未経験から介護職への転職のポイントとおすすめの転職エージェント

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未経験から介護職へ転職するには?志望動機のポイントとおすすめの転職エージェント

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未経験から介護職へ転職するには?

志望動機のポイントとおすすめの転職エージェント

未経験から介護職へ転職するには?志望動機のポイントとおすすめの転職エージェント

好調を維持する介護業界。介護職未経験の30代、40代の転職成功実績も

超高齢化社会を見据え、2000年の介護保険制度開始と共に、規制緩和が実施され、民間企業の介護事業への参入が認められました。この改革によって民間企業が介護サービス事業に次々に参入し、介護業界の規模は一気に拡大。その後も介護業界の市場規模は右肩上がりで成長を続けており、厚生労働省の試算によると、団塊の世代が後期高齢者となる2025年度には、21兆円規模まで膨れ上がると言われています。

市場拡大にともなって課題とされているのが、介護の現場で働く担い手の確保です。介護業界は万年、人手不足で常に新たな人材を求めています。そのため、未経験者にも門戸を広く開けている事業者や施設が多く、30代、40代の介護業界未経験者の転職事例も数多く聞かれます。40代~50代でも、派遣社員や契約社員から正社員にステップアップし、資格を取得した後、現場のスタッフからケアマネジャーや介護福祉士にキャリアアップした人も少なくありません。介護業界は、未経験者でも頑張り次第で上を目指せる業界と言えます。

介護業界

ただ介護職とひと口に言ってもさまざまな職種やポジションがあり、関連する資格も多岐にわたります。ご自身が目指す働き方や仕事に求めるやりがい、将来の目標についてしっかり検討した上で、その目標を実現できる事業者や介護施設を選びましょう。

介護職の仕事とは?そのメリットとデメリット

介護職の主な仕事は、高齢者やサポートが必要な人に対して、「三大介助」と呼ばれる「食事」「排泄」「入浴」の介助をすることです。それ以外にも、洗濯や買い物、掃除など身の回りの世話をすることも重要な仕事の1つ。また、保持している資格や施設内のポジションによっては、家族からの相談を受けたり、リハビリの計画を立てたりする、介助とは別の役割を担うケースもあります。

働く場所は、老人ホームやデイサービスなどの介護施設、病院、高齢者やサポートが必要な人の自宅などさまざまです。事業者や施設の特性や働く場所によって、仕事内容が変わるので、転職先を決める際には、自身の仕事内容をしっかり把握して検討しましょう

どんな職種でも良い面と大変な面があり、それは介護職も変わりません。以下は介護職を目指す上で知っておきたい、介護職のメリットと、デメリットです。未経験から介護職への転職を目指している方は、しっかり把握しておきましょう。

介護職の4つのメリット

未経験者や40代、50代以上の人でも挑戦しやすい

無資格で働きながら、介護関連の資格取得を支援してくれる制度がある事業者や介護施設もあり、業界全体として未経験者を広く受け入れ、育成していく土壌があります。そのため、出産や育児で職を離れた人や、転職が難しくなる40代以上の人、第二の人生を考えている50代以上の人にも、挑戦しやすい業界です。

資格を取得することで、収入増やキャリアアップに繋がる

「介護職員初任者研修」や「介護職員実務者研修」、「ケアマネジャー」、そして、国家資格である「介護福祉士」「社会福祉士」など、介護職の資格は多岐にわたります。 資格を取得することで、給与に資格手当がプラスされたり、基本給が上がったりと、収入面で有利になります。また、その資格がないとできない仕事の領域がありますので、専門性をもってキャリアを積むことができます。

介護の仕事は、掃除や洗濯・料理などの「生活援助」と、利用者の身体に触れて食事・入浴・排泄などの日常生活を支援する「身体介護」の2種類に分けられます。このうち、「身体介護」を行うためには、介護の資格の所持が必須です。介護の資格には、どのようなものがあるか、代表的なものをいくつか紹介します。

介護関連の主な資格

介護職員初任者研修とは?

在宅や介護施設で働く上で必要な基本的な知識・技術を習得し、指示を受けながら介護業務を実践できる資格。他の資格と比較して、難易度が低めで、短期間で取得できるため、「介護のスターター資格」と言われている。

ケアマネジャーとは?

