転職エージェントが信用できないと感じている方へ。デメリットと賢い使い方をチェックしよう
転職エージェント デメリット 信用できない
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転職の流れ
転職エージェントのデメリットと賢い使い方とは
転職を成功させるためには、転職のプロである転職エージェントを活用し、効率よく転職活動に取り組むことが重要なポイントの1つ。
一方で、転職エージェントに登録した方の中には、「転職エージェントが紹介する求人が希望の条件に合っていない」、「問い合わせ対応がずさんで信用できない」、「キャリアアドバイザーが上から目線でアドバイスをしてくるのでむかつく」等、納得のいかない対応をされた経験がある方も少なくありません。
また、転職エージェントを選ぶにあたり、利用するデメリットや悪い口コミを見て利用を悩んでいるという方もいるでしょう。
転職活動において、強い味方になってくれるはずの転職エージェントですが、各社が提供するサービスの質や対応力、得意とする求人ジャンルが異なるため、選び方を間違えると逆に足かせになってしまうことも。
そこで、今回の転職活動の歩きかたは、転職エージェントの利用に悩んでいる方に向けて、デメリットを感じた際の対処法と、転職エージェントを上手く使いこなすための賢い活用法を解説します。
これから転職活動を始めるにあたり、デメリットを把握しておきたいという方はもちろん、転職エージェントの賢い使い方を知りたいと考えている方も、本特集をぜひ最後までチェックしてみてください。
まず転職エージェントを利用するにあたり、知っておきたい基礎知識を簡単に解説します。
転職エージェントは、求人の紹介にとどまらず、応募書類の添削や模擬面接といった選考対策、面接日程の調整、年収交渉、退職手続き等に至るまで、提供する全てのサービスを原則無料で利用することができます。
この手厚いサービスをどうして無料で受けられるのか不思議に思っている方や、「本当に信用できるのか？」と不安に思われている方も多いはず。
以下では、転職エージェントの転職支援サービスを無料で受けられる仕組みを解説します。この仕組みがわかれば、様々なサービスを無料で利用できることに対する不安はなくなるでしょう。
転職エージェントは、求職者と人材を募集している企業（求人企業）の間に立ち、求人紹介や様々な転職支援サービスを提供しています。
転職エージェントの主な仕事は、求める人材の条件や詳しい求人情報を求人企業からヒアリングし、企業が求める条件にマッチした人材を厳選して紹介すること。
また、登録している求職者から、希望条件をヒアリングし、条件に合う求人企業の紹介や、応募書類の添削・面接対策等、様々な転職サポートを提供します。
転職エージェントの転職支援サービスを無料で受けられるのは、転職エージェントが求人企業から採用成立時に報酬を受け取る「成果報酬型」の仕組みで運営されているためです。
原則として転職エージェントは、求職者の希望条件にマッチした求人情報を紹介し、求職者が内定を獲得後、実際に入社が決まった場合（＝転職エージェントを介して採用が成立した場合）のみ、求人企業から報酬を受け取ることができます。また、転職エージェントが紹介した人材が短期間で辞めてしまうリスクを考慮し、成果報酬に関しては、「入社から一定期間が経過した時点で報酬を支払う」、「入社後、短期間で退職した場合、報酬の一部を返金する」等のケースが一般的です。
つまり転職エージェントは、求人紹介のミスマッチが起こると十分な成果報酬を受け取ることができなくなるだけではなく、求人企業からの信頼も失ってしまいます。求職者が入社後もその企業で長期的に活躍できるよう、適切な求人をマッチング・紹介することは、転職エージェント側の利益にも繋がっているのです。
転職エージェントは、転職活動の際に役に立つさまざまなサービスを提供していますが、実際に登録してみると「転職エージェントが紹介する求人が条件に合っていない」、「転職エージェントへの登録を断られた」、「キャリアアドバイザーと相性が合わない・むかつく」等、納得のいかない対応をされるケースも。
転職エージェントを利用する際は、デメリットや注意点を理解し、その対処法を踏まえたうえで、賢く活用しましょう。
転職エージェントのデメリット・注意点 その１
希望する求人の紹介を受けられない
転職エージェントに登録した方の多くが感じる不満は、希望する求人と紹介される求人とのミスマッチです。
この問題が起こる理由は、転職エージェントでは、企業への紹介人数が決められていることが多く、エージェント内部で絞り込みが行なわれるため。競争率が高い好条件の求人は、希望者も多いので、スキルや経歴を加味し、求人が紹介されないこともあり得ます。
また、一言で転職エージェントと言っても、各社が取り扱う求人には違いがあり、得意不得意があります。
