ケース別転職対策
求人の傾向と志望動機の考え方
Webマーケターは、ネット社会が急速に拡大する現代において、需要が増え続けている職種の一つです。
商品やサービスを利用する側でも、提供する側でも、もはやインターネットは欠かせない存在。現代社会において、商品やサービスをより効率良く売るには、インターネットを駆使してプロモーションをすることが必要不可欠です。
また、Webマーケティング業界は、「サイバーエージェント」や「電通デジタル」、「博報堂DYデジタル」など、日本を代表する大手企業が多い点も特徴。国内のインターネット広告費も年々右肩上がりに伸びており、Webマーケターも将来性のある職種です。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、不安定な状態が続いている業界・職種が多いなか、需要の安定しているWebマーケターへの転職を考えている方も少なくないでしょう。
そこで本特集では、Webマーケターへの転職に注目。特に未経験からWebマーケターへの転職を目指す方向けに、Webマーケターの業務内容や求められる人物像、志望動機の書き方や求人の傾向など、転職活動に役立つ情報をまとめて解説します。
未経験からWebマーケターへの転職を考えている方は、本特集の情報も参考に、転職成功への道を歩みだしましょう!
マーケティングとは、市場調査や販売戦略、広告宣伝などを含め、商品を売るために必要な行動全般のことを指します。そして、Webマーケターとは、Webサイトや動画サイト、SNSなど、Web関連のコンテンツを駆使してマーケティングを行う職種のこと。
一口にWebマーケターと言っても、その業務内容は多岐に渡ります。
WebサイトのPV数を上げるためにSEO対策を行うのはもちろん、Webサイトのコンテンツの企画やSNSアカウントの運用、アクセス解析を含むデータ分析やユーザー調査なども実施。場合によっては、Webサイトの設計や制作もWebマーケターが担当します。
Webマーケターの主な業務内容
Webマーケターには一般に、「情報解析スキル」や「企画力」、「コミュニケーションスキル」、「情報収集スキル」などが求められます。
Webマーケターの業務では、アクセス解析ツールを使用し、Webサイトを訪れたユーザーの傾向を分析。そして、その分析結果を元に、Webサイトの修正やコンテンツの企画を行います。
また、クライアントの対応はもちろん、WebデザイナーやWebエンジニア、企画、営業など、社内関係者との密な連携も必要です。スムーズに日々の業務を遂行するためにも、Webマーケターにコミュニケーションスキルは必須と言えるでしょう。さらに、ユーザーのニーズに応え、Webサイトへのアクセスを途絶えさせないためにも、世の中の流行り廃りには常に注目しておく必要があります。
Webマーケターに求められる主なスキルと人物像
Webマーケターだけに限らず、未経験の職種への転職は、決して簡単な道のりではありません。それでも、準備と対策を怠らず、熱意持って挑めば、必ず転職成功への道は開けます。
また、Webマーケターは比較的新しい職種のため、まだ歴史が浅く、きちんと経験を積んでいる人材が多い訳ではありません。未経験からの転職でも、これまで近しい業界で仕事をしていれば、今までの経験やスキルをWebマーケターの仕事でも活かせることがアピールできます。
まったく異業種からの転職でも、体系だってWebマーケティングの知識を学び、転職活動に臨めば、採用される可能性は十分にあります。
未経験からWebマーケターへの転職のポイント
転職エージェント最大手「リクルートエージェント」に掲載されている最新の求人情報の中から、Webマーケターの求人動向を解説。大半の求人はWebマーケターとしての経験やスキルを求めていますが、他職種からのキャリアチェンジOKとしているものや、ポテンシャル(未経験)採用を行っている求人も掲載されています。
また、本チャプターで取り上げている情報は公開求人です。非公開求人も含めれば、より柔軟な条件の求人も見つかるはずです。
業務内容 |
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募集職種 |
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雇用形態 | 正社員 【期間の定め】無 |
賃金形態 |
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※2020年7月時点で掲載されていた求人情報から抜粋
