宇宙に関わる仕事へ転職する方法。未経験でも就ける主な仕事の種類や特徴は?

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宇宙関連の仕事へ転職するには?主な仕事の種類と特徴を解説

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宇宙関連の仕事へ転職するには?主な仕事の種類と特徴を解説

宇宙がテーマの仕事の種類と仕事内容、未経験から転職するポイントを解説

宇宙関連の仕事へ転職するには?主な仕事の種類と特徴を解説

注目度がアップする宇宙関連の仕事

宇宙産業と聞くと、宇宙飛行士や惑星探査、ロケット開発などの非常に特殊な仕事をイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、現在の宇宙空間は、一昔前のように一部の国が独占することはなく、民間にも広く開かれた場所として商業利用が盛んに行われています。

地球の軌道には多くの国や企業が開発した人工衛星が打ち上げられ、地上の様々な観測データを収集しているほか、それらのデータの利活用を手がける企業、廃棄された人工衛星の残骸を回収する企業などが、それぞれの強みを活かした事業活動を行なっている点も現在の宇宙空間の大きな特徴です。
宇宙に関連した仕事も、高度な専門技術が求められるものだけではありません。実は営業職やバックオフィス業務、ソフトウェア開発など、一般企業で培ったスキルを活かせる分野が数多くあるのです

そこで本記事では、「宇宙関連の仕事への転職」をテーマに、宇宙に関わる仕事の種類やおもな仕事内容、未経験から宇宙関連の仕事に転職する際のポイント等を解説します。
「子どもの頃から宇宙に憧れていた」「これから伸びていく産業にチャレンジしたい」と考えている方は、ぜひ参考にして下さい。

宇宙・画像

宇宙関連の仕事へ転職する方法 その1宇宙関連の仕事のおもな種類と特徴

ひとくちに宇宙関連の仕事と言っても宇宙への関わり方や実際の業務内容は企業・分野によって大きく異なります。ここでは、宇宙関連の仕事の中でもメジャーな分野について紹介します。

人工衛星の開発・設計・運用管理

人工衛星開発は、宇宙産業の中核を占める分野の一つ。国内でも大型から超小型までサイズ・機能ともに多種多様な人工衛星が開発されています。
人工衛星の機体部分(ハードウェア)と制御部分(ソフトウェア)を共に開発する企業もあれば、打ち上げた人工衛星の運用を管理するソフトウェアを開発する企業、推進機など特定のパーツ開発を専門で手がける企業もあります。
人工衛星の専門知識や開発経験がない場合でも、機体部分の開発であれば、自動車メーカーや電機メーカー等での機械設計の経験を活かすことができます。 また、ソフトウェア部門であれば、組み込みソフトウェアやクラウドサービスなどの開発経験を持つエンジニアは、前職の経験を活かせるので有利でしょう。

人工衛星の開発・設計・運用管理・画像

地球観測データの利活用

宇宙関連の仕事として同じく注目度が高いのが、人工衛星の収集した地球観測データ(光学画像、気象情報、地形、地表温度、温室効果ガス濃度etc.)を解析・活用する分野です。
地球観測データは、農業・防災・地球環境・エネルギー・不動産など多くの産業に活用されており、顧客も各国の政府・企業と様々。
顧客のニーズを汲んだ上で、どの観測データを組み合わせ、解決策を提示するかが求められる仕事なので、統計学や映像解析、ビッグデータ解析、機械学習などの知見を持っていると転職に有利でしょう。また、コンサルティングファーム等での実務経験や各種プロジェクトマネジメントの経験も活かしやすいと言えます。

地球観測データの利活用・画像

宇宙産業への参入支援

宇宙関連の仕事には、宇宙事業に直接乗り出すだけでなく、新たに宇宙産業への参入を検討している企業を様々な手法・技術によってサポートする分野もあります。
たとえば、人工衛星や探査機などを開発したい企業に対し、事業計画の立案・推進、研究機関や試験設備の紹介などを行うアドバイザー企業。また、人工衛星が収集した地球観測データを地上へ送るための光通信インフラを整備する企業。地球の衛星軌道上に存在する宇宙ゴミ(スペース・デブリ)を除去する企業。民間事業者のために人工衛星用のロケット打ち上げ基地を建設する企業など、それぞれの分野によって宇宙への関わり方は様々です。
これらの企業は、複数の企業や研究機関・公官庁・その他関連組織とともにビジネスを進めていくため、仕事においても折衝力や調整力、語学力等、高いコミュニケーション能力が求められるケースが少なくありません。営業職として複数企業との折衝経験がある場合や、海外企業・政府との交渉経験がある場合は、仕事で培ったコミュニケーション能力や語学力、人脈などを活かしやすいでしょう。

