テレワークできる仕事に転職しよう。メリット・デメリットも

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テレワークできる仕事に転職する方法とは?おすすめの職種と求人の探し方

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テレワークできる仕事に転職する方法とは?おすすめの職種と求人の探し方

テレワークできる仕事に転職しよう。メリット・デメリットも

テレワークできる仕事に転職する方法とは?おすすめの職種と求人の探し方

テレワークできる仕事に転職しよう

オフィスに毎日通うことなく、自宅やカフェなどインターネット環境の整っている場所で仕事をするテレワーク。これまでは一部の業種・職種に限られていましが、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、様々な業種・職種で急速にテレワークという働き方が浸透しました。

多くの企業がテレワークを導入するなか、テレワークしたくてもできない業種や職種の存在も浮き彫りに。実際に民間の調査会社が行った調査では、大企業は半数以上がテレワークを導入しているのに対して、中小企業は3割程度に留まっており、「テレワーク格差」や「働き方格差」という言葉も話題となっています。

今現在、テレワークできない職種に就いている人のなかには、今後テレワークできる職種に転職すべきか悩んでいる人も多いはず。また、緊急事態宣言中はテレワークしていたものの、解除後はオフィス勤務に戻ってしまい、今後もテレワークを継続できる仕事に転職したいという人も少なくないでしょう。

そこで本特集は、テレワークできる仕事に転職する方法をわかりやすく解説。テレワークのメリット・デメリットに加え、テレワークしやすい職種、求人の探し方など、転職活動に役立つ情報をまとめました。また、それぞれの職種に強いおすすめの転職エージェントも合わせてご紹介します。
これからテレワークできる仕事への転職を考えている人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

編集部のコラムテレワークとは?

「tele=離れた場所」と「work=働く」をあわせた造語。オフィスに出社することなく、自宅やサテライト・オフィス(※遠隔勤務できるよう通信設備を整えたオフィスのこと)、カフェなどで業務に当たる。企業によっては、サテライト・オフィスにキッズスペースや託児所を併設しているケースも。オフィス勤務よりワークライフバランスを取りやすく、育児や介護をしながら働けることで人気を集めている。

テレワークで働くメリットとデメリット

いつでもどこでも仕事ができるテレワークは、非常に魅力的な働き方の一つ。ただし、どのような働き方にしても、メリットがあればデメリットもあります。
テレワークできる仕事への転職で失敗しないためにも、テレワークのメリットと同時に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

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テレワークで働くメリット その1 通勤の負担が減る

主に都市部で働いている人にとって、満員電車はオフィスへ出社するために避けては通れないもの。満員電車で通勤すると、時間だけではなく、体力も大きく消耗します。朝、オフィスに出社するまでに満員電車で疲れ切ってしまうという人も少なくありません。

テレワークできる仕事に転職すると、これまで通勤に使っていた時間や体力を仕事やプライベートで使えるように。また、通勤の負担が減ることで、業務中のパフォーマンスが向上するメリットもあります。

テレワークで働くメリット その2 ワークライフバランスが取りやすい

オフィスで仕事していると、通勤や残業に時間が取られ、思うように自分の時間を過ごせないのが悩みの種。テレワークできる仕事なら、これまで通勤や残業に使っていた時間を他のことで使えるように。プライベートと仕事のバランスを取りやすくなります。

また、自宅にいながら仕事ができるため、「保育所や保育園の空きが見つからない」「親の介護のために退職せざるを得ない」という状況の人でも、比較的仕事を続けやすい点も大きな魅力です。

テレワークで働くメリット その3 住む場所を選ばない

オフィス勤務では、どうしても職場の通勤圏内に住む必要があります。特に都市部で働いている人は、住む場所も必然的に都市部近郊に限られていました。

オフィスに通勤する必要がないテレワークなら、自分の好きな場所に居を構えることが可能に。都市部水準の給与を貰いながら、物価や家賃の安い地方都市で暮らすこともできます。
※ただしこの働き方ができるのは一切出勤する必要がないフルテレワークを採用している企業に限ります。

