未経験からSaaS営業への転職。おすすめの転職エージェントは?

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未経験からSaaS業界の営業職へ転職するには?おすすめの転職エージェントもチェック

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未経験からSaaS業界の営業職へ転職するには?おすすめの転職エージェントもチェック

はじめに

現在、営業職として働いている方の中には、営業職としての経験やスキルを活かし、今後成長が見込める業界に転職したいと考えている方も多いはず。

そこで注目したいのが、SaaS企業。サブスクリプション型のビジネスモデルが急成長している今、SaaS企業は大きく発展しており、今後さらなる成長が見込める業界です。現在、急成長中のSaaS企業では、サービスやプロダクトの開発を務めるエンジニアだけでなく、営業職の需要も高まっています。

そこで、転職活動の歩きかたでは、SaaS企業での営業職を目指している方に向けて、未経験からSaaS営業への転職についてわかりやすく解説。SaaS営業に必要なスキルや、おすすめの転職エージェントもご紹介します。
SaaS営業への転職を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

SaaS営業とは?仕事内容やSaaS企業のビジネスモデルについて理解しよう

未経験からSaaS業界への転職を目指す場合、まずはSaaS業界や、SaaS営業という仕事について、しっかりと理解しておくことが重要です。
以下に、SaaS業界のビジネスモデルと、営業の4プロセスについて解説しました。まずは基本を押さえておきましょう。

SaaSとは?

SaaSとは?・画像

SaaSとは、「Software as a Service」の頭文字を取った略語で、「サービスとしてのソフトウェア」という意味。クラウドサーバーにあるソフトフェアを、インターネットを経由してユーザーが利用できるサービスのことを指します。ハードウェアを購入したり、パソコンにソフトウェアをインストールしたりする必要なく利用できるため、その利便性から近年導入が進み、主流となりつつあるサービスです。
SaaSの多くがサブスクリプション型のビジネスモデルを採用しており、リーズナブルな料金でサービスを提供しています。 サブスクリプション型のビジネスモデルでは、いかに顧客の継続利用を勝ち取れるかが重要。その継続利用を勝ち取る鍵となる存在が、SaaS営業と呼ばれる職種です。

SaaS営業の4プロセス

SaaS営業は、大きく分けて「マーケティング」「インサイドセールス」「フィールドセールス」「カスタマーサクセス」の4つの部門に分かれています。
これは、SaaS企業のリーディングカンパニー「Salesforce」が提唱する「The Model」という営業のプロセスモデルに即したもの。従来の営業プロセスを4つに切り分け、各段階での情報を明確に数値化・可視化することで、収益の最大化を図ることが目的とされています。また、各段階を担当する4つの部門が互いに連携することで、全体の顧客満足度の向上を目指す点も特徴の一つ。分業による効率化と、数値の明確化、各プロセスの連携を通して、効率的に営業を行います。
いかに顧客満足を高めるかが売上に直結するサブスクリプション型のビジネスモデルにおいて、この「The Model」に基づいた営業の4プロセスは、理解しておきたいポイントと言えるでしょう。

1マーケティング

来訪者数と連絡先などの情報を獲得できた「見込み客数」と、その獲得率を数値化する職種。ウェブサイトへの訪問人数、セミナーやイベントへの参加率など、さまざまな方面からマーケティングを行い、数値を分析します。

2インサイドセールス

見込み顧客の購買意欲を高め、成約率が高い状態でフィールドセールスへ流し、受注を増やす職種。見込みの低い顧客に対しては、成約の可能性が高まるまで、電話やメールでの非対面コミュニケーションを通して成約率を上げるプロセスを担います。インサイドセールスは内勤型の営業職とも呼ばれており、案件の発掘なども行うのがポイントです。

3フィールドセールス(外勤営業)

外勤営業とも呼ばれ、取引先を訪問し、商品やサービスを提案して成約を獲得します。もちろん新規開拓を行うこともありますが、インサイドセールスが絞り込んだ見込み客に対して営業をかけることが多い職種です。フィールドセールスは、案件数・受注率・受注数を上げていくことが重要な課題。クロージングを担うことから、商談を成功に導くやりがいがある職種と言えるでしょう。

4カスタマーサクセス

顧客の利用データやヒアリング内容を元に、問題解決や提案を行う職種です。ユーザーと併走し、新たな顧客体験の提案や創造を行うことがカスタマーサクセスのミッション。現場でユーザーとコミュニケーションを取りながらも、サービスのクリエイションにも関わりたいと考えている人にとって、大きなやりがいのある職種でしょう。

未経験からSaaS営業への転職を成功させるには?