介護保険サービスに基づいて、利用者の介護のための「ケアプラン」を作成したり、利用者と行政や事業者や施設との間を取り持って調整をしたりするのが主な仕事。業務の重要性から、資格取得によって給与アップも期待できる。

介護福祉士とは?

国家資格で、利用者の介助をしたり、介護に関する相談に応じたり、介護者に対して指導を行ったりすることが主な仕事。3年以上の介護の実務経験と、「介護職員実務者研修」などの指定された資格の取得が受験の条件

社会福祉士とは?

国家資格で、利用者やその家族の相談に応じ、助言や指導を行って、福祉サービスや保健医療サービスとの橋渡しをするのが主な仕事。大学や社会福祉士短期養成施設などで指定科目を修了することで、受験資格が得られる

人の役に立つ喜びを感じられる

食事や排泄、入浴など、人が生きていくのに必要なことに関するあらゆる介助を行うため、利用者やその家族から「ありがとう」という感謝の言葉をもらうことも多い仕事です。また、日々のケアによって、利用者のできることが増えたり、表情や動きが良くなっていったりと、利用者の支えになっていることを実感できる仕事でもあります。誰かの役に立つことに喜びを感じる人にとっては、天職と言えるでしょう。

介護の専門的なスキルや知識が身につく

場面に応じた適切な介助の仕方を身につけられることはもちろん、認知症や感染症、その他利用者に関連するさまざまな病気に関して、その予防の知識を得ることができます。身についたスキルや知識を活かして、さらに待遇や環境の良い別の事業者や施設に転職をすることもできますし、自身の家族が介助を必要とする状況になったときにも、役立てることが可能です。

介護職の3つのデメリット

介護業界

転職してすぐや、無資格のうちは給与が低め

介護職の給与は、事業者や施設の評価制度や運営体制によっても大きく異なります。一般的な「介護福祉士」の給与は、平均すると月約27万円、年収にすると約330万円程度(※賃金構造基本統計調査から抜粋(厚生労働省))と言われています。ケアマネジャーや生活指導員などにキャリアアップし、首都圏などの給与が高い地域や待遇の良い事業者や施設に転職をすれば、年収500万円を目指すことも十分可能です。

基本的に、介護職は基本給に夜勤による手当がプラスされて、ある程度の収入を得ることができますが、経験が浅いうちや、資格がない段階では夜勤を任せてもらえないため、全体的に給与は低めです。

排泄介助で汚物を扱わなくてはいけない

「食事」「排泄」「入浴」の三大介助のうち、最も適性や経験の差が現れるのは「排泄」の介助です。徐々に慣れてくるものですが、他人の汚物を扱いますから、その点に大きな抵抗がある人は難しいかもしれません。「人の役に立つ」という介護の素晴らしさは、決してきれいごとだけではないということを憶えておきましょう

夜勤がある介護施設は365日稼働している

老人ホームなどの介護施設では、早番、日勤、遅番、夜勤のシフト制が基本です。職員の数にもよりますが、月に何度かの夜勤は避けられません。夜勤なしの勤務が可の施設もありますが、その場合は給与が低くなります。また、人の生活を介助する仕事ということもあり、多くの介護施設が365日稼働しており、長期休暇が取りにくい傾向があります

未経験から介護職への転職を目指す上で有利な資格とは?

介護職への転職が有利になる資格の取得を目指すのであれば、まず介護職の入門資格とも言える「介護職員初任者研修」を目指すと良いでしょう。これは、130時間の研修、研修修了試験に合格すれば、在宅・施設を問わず介護サービス全般で働くことができる資格です。誰でも受講でき、合格率が非常に高いのも特徴です。

また、次のステップで「介護職員初任者研修」の上位資格研修にあたる「介護職員実務者研修」を修了すれば、サービス提供責任者になることができます。介護職員実務者研修を取得すると、たん吸引や経管栄養などのケアに従事することが可能になり、業務範囲が広がります。また、「介護職員実務者研修」の修了者には、「介護福祉士」の国家試験の受験資格が与えられます。介護業界でのキャリアアップを目指すなら、ぜひ取得しておきたい資格です。

これらの資格は、未経験から介護業界への転職を目指す場合、とても有利になりますが、必ずしも取得が必須という訳ではありません。無資格で受け入れてくれる施設もあり、働きながら取得を目指すことも十分可能です。施設によっては、資格取得ための費用を支援してもらえる場合もあります。資格を取得していないからと言って、介護業界への転職をあきらめる必要はありません

未経験から介護職への転職。志望動機のポイントとは?