宇宙産業への参入支援・画像

宇宙関連の仕事へ転職する方法 その2未経験から宇宙関連の仕事に転職する際のポイントは?

自分のスキルと経験をどのように活かせるか整理する

ここまで見てきたように、宇宙関連の仕事は、宇宙に直接関わったことがなくても今までの仕事で身につけたスキルや経験を活かせるケースは少なくありません。
まずは現在の自分が持っているスキルや資格、従事してきた仕事の内容などを整理し、宇宙産業の中にそれを活かせる分野・企業等がないか調べてみましょう
職務経歴書を作成する際は、応募先の業務内容と関連性の高い部分について詳しく書くのがおすすめです。

自分のスキルと経験をどのように活かせるか整理する・画像

試行錯誤して成し遂げたこと・課題解決の経験などを洗い出す

宇宙関連の仕事の多くは、宇宙という特殊な空間・状況で前例のない事業やプロジェクトに挑戦することになります。
人工衛星やロケットの開発、観測データの活用、宇宙利用に関する国際ルールの制定、資金調達など、取り組むミッションは異なるものの、課題を解決するための創意工夫や試行錯誤がほとんどの分野で求められるでしょう。
未経験から宇宙関連の仕事を目指す場合は、このような創意工夫と試行錯誤によって業務上の課題を解決したエピソードがあると強みになります。漠然とやる気や粘り強さをアピールするよりも、具体的な数字や成果とあわせて説明できるようにしておきましょう

宇宙や宇宙関連の産業について学ぶ意欲を持つ

宇宙関連の仕事は、異業種・異業界からの転職者が多いことが特徴です。意外にも未経験OKのポジションが多く、宇宙に関する高度な専門知識も応募時や入社当初はほとんど求められません。
しかし、本格的に宇宙産業で働いていく場合は、やはり関連業務の知識を学ぶ必要があります。たとえば人工衛星の観測データを扱う仕事であれば、人工衛星の開発に直接携わらないとしても、それぞれの人工衛星の運用軌道や高度、データ採取のしくみ等を把握しておく必要があるでしょう。
履歴書の志望動機欄や面接時の自己PRでは、宇宙に興味があり、学ぶ意欲があることをしっかり伝えましょう。普段から宇宙に関する知識や宇宙産業についての情報を集めている場合も重要なアピールポイントになります

自分のスキルと経験をどのように活かせるか整理する・画像

ベンチャー企業やスタートアップでの働き方を知っておく

宇宙関連の仕事を行う企業は、三菱重工業などの大企業やJAXAなどの政府系組織を除けば、多くがベンチャー企業とスタートアップ(※)です。
設立から間もない、社員数の少ない企業も多いため、転職を目指す場合は、小規模な組織での働き方について良い点・悪い点を押さえておきましょう
良い点は、「部署同士の連携が取りやすい」「プロジェクトや開発の全工程に関われることが多い」「異業種転職が多く、様々なバックボーンのメンバーと仕事ができる」等が挙げられます。
一方、悪い点としては、「人員が不足しがちになる」「大企業と比較すると待遇面で劣る場合がある」「立ち上げ直後の場合は業績が不安定」等が考えられるでしょう。
また、似た分野の企業でもそれぞれ会社のカラーが異なるため、事前に企業研究をしっかり行い、自分に合った社風・働き方の会社を見つけることが大切です