この問題は、登録する転職エージェントを1社に限定せず、自分の志望職種や条件に合う転職エージェントを複数利用することで対処可能です。求人の紹介状況によってはメインで利用する転職エージェントを切り替えると良いでしょう。
転職エージェントのデメリット・注意点 その２
経歴によっては転職エージェントへの登録が断られるケースもある
転職エージェントは、登録のタイミングで断られるケースも。特に、未経験の職種への転職を検討している場合や、転職を希望する職種に対して経歴やスキルが不足している場合は、スキルアップや資格取得後の再挑戦も視野に入れ、しっかりとキャリアプランを練り直してみましょう。
また、たまたまその転職エージェントの得意とする業種・職種ではないケースや、現在保有している求人とマッチングしなかったというケースもあるため、気にする必要はありません。他の転職エージェントに登録することで、これまでの経歴が評価される可能性も。
１つの転職エージェントに登録を断られたからと言って「転職できないのではないか」と必要以上に気落ちする必要はありません。
ちなみに、転職エージェントは登録時の面談で、人物チェックを行います。つまり、スキルや経験、年齢だけではなく、ビジネスマナーや仕事観なども見られているということです。転職エージェントと面談する際は、ビジネスマナーについても意識し、しっかりと対応するようにしましょう。
転職エージェントのデメリット・注意点 その３
担当のキャリアアドバイザーと合わない
転職エージェントを利用するうえで注意したいのが、担当のキャリアアドバイザーとの相性。
転職エージェントは、人に依存するサービスです。つまり、担当のキャリアドバイザーとの相性が良くない場合は、たとえ世間一般での評判が良い転職エージェントだったとしても、利用する中で大きな不満を感じるでしょう。相性の合わない人と行動するのは大きな苦痛になる上に、良い転職の妨げにもなってしまうことさえあります。
キャリアアドバイザーと合わない、対応が良くないと感じた場合、まずは、担当のキャリアアドバイザーに、自分の意志や希望する条件、転職の軸や方向性について、再度明確に伝えましょう。
それでも担当者とのすれ違いが改善されない場合や、対応に不満・不信が残る場合は、別のキャリアアドバイザーに変えてもらうか、別の転職エージェントを利用する方法が効果的。キャリアアドバイザーの層が厚い大手転職エージェントでは、キャリアアドバイザーと合わない場合、変更してもらえる可能性は十分あります。転職エージェント自体が信用できないと感じる場合は、利用する転職エージェントを切り替えることも視野に入れ、柔軟に対応すると良いでしょう。
信用できる転職エージェントを選ぶ際には、口コミや評判をチェックするのは勿論、これらの点以外にも気を付けておきたいポイントがいくつかあります。
本チャプターでは、信用できる転職エージェントの選び方と、おすすめの転職エージェントについてご紹介します。
転職エージェント選びの基本は、転職支援実績が豊富で取り扱う求人数が圧倒的に多い、「転職エージェントの大手」を最低限1社は選ぶべきでしょう。例えば、圧倒的な求人数を持つ「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」は、取り扱う求人の幅が広いため、希望の求人に出会える可能性が飛躍的に高まります。
また、実績のある大手転職エージェントは、キャリアアドバイザーの層も厚く、自分の志望職種・志望業界に合ったサポートを受けられる点も魅力。
求人企業とのコネクションも強いため、企業の内情や採用ニーズをしっかりと把握しており、適切なサポートが受けられる点も、大手転職エージェントを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
リクルートエージェントは、リクルートが運営する転職エージェントの最大手。2023年9月現在、公開求人は約44万7,707件以上（内、非公開求人：約32万9,966件以上）と、業界最大の求人数を取り扱い、ほぼ全業種・全職種の求人をカバーしている。他の転職エージェントと比較しても、求人の質・量ともに圧倒的。転職支援実績は年間41万1,000名以上と、業界No.1の実績を誇っている。
リクルートエージェントの特徴は、求職者一人一人に専任のキャリアアドバイザーがつき、細やかな転職サポートを行ってくれる点。求職者の志望業界に特化し、知識と経験を豊富に持つキャリアアドバイザーが、応募書類の添削から求人の紹介、面接対策、面接日程の調整や年収交渉までしっかりとサポートしてくれる。キャリアアドバイザーの層が厚く、未経験職種への転職サポートも充実している点も嬉しい。
幅広い業種の求人を取り扱い、圧倒的な求人数を保有するリクルートエージェントは、信用できる転職エージェントを探している方であれば、まず登録を検討したい転職エージェントの一つだろう。