テレワークで働くデメリット その1 タスク管理や時間管理が難しい

出社や退社、昼休みなどの時間が決まっているオフィス勤務。柔軟な働き方はできないものの、自分でタスク管理や時間管理を行う必要がありません。

一方、場所や時間を問わず仕事ができるテレワークは、タスク管理や時間管理を自分で行う必要があります。タスク管理や時間管理が上手くいかず、オフィスで仕事するより、かえって残業時間が増える可能性がある点は注意が必要です。

テレワークで働くデメリット その2 作業効率が下がりやすい

オフィス勤務とは違い、作業環境が人によって大きく異なるテレワーク。「自宅に作業スペースがない」「家族がいて集中できない」「ネットワークが遅い」といった外的要因で、オフィスで仕事するより作業効率が下がるケースも少なくありません。民間企業が実施しているアンケート調査の結果を見ても、作業効率が上がったというケースを、下がったというケースが上回っているのが現状です。

テレワークへの転職を検討している人は、まずオフィス以外で問題なく仕事ができる環境が整っているかどうかを確認する必要があります

テレワークで働くデメリット その3 求人数が少ない

テレワークという働き方が社会に浸透してきたとはいえ、オフィス勤務の仕事と比べると、求人の数がまだまだ少ないのが現状です。また、テレワークできる仕事も職種が限られているので、自分の希望する職種がテレワークに対応しているとは限りません。

仮に希望する職種でテレワークの求人が見つかったとしても、求人数の少なさから、採用ハードルが高くなっているケースも。テレワークできる仕事への転職は、より綿密な計画と準備が必要になります。

テレワークできる仕事への転職 ―おすすめの職種と転職サイト・転職エージェント

テレワークできる仕事の特徴に、「一人で完結する作業が多い」ことと「セキュリティ面で問題がない」ことの2点が挙げられます。ここでは、その2つの特徴が当てはまるおすすめの職種とその探し方、それぞれの職種に強みを持つ転職サイト・転職エージェントをご紹介します。

テレワークにおすすめの職種 その1 ECサイト運営

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ECサイト運営とは?

テレワークできる仕事のなかでも、未経験や異業種から転職しやすい職種の一つに「ECサイト運営」があります。ECサイト運営とは、Amazonや楽天など大手オンラインモールに出店しているサイトや企業の自社通販サイトのマーケティングや顧客・在庫管理、発送手続きなどを行う業務のこと。ECサイト運営という職種自体が比較的新しいため、経験やスキルを問わない求人が多い点が魅力です。

ECサイト運営のテレワーク採用と求人の探し方

ECサイト運営という職種では、業界全体でテレワークを推奨している風潮があります。「通販EC専門採用求人サイトECjobjob」では、テレワーク採用を決定した企業に対して優遇制度を設けたキャンペーンを実施。また、リクルートエージェントやdoda(デューダ)など、転職エージェント大手でもテレワーク採用をしているECサイト運営の求人を多数掲載しています。
ただし、テレワーク採用の求人は、アルバイトや業務委託が多いのも事実。正社員の求人を探す場合は、求人掲載数が多い大手の転職サイトや転職エージェントを上手く活用するといいでしょう。

ECサイト運営への転職の注意点

EC運営サイトへの転職で注意したいのが、ECサイト運営の業務すべてでテレワークできるわけではないという点。ECサイト作成や仕入れ、プロモーションなどを行う「フロント業務」はテレワークで働けますが、在庫管理や梱包・発送を行う「バックエンド業務」は倉庫での作業が中心となるため、テレワークでの仕事には不向きです。
自分が応募する求人の業務内容が、「フロント業務」に該当するのか「バックエンド業務」に該当するのかは、事前にしっかりと確認する必要があります。

ECサイトへの転職に強い転職エージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートキャリアが運営する業界最大手の転職エージェント。ほぼすべての業界・業種の求人を網羅しており、公開・非公開あわせて21万件以上もの求人を取り扱う。一般にはまだ求人数の少ない「ECサイト運営のテレワーク正社員」の求人も多数掲載
リクルートキャリアでは、各業界に特化した専任のキャリアアドバイザーによる転職サポートが利用可能。求人紹介やキャリア相談はもちろん、応募書類の添削や面接対策、面接日程の調整など転職活動の細かいところまでサポートしてもらえる。キャリアアドバイザーによる面談をオフィスで受けるのが難しい場合は、電話での面談にも対応しているので上手く活用したい。
ECサイト運営でテレワーク転職を目指すのであれば、まず登録しておきたい転職エージェントの一つ。

テレワークにおすすめの職種 その2 Webライター

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Webライターとは?