SaaS営業の転職に限らず、未経験職種への転職を成功させるためには、ポイントを押さえた上で、しっかりと事前準備を行うことが重要です。

以下では、未経験からSaaS営業へ転職する際の転職のポイントを解説します。

業界研究は必須。SaaS企業のビジネスモデルについて理解する

未経験からSaaS営業に転職するうえで最も重要とも言えるのは、業界知識をきちんと身につけること。業界の動向や最新情報はもちろんですが、SaaS企業のビジネスモデルについてきちんと根本から理解しておくことが重要です。

未経験からSaaS営業・画像

SaaS企業が採用しているサブスクリプション型のビジネスモデルは、従来のフロー型(売り切り型)とは異なり、ストック型(積み上げ型)。フロー型は1回の売り上げが大きい点が特徴ですす。ストック型はフロー型よりも1回の売り上げは小さくなりますが、継続課金してもらうことで、長い目で見て高い収益を上げることができます。SaaS営業への転職を目指す場合、商材によるビジネスモデルの違いをしっかり理解してくことが重要です。

SaaSに関する知識が不足していると感じる方は、業界知識を身につけるため、以下の書籍や記事を一読しておきましょう。

SaaS型のビジネスモデルについてのベストセラー書籍

THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

タイトル THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス
著者 福田 康隆
Kindle 価格 990円(税込)
SalesforceのThe Model解説記事

Saasの営業職の特徴を理解する

SaaS営業への転職を目指す場合、通常の営業職との違いを理解することも重要です。

SaaS営業では、契約を取ることがゴールではなく、いかに継続利用してもらうかが重要視されます。長期的に顧客と良好な関係性を築き、毎月定額で収益を上げて安定させることが営業職のミッションと言えるでしょう。

SaaSの営業職・画像

ストック型のビジネスモデルでは、顧客満足度が低ければ解約されてしまうリスクがある他、新規顧客の獲得コストを回収しきれない場合も。新規顧客の獲得コストだけではなく、短期間で解約されるとオペレーションコストも回収できない可能性もあります。それを防ぐため、営業段階を4つのプロセスに分け、各段階での数値化・可視化が行われている点も、SaaS営業の大きな特徴でしょう。

未経験からSaaS営業への転職でアピールできる経験やスキル例

  • 法人営業の経験
  • 数値目標の達成意識
  • 過去の数字を見て「なぜそのような成果が出たのか」を分析できるスキル

SaaS営業の職種の中から自分に合ったものを選ぶ

SaaS企業では、営業プロセスをマーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス(営業)・カスタマーサクセスに分け、分業することで営業の効率化・最大化を目指すスタイルが一般的。
自分のスキルや経験などが営業プロセスのどの役割に適しているか考え、自分に合った職種を選ぶことが重要です。

  • 顧客との関係を作り、ニーズを引き出したりしていくのが得意:インサイドセールス
  • 顧客とのクロージングに喜びを感じる、対人営業スキルを活かしたい:フィールドセールス(外勤営業)
  • これまでの営業経験を活かしてマーケティングに携わりたい:マーケティング
  • 顧客の成功に貢献したい、問題解決能力を活かして働きたい:カスタマーサクセス

未経験からSaaS営業への転職におすすめの転職エージェント

未経験職種に転職する場合は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。SaaS企業にコネクションを持つ転職エージェントを利用すれば、効率よく転職活動を進めていくことができます。また、SaaS営業への転職支援経験を持つプロのキャリアアドバイザーから、応募書類の添削や面接対策等、さまざまなサポートを受けることができるのも転職エージェントを活用するメリットです。
以下では、SaaS営業への転職に強いおすすめの転職エージェントを3社厳選。各社の特徴をご紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、リクルートが運営する転職エージェントの最大手。2022年8月現在、公開求人は約53万1,371件以上(内、非公開求人:約28万4,524件以上)と、業界最大の求人数を誇っている。ほぼ全業種・全職種の求人をカバーしており、SaaS営業の求人も多い。未経験職種への転職支援実績も豊富
リクルートエージェントの特徴は、求職者一人一人に専任のキャリアアドバイザーがつき、細やかな転職サポートを行ってくれる点。求職者の志望業界や職種に特化し、知識と経験を豊富に持つキャリアアドバイザーがしっかりとサポート。サポート内容は、応募書類の添削から求人の紹介、面接対策、面接日程の調整や年収交渉まで幅広く、転職が初めての方や、未経験からSaaS営業への転職を目指している方も安心。
幅広い業種の求人を取り扱い、転職サポートも充実しているリクルートエージェントは、未経験からSaaS営業への転職を考えている方は、まず登録を検討したい転職エージェントだろう。

