女性の転職、結婚や出産後も仕事を続けるためには

転職活動の歩きかた

転職 女性 キャリアプラン

キャンセル

女性の転職

ケース別転職対策

女性の転職

女性が転職する際に知っておきたいポイントをステップ別にわかりやすく解説

女性の転職

結婚、出産後も働き続けるためには

総務省が2013年に発表した労働力調査によると、女性の就業率は2010年以降上昇を続けており、15歳~64歳の平均で62.4%となっています(女性の就業率上昇)。
その一方で結婚・出産を機に仕事を辞める女性はいまだに6割に達しており、日本の女性の年齢階級別労働力の推移は「M字カーブ」と呼ばれる、独特の形になっています女性の就業率の推移)。

また日本の労働人口は減少を続けており、女性が働きやすい社会への変革が求められています。本特集では、女性が活き活きと社会で活躍するための手段として、転職を上手く活用する方法をステップ別に紹介していきます

もう一度自分のキャリアを考えよう!

【管理職を目指す?目指さない?女性のキャリアの「選択肢」】(リクナビNEXT)

女性管理職データ

安部政権は、女性の社会進出を支援していく事を明言しており、企業側でも女性を管理職へ登用する動きが加速しています。転職サイト大手「リクナビNEXT」では、女性が管理職になった場合、働き方にどのような影響が生じるのかを、管理職500人にアンケート。女性管理職のメリットとデメリットを分析しています。女性として今後のキャリアプランを描く上で是非参考にして欲しい記事の1つです。

転職活動を始める前に理想のキャリアプランを描く

転職活動を成功させるために、まずはしっかりとした準備が欠かせません。いきなり企業探しから始めるのではなく、自分自身の転職に向かう気持ちと今後のキャリアプランを整理してから転職活動に臨みましょう。

転職活動を始める前に考えておきたい3つのポイント

1なぜ現在の会社から転職したいのか(理由)

転職を考える際は、まず自分が「転職したい理由」がどこにあるのかをはっきりとさせる必要があります。「出産後も働き続けられるよう、ワークライフバランスの取れた会社で働きたい」「お客様と直接関わる仕事に挑戦したい」など、必ず理由があるはずです。転職する理由を自分のなかで明確にしておけば、企業探しの条件が絞りやすくなり、転職活動へのモチベーションもアップします
また、「なぜ転職をしなければいけないのか、今の会社でそれが実現出来ないのか」といった質問は、採用の過程で面接官に聞かれる内容の1つでもあります。自分のなかでその理由がわかっていればはっきりと答えることが出来ず、選考にも通りやすくなるでしょう。

2企業選びの軸は何か

ここだけは譲れない!という企業選びの軸(たとえば、短時間勤務制度を導入している会社、性別に関係なく仕事を任せてくれる会社など)を決めたら、その軸以外の条件に関しては柔軟に対応することも転職を成功させるために必要なポイントの1つです。企業選びの軸を決めることで、転職後のキャリアプランがイメージしやすくなります。

3転職したあと、何をしたいのか(キャリアプラン)

もっとも大切なのは、転職後の自分をイメージすることです。転職先の会社でどのような働き方をして、今後のキャリアを形成していきたいのかを具体的に考えましょう
「現場の第一線で活躍したい」「お客様と直接やり取りができる仕事をしたい」など、明確なキャリアプランをイメージしておくことで、理想の転職先に出会える確率が高まります。

「企業を探す」~転職サイト・転職エージェントを上手に活用~

転職する理由とキャリアプランが定まったら、いよいよ実際に転職先の企業を探し始めましょう。
企業を探す際は、転職サイトや転職エージェントをうまく活用すると、転職活動の効率が格段にアップします

転職サイト

転職サイトは、オンライン上で求人情報を提供するサービスです。転職サイトには、希望する条件や待遇を選択し、自分で求人を探す検索機能や、履歴書を登録して企業からのスカウトメールを受け取るスカウト機能などがあります。無料で手軽に求人情報を収集でき、オンラインから応募できるので、企業探しを自分のペースで行いたい人に向いているサービスです。女の転職@typeやリクナビNEXTなど、女性の転職に強い転職サイトも数多くあるため、うまく活用すれば心強い味方になってくれるでしょう