Webライターとは、さまざまなWebサイトに掲載にする文章を作成する職種のこと。ECサイトの商品説明や求人サイトの求人記事など、比較的初心者でも取り組みやすいテーマから、金融や法律、保険、医療など、専門性の高いテーマまで、幅広い内容の文章をWebサイト用に作成します。また、紙媒体のライターと比較すると、Webライターはライティングスキルの高い方であれば、未経験OKの求人が多い点も魅力です。

Webライターのテレワーク採用と求人の探し方

Webライターの仕事は基本的に一人で黙々と進める作業が多く、テレワークでの仕事に適している職種です。ただし、Webライターという職種は全般的にフリーランスや副業の割合が高くなっており、テレワークでの正社員求人の数が多いとは言えません。テレワークでの正社員求人を探している人は、粘り強く求人を探す必要があります。
また、個人の裁量に仕事の進め方をゆだねるテレワークは、Webライターの仕事でも成果主義になる傾向があります。そのため、採用する企業側は、個人の裁量に任せても問題ない人材かどうかをシビアに判断しています。Webライターでテレワークへの転職を目指す人は、自分の実力をしっかりと示すためにも、自身で作成した記事をポートフォリオとして、まとめておくと良いでしょう。未経験からWebライターを目指す人はなおさらです。自分のライティング力を示すポートフォリオの作成しておきましょう。

Webライターへの転職の注意点

Web業界の一端を担うWebライターという職種は、紙媒体のライターとは異なる知識や技術を求められます。GoogleやYahooなどの検索エンジンで自身の記事を上位表示させるためには、SEO(検索エンジン最適化)の基礎知識が求められます。またそれ以外にも、HTMLタグの知識やWordPressを使ったWebページの作成・編集、写真撮影技術などが求められる場合も。Webライターは文章を作成する以外の技術も必要になる職種である点は、よく留意しておくべきでしょう。

Webライターへの転職に強い転職サイト

リクナビNEXT

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求職者の8割が登録し、転職決定数シェア45.8%を誇る国内最大級の転職サイト。毎週約2,000件近くの新着・更新求人を掲載しており、Webライターの正社員求人も多数取り扱う
リクナビNEXTでは、無料会員登録後に作成するプロフィールを使って企業の求人に応募することができる。また、作成したWeb履歴書を公開し、企業からオファーメールを貰える「スカウト」機能も提供。初めて転職活動する人や、現職が忙しく時間があまりない人でも手軽に転職活動を進められる点は、ぜひチェックしておきたい。
リクナビNEXTは、Webライターでテレワーク転職を目指すのであれば必ず利用したい転職サイトの一つ。

テレワークにおすすめの職種 その3 Webデザイナー/グラフィックデザイナー

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Webデザイナー/グラフィックデザイナーとは?

企業のWebサイトや広告のデザインなどを手掛けるWebデザイナー・グラフィックデザイナー。HTMLやCSSに関する基礎知識や、PhotoshopやIllustratorを含む画像処理ソフトの基本操作など、専門的な知識・スキルは必須ですが、人気の職種ということもあり、基礎から学べる専門学校やデザインスクールが数多くあります。教材や学習ツールも豊富なので、初心者が独学で学ぶ環境も整っています