doda(デューダ)

doda(デューダ)画像

dodaは、総合人材サービス企業「パーソルキャリア」が運営する転職エージェント。2022年8月現在、公開求人は約15万807件以上、非公開求人:約3万8,462件以上と業界第2位の求人規模を誇っている。 dodaは幅広い業界の求人を取り扱っており、未経験可のインサイドセールスやフィールドセールス等、SaaS営業の求人も豊富。マーケティングやカスタマーサクセスの求人も多く取り扱っている
dodaの特徴は、非公開求人の紹介や対面での転職サポートを受けられる「転職エージェント」と、自己応募中心の「転職サイト」の2つのサービスを、1つのアカウントで一括管理できる点。キャリアアドバイザーの質の高さにも定評があり、業界に精通したアドバイザーが転職をフルサポート。未経験からの転職にもしっかり対応してくれる。
自分のペースで求人を探しながら、転職のプロのサポートも受けたいという方は、ぜひチェックしておきたい転職エージェントだろう。

マイナビ営業AGENT

マイナビ営業AGENT

マイナビ営業エージェントは、マイナビが運営する、営業職に特化した転職エージェント。マイナビが持つネットワークを活かし、営業職の求人が充実しており、SaaS営業の求人も豊富。
マイナビ営業エージェントの特徴は、営業職の転職サポートに特化している点。営業職の転職市場に精通したキャリアアドバイザーの質に定評があり、キャリアプランも踏まえて転職活動をしっかりとサポートする。希望の条件を満たす求人の紹介はもちろん、応募書類の添削や面接対策まで行ってくれる点も嬉しい。
また、マイナビエージェントは営業の転職に役立つコンテンツも充実。「キャリアアドバイザーから見る転職成功ポイント」では、営業職でキャリアアップした人や異業種から営業に転職した人が、転職に成功した理由や、実際の転職活動の流れなどを紹介している。
拠点数が東京、横浜、札幌、名古屋、大阪、福岡の6ヶ所に限られる点は注意が必要だが、キャリアアドバイザーの質に定評があり、営業の転職に役立つコンテンツが充実しているマイナビエージェントは、利用する価値があるサービスと言えるだろう。

マーキャリNEXT CAREER

マーキャリNEXT CAREER・画像

マーキャリNEXT CAREERは、BtoBマーケの支援と人材育成、派遣事業等に実績のある「エムエム総研」が運営する転職エージェント。デジタルセールス分野の法人営業職の求人に特化しており、SaaS営業の求人を多く取り扱っている
マーキャリNEXT CAREERの特徴は、SaaS営業のキャリア形成に強みを持つキャリアアドバイザーがしっかりとサポートを行ってくれる点。ヒアリング力・キャリアプランのアドバイス力の高さに定評があり、自分の強みをしっかりと把握した上で、自分に合った求人を見つけることができると利用者から評価されている。
また、マーキャリNEXT CAREERに無料登録すると、希望者はデジタルセールス関連の知識を学べる全30回の講義を無料で視聴可能。業界の基本情報はもちろん、SaaS営業の業務知識を学ぶことができ、面接対策はもちろん、入社後の業務にも役立てることができる。
SaaS営業をはじめとするデジタルセールス関連の求人に特化しているマーキャリNEXT CAREERは、未経験からSaaS営業への転職を目指す方は、ぜひチェックしておきたい。

まとめ

SaaS業界は、今後も大きな成長が見込める業界です。SaaS営業は、今後も活躍の場を広げることのできる職種と言えるでしょう。
SaaS営業は、SaaS業界・IT業界での就業経験がない場合でも、法人営業の経験や、個人営業でKPIを軸に数値目標を達成した経験をアピールできれば、SaaS営業への転職は決して難しくありません
SaaS営業への転職を検討している方は、本特集を参考に、SaaS営業への知識を深め、しっかりと準備を行い、転職を成功させましょう!

著者
西山 さき

著者 西山さき

Hayakawa所属のライター・編集者。
主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。

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