解説
このWebマーケターの求人は、他職種からのキャリアチェンジも歓迎しています。
業務内容は「データ解析および課題発見と仮説構築」、「仮説をもとにワイヤーフレームやHTMLの実装」を行い、「各種ツールを利用したユーザーテストの実施」までが一連の流れ。他業種からのキャリアチェンジでも応募できる求人ですが、Webマーケターとして一定の知識や技術を求めている求人であることが分かります。
未経験で同様の求人に応募する場合は、Webマーケティングの知識を学び、HTMLやフレームワークなどWebデザインの基礎的技術も身に付けておく必要があります。独学で勉強するのが難しい場合は、社会人向けのWebマーケタースクールの受講も視野に入れておくといいでしょう。
業務内容 |
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募集職種 | ポテンシャル採用【WEBマーケティング】WEBマーケターへキャリアチェンジ |
雇用形態 | 正社員 【期間の定め】無 |
賃金形態 |
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※2020年7月時点で掲載されていた求人情報から抜粋
解説
この求人は、Webマーケターのポテンシャル採用を行っています。ポテンシャル採用とは、募集する職種に必要な経験や知識のない人の潜在能力を評価し、入社後に必要な知識やスキルを育成する採用方式のこと。
業務内容は「顧客の課題に対するWEB集客戦略」の立案と「Webサイトやページの制作および改修」。ポテンシャル採用前提ということもあり、高度なスキルや知識をあまり求めていないことがわかります。それでもWebマーケティングに関する基礎的知識やスキルを身に付けていた方が応募時にアピールできることは間違いありません。同様の求人に応募する際は、少なくとも必要最低限のWebマーケティングに関する知識を学んでおくようにしましょう。
Webマーケターに限らず、未経験の転職を成功させるキーポイントは、志望動機にあると言っても過言ではありません。Webマーケターへの熱意を伝えるのはもちろん、Webマーケターになるために自身が取り組んでいることは必ずアピールする必要があります。
未経験でも今後活躍できるだけのポテンシャルを持っていることが伝われば、採用担当者の印象もポジティブなものに。Webマーケターになるために自分が学んでいることや、努力していることをきちんと志望動機に落とし込み、採用後必ず活躍できる人材であることを印象付けましょう。
現職では自動車メーカーの営業を担当しております。営業という仕事を通じて、お客様に商品を知ってもらい、さらに実際にご購入いただける喜びと達成感を知りました。今後はより多くの人に商品やサービスのPRができる職種にチャレンジしたく、御社の求人に応募いたしました。
さまざまな企業のWebマーケティングを手掛ける御社でなら、営業職でこれまで培ったコミュニケーションスキルや情報収集スキル、PR力を必ず活かせるはずです。また、Webマーケターとしてより実践的な知識と技術を身に付けるべく、Webマーケタースクールの講義も受講いたしました。広告運用の基礎知識やアクセス解析ツールを使った情報分析、HTMLやフレームワークなどの知識・技術は一通り身に付いております。
御社では、お客様のニーズに即したプロモーションができるWebマーケターを目指していければと考えております。
Webマーケター未経験の場合、転職支援付きのWebマーケタースクールを活用するのが転職成功までの一番の近道です。数ある転職支援付きプログラミングスクールの中でも、圧倒的な転職成功率を誇るDMM.comの「DMM WEBCAMP」に、Webマーケター向けの転職支援付きスクール「DMM MARKETING CAMP」が新たに開講。大きな注目を集めています。
Webマーケタースクールを利用する一番のメリットは、スクールで学ぶことにより、未経験者ではなく経験者枠の求人にも応募できるようになる点。Webマーケティングの知識や技術が身につくのはもちろんですが、応募できる求人の幅が広がるのは、未経験者にとって得難いメリットと言えるでしょう。
マケキャン by DMM.com(旧・DMM MARKETING CAMP)
マケキャン by DMM.comは、DMM英会話やエンジニア養成機関「42Tokyo」など、教育・コミュニティ事業を手掛けるDMM.comが運営する転職保証型Webマーケタースクール。未経験特化型カリキュラムを提供しており、学習期間3か月でWebマーケティングの基礎から応用まで学ぶことができる。