ベンチャー企業とスタートアップの違い

ベンチャー(企業)は和製英語。既存のビジネスモデルに工夫や変化を加えて新しいサービスを作り出す企業を指す。従来のビジネスモデルの延長線上で事業を行うため、成長は比較的安定しており、収益化までのスピードも緩やか。なかには上場(IPO)を目指す企業も。
スタートアップは、もとは「起業」や「新規事業の立ち上げ」を意味する米国発祥のビジネス用語。革新的なアイデアやビジネスモデルを持ち、短期間での急激な成長と収益化を目指す企業を指す。収益化を達成したあとは事業売却(M&A)する企業が多い。

宇宙関連の仕事へ転職する方法 その3宇宙関連の仕事に強い転職エージェントを活用しよう

未経験で宇宙関連の仕事に転職する場合、異業種の求人や企業について詳細な情報を集めるには、どうしてもある程度の手間と時間がかかります。
転職活動は自分自身のやる気とモチベーションが大切とはいえ、情報収集などの効率化できる部分は、各業界の求人情報と転職事情に詳しい転職エージェントを活用するのも選択肢の1つです

企業からの依頼を受けて人材を紹介する転職エージェントは、仕事を探している求職者と働き手を探している企業のパイプ役として、多くの求人情報や企業・業界データを持っています。
宇宙関連の仕事への転職について相談することで、手持ちのスキルや希望条件に沿った求人を紹介してもらえるのはもちろん、宇宙業界の現在の転職動向や個別の企業に関する情報も得られるでしょう。

宇宙関連の仕事に強いおすすめの転職サイト・転職エージェント

転職サイト・転職エージェント

doda(デューダ)

doda(デューダ)

総合人材サービス大手のパーソルキャリアが運営する転職サイト&転職エージェント。Webサイト上に掲載された求人を自分で検索し応募する転職サイトと、担当のキャリアアドバイザーに希望条件を伝え、求人紹介を受ける転職エージェントのサービスを提供している。
また、匿名のWeb履歴書を公開することで経歴を見た企業からオファーをもらえるスカウトサービスも利用可能。
宇宙関連の求人数は約3,700件以上(2022年12月時点)。ただし、航空部品の製作からITシステムの構築まで職種は多岐にわたるため、自身の経歴を伝えた上で、条件に合致する求人を紹介してもらうほうが、効率よく求人を絞り込める
必要項目を入力するだけで職務経歴書が自動作成できる「レジュメビルダー」などのツールも充実しており、転職の際は登録しておいて損のない転職エージェントだろう。

宇宙関連の求人数 約3,700件
doda(デューダ)の提供サービス
  • 求人検索&求人紹介
  • 職務経歴書を簡単に作成できる「レジュメビルダー」
  • 年収査定・自己PRポイント・キャリアタイプなど各種診断ツールを提供
  • 転職フェアや転職セミナーを定期開催(オンライン可)
おすすめポイント
  • 転職サイト、転職エージェント、スカウトサービスの3つの方法で求人にアクセスできる
  • 豊富な求人数(エンジニア・機械設計求人に強い)
転職エージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント画像

リクルートキャリアが運営する転職エージェントの最大手。業界トップクラスの求人数と転職実績を誇る。登録時の個別面談(電話・オンライン可)でヒアリングした求職者の職務経歴と転職先の希望条件をもとに、キャリアアドバイザーが求人を紹介。各種求人への応募手続きや面接の日程調整、応募書類の添削や面接対策など、転職に必要なサポートを一通り提供している。
宇宙関連の求人は約5,500件(2022年12月)と多く、職種も機械設計やシステム開発、資材調達など多岐にわたる。紹介を受けた際は、具体的な業務の内容はもちろん、今後のキャリア展望や各種待遇、採用方針、部署人数などをしっかり質問すると良いだろう。
長年、人材サービスを手がけてきた大手だけに、キャリアアドバイザーにもベテランが多く、未経験分野への転職やキャリア相談も可能。dodaとあわせて登録を検討したい転職エージェントの1つ。

宇宙関連の求人数 約5,500件
リクルートエージェントの提供サービス
  • 希望条件のヒアリングと求人紹介
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  • 面接の応募・日程調整
  • 面接同行および給与等の条件交渉
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  • リクルートグループ独自の非公開求人も取り扱い
著者
長尾 尚子

著者 長尾 尚子

フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメ等、幅広い。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級