30代女性の転職に強い転職エージェント・求人サイト

女の転職@type

女の転職@type画像

株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性のための正社員転職サイト。女性の転職に特化しているため、女性ならではの悩みを解決するコンテンツや転職活動への対策方法などのサービスが充実している。「働くママ歓迎」など、仕事と家庭を両立したい女性に特有の検索条件が用意されているのも嬉しい。

doda(デューダ)

doda(デューダ)

大手人材サービス大手・パーソルキャリアが運営する転職サイト。公開・非公開求人を含め、約17万370件の求人数を保有している。スカウトメールは1ヶ月辺り約1,220万通と、スカウトサービスにも力を入れており、他の求人サイトと比較しても配信数が多い

リクナビNEXT

リクナビNEXT

リクルートグループが運営する日本最大級の転職サイト。圧倒的な求人数と手厚いスカウトサービスで転職活動をサポートしてくれる。毎週の新着求人数は3,753件を越えることもあり、常にチェックしておきたい転職サイトの1つ。

転職エージェント

転職エージェントは人材紹介会社とも呼ばれ、プロのキャリアコンサルタントによるサポートを受けながら転職活動ができるサービスです。キャリアコンサルタントが数多くの公開求人・非公開求人(※一般に公開されていない求人のこと)のなかから、自分の希望条件にあった企業をピックアップしてくれます。転職サイトに掲載されていない求人を数多く取り扱っているため、企業選びの選択肢が大きく広がります

転職エージェントでは企業探しだけでなく、転職活動に関するあらゆる相談に対応しています。履歴書・職務経歴書のチェックや面接対策はもちろん、企業との面接日程の調整や年収交渉等も依頼する事ができます。転職者の希望に合わせた柔軟な対応力も転職エージェントの魅力の一つです。自分一人での転職活動に不安がある人や、たくさんの企業の中から自分に合った企業を見つけたい人にとって、転職エージェントは魅力ある選択肢の一つです。

転職活動の歩き方厳選!おすすめの転職エージェント

パソナキャリア

パソナキャリア画像

派遣大手パソナグループの人材紹介会社。派遣部門で培った豊富な情報と企業へのパイプを武器に、3万9,534件以上の求人を取り扱う。女性の正社員転職に強く、キャリアコンサルタントのサポート力は利用者から高い評価を得ている。東京や大阪など、全国に約110拠点がある。

WomanWill

WomanWill

人材紹介会社大手マイナビエージェントが女性の正社員転職を支援するために設立した、女性の転職専門サイト。担当キャリアコンサルタントも女性が担うため、結婚や出産と仕事に関することでも安心して相談することができる。東京、大阪など大都市を中心に全国24拠点。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートグループの人材紹介会社。44万356件以上の圧倒的な求人数を誇り、男女共にNo.1の転職実績を持つ。各業界専任のキャリアコンサルタントが転職を手厚くサポート。転職イベントやセミナーも数多く開催している。転職エージェントの登録で迷ったらまずはチェックしておきたい。北海道から九州まで全国16拠点

「選考・面接の対策をする」~転職エージェントのサービスを利用~

転職サイト・転職エージェントをうまく活用して企業探しを行い、自分の要望に沿った企業が見つかった方は、積極的に企業へ応募し、選考を受けてみましょう。

選考や面接の段階で活用したいのが、転職プロによるサポートです。転職活動になれていない方は「選考を受ける前に専門家に相談しておきたい」「書類のチェックや面接対策をしておきたい」など、不安に思う点は多いでしょう。そういう場合は、上述した転職エージェントの無料サポートを利用しましょう。

女性の転職希望者は男性と比較すると、自分のスキルに自信を持てず、自己PRが苦手な人や、子供がいるため転職活動をする時間的な余裕がないという人が多い傾向にあります。そのため、時間に融通が効き、総合的に転職活動をサポートしてくれる転職エージェントは、女性の転職にとって、とても心強い存在だといえるでしょう。

