人物を求めているか」を把握することが、転職を成功させる上で欠かせない。

志望するホテルが見つかった際は、ホームページの採用情報を必ずチェックしよう。求める人物像の中から自分に当てはまる要素が多ければ、志望するホテルで活躍できるチャンスが広がる。

志望動機を作成する際は、「自分はホテルが求める人物像である」という点を意識することが重要
どんなに志望するホテルで働きたいとしても、ホテルが求める人物像に合致しなければ採用に至らないだろう。志望するホテルの「求める人物像」を分析できれば、自分自身のスキルからアピールできる点が見つかるはず。その点を中心に志望動機を作成すれば、ホテルが求める人物として採用される確率が大幅にアップする。

ホテル業界に転職したい方必見!転職理由作成の3つのポイント

転職理由は面接でよく聞かれる項目の1つ。未経験からホテル業界へ転職する際、転職理由が曖昧だと、面接官にマイナスイメージを与えてしまいます。
説得力のある転職理由を作成するために、重要な3つのポイントを押さえましょう!

転職理由作成のポイント①業界研究はできているか?

未経験からホテル業界へ転職する場合、面接では「なぜホテル業界を選んだのか?」と、転職理由を聞かれるケースがほとんど。面接官は、異業種からの応募者に対して、「イメージだけで選んでいないか?」「この業界を理解しているか?」を見極めている。つまり、ホテルの求人へ応募する際は、事前にホテル業界の現状や将来性など、しっかり業界研究を行うことが重要になる。

ホテル業界は、感染対策やテレワークのための宿泊プランを用意するなど、様々な工夫に取り組んでいる。宿泊需要が徐々に回復してきており、ホテル業界への転職はマイナス要素ばかりではない。転職理由を考える際はプラスの要素に着目し、ホテル業界への前向きな転職理由を準備しておこう。

転職理由作成のポイント②ホテルでどのようにスキルを発揮できるか?

ホテル業界で何よりも必要なスキルとして求められるのが「ホスピタリティ」。ここで言うホスピタリティとは、「心からのおもてなし」のこと。ホテル業界へ転職を志望する方の中には、ホスピタリティ精神が高く、これまでの接客スキルを最大限に活かしたいと思っている方も少なくない。たとえ接客業の経験がなくとも、人のために役立ったことや喜んでもらったことがあるはず。

転職理由を考える際は、これまでの経験を振り返り、自身のホスピタリティ精神や接客スキルをホテルでどのように発揮できるか、具体的に伝えらえるよう準備しておこう。

転職理由作成のポイント③転職で実現したい目的を整理する

転職理由を作成する際は、転職で実現したいポジティブな目的を整理し、明確にすることが重要
例えば、「人材育成の経験を活かし、今後はホテルで働くスタッフを育成したい」「英語スキルを活かし接客したい」など、目的が明確であれば、面接官へ説得力のある転職理由を伝えることができる。

転職理由の中には、「給与が安い」「残業が多い」など、ネガティブな理由で転職する方も少なくない。しかし、不満があるからといって、すぐに転職してしまうと、また同じ状況に陥ることも。ネガティブな転職理由があったとしても、ポジティブな目的へ変換することがポイント。前向きな目的や将来像を語れる人こそ、次の転職先で長く活躍することができる。

ホテル業界の転職に強い転職サイト

ホテル業界へ転職する際、どんな転職サイトを利用するかによって、出会えるホテルが変わってくる。ホテル業界経験豊富な筆者が、ホテル求人に特化したおすすめの転職サイトを2社厳選

ホテル求人ドットコム

ホテル求人ドットコム・画像

株式会社アイ・エヌ・ジー・エンタープライズが提供する、ホテル・旅館など宿泊業に特化した転職サイト。取り扱う求人数は約5,308件(※2023年3月時点)と、ホテル業界に特化した転職サイトの中でも最大級!
ホテル求人ドットコムは、スマートフォンに最適化したサイトも用意しており、場所を問わず気軽に求人を検索できる。また、利用時の会員登録やログインも不要。「求人応募が簡単で使いやすい!」と、求職者から高い評価を得ているおすすめの転職サイト

HOTERES

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ホテル・レストラン業界専門誌「週刊ホテルレストラン」を発行する、株式会社オータパブリケーションズ運営の転職サイト。取り扱う求人数は、正社員・アルバイトを含め、3,326件(※2023年3月時点)と、ホテル業界に特化した転職サイトの中でもトップクラス!積極採用の求人情報や、新着求人・企業の情報も充実しており、希望の条件を満たす求人を見つけやすい。無料会員登録することで、おすすめの求人情報を配信するメールマガジンの購読が可能。また、マイページに履歴書や職務経歴書を登録すると、すぐに求人へ応募できる。ホテル業界への転職を目指すのであれば、登録しておくべき転職サイトの1つ

どちらの転職サイトも豊富な求人を取り扱っていますが、気になるホテルが見つかった際は、ホームページの採用情報も必ずチェックしておきましょう。転職サイトには掲載されていない貴重な情報(就業条件の詳細や求める人物像など)が載っているケースも。

まとめ

本特集では、未経験からホテル業界へ転職するポイントを解説しました。説得力のある志望動機や転職理由を作成できれば、未経験でもホテル業界への転職は十分実現可能です。

ホテルの仕事は多岐にわたりますが、お客様へ最高のおもてなしを提供する唯一無二の仕事。ホスピタリティ精神を持つ方なら、きっとホテルの舞台で活躍できるでしょう。「未経験からホテル業界へ挑戦したい!」という方の存在は、これからのホテル業界にとって大変貴重な人材です。今だからこそ、人材を必要とするホテル業界へ転職するチャンス!

ただし、業界研究や仕事の把握を怠り安易に転職してしまうと、せっかくの転職も失敗に終わってしまいます。まずはホテル業界の動向や仕事の内容を確認、次に志望動機や転職理由をしっかり深掘りすることが大切です。準備が整ったらホテル業界に強い転職サイトを上手く活用し、ホテル業界へ転職を実現しましょう!

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