マイナビエージェントは、様々な人材サービスを手掛けるマイナビグループが提供する総合型転職エージェント。東京、大阪、名古屋、福岡に拠点を持ち、全国の求職者の転職を支援している。マイナビグループのネットワークを活かし、大企業だけではなく、中小企業や勢いのあるスタートアップ企業の求人も豊富な点は大きな魅力だろう。
マイナビエージェントの特徴は、キャリアアドバイザーのサポート力とマッチング力の高さ。各業界に特化した専任のキャリアアドバイザーが、利用者の転職をしっかりとサポートする。また、女性の転職や第二新卒の転職、ITエンジニアの転職支援には特に力を入れており、専門知識を持った転職エージェントから手厚いサポートを受けられる。IT・Webエンジニア」、「ものづくり・メーカー」、「金融業界」、「MR・メディカル」等、業界ごとに特設サイトを用意している点も魅力。
マイナビエージェントは、転職を検討している方であれば、一度チェックしておきたい転職エージェントであることは間違いないだろう。
転職が初めての方や、未経験職種への転職を目指している方、過去に転職エージェントを利用していたものの、担当アドバイザーと上手くいかなかった経験がある方は、サポート内容が手厚い転職エージェントを選ぶことが重要です。 キャリアアドバイザーの質の高さを口コミや評判でチェックし、しっかりとサポートを受けられるサービスを選びましょう。
dodaは、総合人材サービス企業「パーソルキャリア」が運営する転職エージェント。2023年9月現在、公開求人は約21万2,815件以上、非公開求人は約3万4,302件以上と、業界第2位の求人規模を誇っている。
dodaの特徴は、キャリアアドバイザーの質の高さが高い点。きめ細やかなサポートが高く評価されており、利用者の志望業界に精通したアドバイザーがひとりひとりに就き、転職をフルサポートしてくれる。未経験からの転職にもしっかり対応してくれる点も嬉しい。履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策にも定評がある。
また、非公開求人の紹介や対面での転職サポートを受けられる「転職エージェント」と、自己応募中心の「転職サイト」の２つのサービスを、1つのアカウントで一括管理できる点も魅力。
dodaは、キャリアアドバイザーからしっかりとサポートを受けたい方、条件に合う求人を自分で探しながら、転職のプロのサポートも受けたいという方は、ぜひチェックしておきたい転職エージェントだろう。
転職エージェントを利用する際は、自分の志望業界や職種への転職支援に強みを持つ転職エージェントを利用するのも重要なポイント。業界・職種に特化した転職エージェントでは、秘匿性が高く、条件の良い求人が見つかる可能性が高く、キャリアアドバイザーの専門性も高い点が魅力です。特に、専門性の高い職種の方や、高いスキルを持ち、転職したいと考えている方は、特化型の転職エージェントを併用するのがおすすめ。
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェント。国内の大手企業、外資系企業、ベンチャー企業など幅広いIT・Weｂ関連企業とネットワークを築いており、求人数は、公開しているものだけでも約1万4,526件（※2022年1月時点）。IT・Web業界に特化した転職エージェントの中ではトップクラスを誇っている。
レバテックキャリアの特徴は、求人の多くが年収600万円以上のハイクラス求人であり、転職成功者の約60%が年収UPに成功している点。ITエンジニア実務経験者を対象にした求人のなかでも、条件の良い質の高い求人が揃っている。
また、各職種に特化したキャリアアドバイザーがしっかりと転職を支援してくれる点も魅力。年間3,000回以上の企業ヒアリングを通して、求人企業の情報に精通しており、求職者とのマッチング制度の高さにも定評がある。その他、職務経歴書やポートフォリオ作成のアドバイス、技術課題や面接対策等も行ってくれる点も嬉しい。
IT・Web業界への転職を検討している方で、実務経験がある方であれば、レバテックキャリアは登録する価値がある転職エージェントの一つ。
転職活動の強い味方になってくれる転職エージェントは、積極的に活用したい便利なツールです。
転職エージェントを選ぶ際は、求人数はもちろん、キャリアアドバイザーの質や対応力、得意とする業種・職種等を比較し、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
転職エージェントのデメリットやその対処法、信用できる転職エージェントの選び方を参考に、転職エージェントを賢く使い、転職を成功させましょう！
Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。
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