Webデザイナー/グラフィックデザイナーのテレワーク採用と求人の探し方

Webデザイナー・グラフィックデザイナーは、IllustratorやPhotoshopなどの画像編集ソフト、Dreamweaverなどのオーサリングソフト、テキストエディタを利用できる環境があれば、基本的にどこでも仕事ができます。
ただし、Webデザイナー・グラフィックデザイナーの仕事はフリーランスや業務委託が大半。テレワークで正社員を目指す場合は、複数の転職サイトや転職エージェントに登録し、希望する求人が見つかるまで根気強く探す必要があるでしょう。また、転職成功率を少しでも上げるためにも、自身の作品をまとめたポートフォリオは必ず用意しておくようにしましょう。未経験からWebデザイナーを目指す場合もポートフォリオの用意は必須です。

Webデザイナー/グラフィックデザイナーへの転職の注意点

Webデザイナー・グラフィックデザイナーは、専門的な知識や技術の必要な職種です。正社員で転職するには、過去の経験や実績が求められるケースも少なくありません。未経験でWebデザイナー・グラフィックデザイナーへの転職を目指す場合、専門学校や通信講座の受講に加え、戦力になる事を示すポートフォリオが必要になる点は留意しておきましょう。またWebデザイナーは正社員求人が多い職種ではないため、アルバイトや契約社員として転職し、十分な経験を積んでから、正社員やフリーランスを目指すこともあります。

Webデザイナー/グラフィックデザイナーへの転職に強い転職エージェント

doda(デューダ)

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総合人材サービス大手・パーソルキャリアが運営する転職エージェント。業界第2位の求人規模を誇り、Webデザイナー・グラフィックデザイナーの正社員求人も数多く扱う
doda(デューダ)は、1つのアカウントで、自分で求人を検索し自己応募する「求人サイト」と、専任のキャリアアドバイザーが書類作成や求人紹介までフルサポートする「転職エージェント」の2つのサービスが利用可能。また、Web履歴書を公開することで企業のオファーを受け付ける「スカウトサービス」も提供している。
「テレワーク制度がある企業」や 「オンライン面接実施企業」、「副業OKの企業」など、新しい働き方に注目した求人特集も不定期で開催している点は、ぜひチェックしておきたい。
Webデザイナー・グラフィックデザイナーでテレワーク転職を目指すのであれば、dodaは必ず利用したい転職エージェント。

編集部のコラムテレワークへの転職で注意したい「志望動機」の書き方

テレワークできる仕事への転職を成功させるには、「志望動機」の書き方が重要なポイントになります。テレワークできる仕事に転職したい理由は人それぞれ、さまざまな事情がありますが、志望動機にそれをすべて書く必要はありません。テレワークできる仕事でも、できない仕事でも、志望動機で大切になるのは「なぜその業界・職種を選んだのか」と「これまで培った経験・スキルを転職先でどう活かすか」の2点。採用担当者を納得させられるような志望動機をしっかりと作成し、テレワークしたい理由はあくまでも補足程度に留めておくようにしましょう。

テレワークできる仕事に転職して、ライフワークバランスの取れた生活を手に入れよう

テレワークで働くメリットとデメリット、テレワークにおすすめの職種と求人の探し方などを解説した今回の特集はいかがでしたか?

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、急速に拡がったテレワークという働き方。通勤や残業の負担が減り、ライフワークバランスが取りやすい働き方として、今後ますます社会に浸透していくでしょう。

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それでも、テレワーク採用をしている正社員の求人はまだまだ数が少ないのも事実。テレワークできる仕事への転職は、自分のいる環境がテレワークに向いているかどうかをチェックするのはもちろん、テレワークに強い職種や転職サイト・転職エージェントを選ぶことも重要です。
条件の良い求人が見つからないからと言ってすぐに諦めたりせず、粘り強く転職活動を続ければ、いつか必ず希望する求人に巡り合えるはずです。

これからテレワークできる仕事への転職を考えている人は、ぜひ本特集も参考に、自身に合った職種と働き方のできる求人を見つけましょう!

著者
たかしま

著者

Hayakawa所属のライター・編集者。
大学卒業後、新卒で就職せず海外へ。帰国後、就職活動でかなり苦戦し、転職経験も多い。
学生時代の専攻はロシア語。ロシアでの生活経験は、その後の人生にかなりのインパクトを与えた。

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