女性の転職 よくある質問~結婚・出産編

女性の転職希望者は、面接の際、結婚や出産後どのように働きたいかといった質問を受けることがよくあります。結婚や出産後のキャリアプランは、企業にとって採用の有無を判断する重要なポイントの一つです。実際に企業側から質問を受けた場合に、どのように説明するかは転職成功のカギといえるでしょう。
転職したい女性必見!いまどき女性の転職事情」では、女性の転職でよく聞かれる結婚や出産後に関する質問項目と対策のポイントを紹介。面接を受ける際の参考にすると良いでしょう。

結婚・出産に対する考え方

結婚・出産に対する考え方画像

質問

  • 結婚する予定はありますか?
  • 結婚(出産)したらどうしますか?
  • 働くことは難しいのではないですか?
  • 結婚や出産も考えたキャリア計画がありますか?

対策・回答のポイント

結婚・出産しても仕事を続けたいという強い思いを素直に伝えることが重要です。結婚の予定がある場合は正直に言っても問題ありませんが、結婚に左右されず仕事に取り組む勤続の意志と覚悟をはっきりと示しましょう。
会社側としては、せっかく時間とお金をかけて採用した人材が結婚や出産を機にすぐに退社してしまうという事態はできる限り避けたいもの。本記事を読んでいる人は、働くことに対するアクティブな思いを持っているはず。その率直な思いを正直に伝えましょう。

育児に対する考え方

育児に対する考え方画像

質問

  • 子どもが生まれたら育児で早退や遅刻をしてしまうこともありますよね?
  • 現在お子さんがいるようですが、両立は厳しいのではないですか?
  • お子さんが病気のときはどうされるのですか?

対策・回答のポイント

実質、子どもの急なけがや体調不良で早退や遅刻、欠勤をしてしまうこともあるため、正直にその旨を伝えましょう。そのうえで、「ご迷惑をかけないよう頑張ります」といった意志を答えるだけでは不十分。託児支援サービスを利用しているなど、仕事にできる限り支障をきたさないための具体的な対応策を示すことが必要です。
本来、母親の女性1人だけで育児をするものではありません。夫や実家と協力して育児に臨み、仕事と両立するための対策をしっかりと考えていることを説明しましょう。

周囲の理解

周囲の理解画像

質問

  • 当社で働くことに対して、ご家族や旦那様の理解は得られましたか?

対策・回答のポイント

あなたが転職することに対して、家族の理解を得られているかを見るための質問です。「家族は転職に関係ありませんので」などあいまいな答え方をすると、周囲の理解を十分に得られないまま転職活動をしていると危ぶまれてしまいます。
パートナーや両親の理解を得た上で、改めて応募先の企業で働く意志をアピールすると良いでしょう。また、周囲が働くことに関して賛同してくれる事実を、具体的な話を通じて客観的に説明するのもプラスポイントです。

「転職後」~自分の未来「キャリアプラン」をしっかり描こう!~

女性が転職するにあたって必要な心構えは、選考の途中で何を言われても弱気にならず、あきらめないことです。もし、なかなか転職先が決まらない場合は、自分自身の転職活動を振り返ってみてください。焦って軸のぶれた企業探しをしていないか、面接で弱気な部分を見せていないか等、転職活動を振り返る事で、どこで行き詰っているかが見えてくるはずです。困った時は、1人で悩まず、転職のプロである転職エージェントのコンサルタントや両親、家族、友人等、周りの人たちと相談しながら、自分のキャリアプランに合った企業をじっくり探しましょう。

女性の社会進出は日本が必ず成し遂げなければいけない課題であり、その先には女性がもっと輝ける時代が必ずやってくるはずです。自分の未来「キャリアプラン」をしっかり描き、いきいきと働き続ける事ができる転職先を見つけましょう!

本サイトにはプロモーションが含まれます。