介護業界は、未経験者にも広く門戸を開いていますが、決して楽な仕事ではないことから離職率が高い点が大きな課題で、事業者は長く勤めてくれる人材を求めています。つまり、未経験から介護職への転職を目指す方は、面接でしっかりと仕事への熱意を見せ、介護業界で頑張りたいという姿勢を示すことが非常に重要です。また、無資格での受け入れが可能な施設であっても、介護に関して学ぶ姿勢があること、知識やスキルを積極的に身につけていく意志を見せましょう

5年後、10年後の目標や、取得したい資格、介護業界に抱くプラスのイメージについて、自分の言葉で話すことができるよう、事前にしっかり考え、気持ちを整理した上で面接に臨むことが必要です。

介護業界

また未経験から介護職を目指すことを強みに変えることもできます。具体的にはこれまで働いてきた中で培ってきたコミュニケーション能力や、マネジメント能力、前向きさや明るさなどの人柄が、介護の現場でも役に立つことをアピールしましょう。また、30代以上の方は、社会人として培ってきたこれまでの経験が評価されるケースも。例えば人に言われなくても率先して動ける自主性や、積極性があることを伝えることも有効です。

未経験から介護職を目指す際に役立つおすすめの転職エージェント

未経験から介護業界への転職を目指す人にとって、介護業界の転職支援を専門に行っている転職エージェントが心強い味方になってくれます。雇用形態、仕事内容、給与や賞与などの待遇、勤務体制や資格取得支援制度の有無、施設の環境など、事業者によって条件が異なりので、介護転職のプロのアドバイスを受けながら、慎重に転職先を探しましょう

介護職の転職に強い転職エージェント

ミラクス介護(旧スマイルSUPPORT介護)

ミラクス介護(旧スマイルSUPPORT介護)・画像

医療・介護の人材サービスを手掛ける長谷川キャリアサポートが運営。東京、神奈川、埼玉、千葉など首都圏を中心に、豊富に介護求人を取り扱う。介護分野に特化したキャリアコンサルタントが多数在籍しており、求職者の希望を考慮した求人の紹介はもちろん、面接の調整や給与、休暇、夜勤の有無など待遇面の交渉も求職者に代わって対応してくれる。

介護ワーク

介護ワーク

東証一部上場のグループ企業が運営しており、全国にある拠点で介護職への正社員転職を無料でフルサポート。独自の専門性と強いコネクションで、介護ワークでしか扱っていない優良企業の求人案件を多数取り扱う。経験豊富なキャリアコンサルタントが、カウンセリングから応募書類の作成、面接準備や面接同行、転職後の相談まで丁寧に対応している。

マイナビ介護職

マイナビ介護職

新卒・中途の転職支援サービスで満足度ナンバーワンにも輝いたマイナビが運営。全国23ヶ所に拠点を持つ。全国各地の医療機関、施設に精通したキャリアアドバイザーが転職をフルサポート。取り扱う介護求人の数は業界トップクラス。高額の夜勤手当が加算される求人など、好条件の「夜勤あり求人」が充実している。

まとめ

超高齢化社会が目前に迫っており、今後も介護業界は右肩上がりで成長を続けていくでしょう。業界の規模拡大と共に、未経験者を受け入れる事業者や施設はますます増えており、転職市場も広がりを見せています。その一方で介護の仕事は決して甘いものではありません。だからこそ、しっかりと将来のビジョンや仕事に求めるやりがいを考えた上で、それに合った事業者や施設を見つけることが大切です。

介護業界

資格取得やキャリアアップを見据え、介護職ならではのやりがいを感じながら働き続けることができるよう、介護職の転職に強い転職エージェントの力も借りつつ、未経験から介護職への転職を成功させましょう!

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著者
佐藤 葉月

フリーランスの編集・ライター。タウン誌の広告営業と記者職を経て、大手結婚情報誌の編集職を経験。教育、美容、飲食、介護、スポーツ、自治体、医療など幅広い記事を手掛け、著名人へのインタビュー経験も多数。丁寧でわかりやすい文章表現に定評あり。

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