マケキャン by DMM.comの特徴は、Webマーケティングの基礎が学べるのはもちろん、実務に欠かせない知識と技術をきちんと身に付けられる点。カリキュラム3か月目には広告代理店の現役マーケターとのグループワークで、より実践に近いWebマーケティングの能力を鍛えることができる。また、マケキャン by DMM.comでは、受講生の転職支援も実施。専属のキャリアアドバイザーが自己分析から面接対策、企業の紹介まで手厚くサポートしており、転職成功率は98%を誇る(※2019年4月時点)。修了後のキャリアサポートまで受けられる点は、マケキャン by DMM.comの大きな魅力の一つ。
また、契約開始から20日間は受講料の全額返金保証が受けられるので、万が一の際にも安心して受講できる。
未経験からWebマーケターへの転職を目指す人は、マケキャン by DMM.comの受講も視野に入れておくといいだろう。
受講料 |
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カリキュラム内容 |
1・2か月目
3か月目
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おすすめポイント |
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未経験からWebマーケターへの転職を目指すのであれば、Webマーケターの求人に強い転職エージェントを活用し、キャリアチェンジを図るのも選択肢の1つ。その場合、数ある転職エージェントの中でも、未経験からWebマーケターへの転職仲介実績を持つ転職エージェントを選ぶことが大切です。
現時点では、業界最大手の「リクルートエージェント」を軸に転職先を探すのが最も効率が良いでしょう。また自身のキャリアでWebマーケターに転職できるのか、プロの意見を聞くことができる点も転職エージェントを利用する大きなメリットです。
転職活動で重要になる応募書類や志望動機の書き方なども、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみるといいでしょう。
リクルートキャリアが運営する転職エージェント最大手。取り扱う求人数は20万件以上にもなり、他の転職エージェントと比較しても、求人の質・量ともに圧倒している。
リクルートエージェントでは、Webマーケターの求人も多数掲載。キャリアチェンジ歓迎の求人も多く、未経験からWebマーケターを目指す人でも応募しやすい求人を見つけることができる。また、専属のキャリアアドバイザーによる手厚い転職サポートも提供。未経験からWebマーケターへの転職でも、各業界に精通したキャリアアドバイザーによる的確なアドバイスや応募書類の添削、面接対策などを受けることができる。また、求人の紹介も行ってもらえるので、転職活動にあまり時間が取れないという人こそ、キャリアアドバイザーによるサポートは上手く活用するといいだろう。
リクルートエージェントは、未経験からWebマーケターへの転職を目指す人であれば、必ず登録しておきたい転職エージェントの一つ。
求人数 ※2022年5月時点 |
公開求人:約44万356件以上 (内、非公開求人:約24万9,050件件以上) |
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おすすめポイント |
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本特集では、未経験からWebマーケターに転職する方法を解説しました。
企業のインターネット広告費が年々増える中、Webマーケターの需要も重要性も拡大していくことは間違いありません。将来性のある職種として、Webマーケターへの転職を目指す人は今後も増えていくでしょう。
人気と注目が集まるWebマーケターへの転職を目指すのであれば、まだしっかり経験を積んだ人材の少ない今のうちに行動しておくことが大切です。
SEO対策やデータ分析、Webコンテンツの企画と制作など、専門的知識や技術が求められるWebマーケターへの転職は、未経験者にとって決して楽な道ではありません。その一方でインターネットの最前線で活躍する仕事にやりがいがあるのもまた事実です。然るべき知識や技術を身に着け、きちんとした対策と準備を怠らなければ、転職成功への道は必ず開けます。
未経験からWebマーケターを目指している方は、本特集で取り上げた内容も参考に、自分に足りない知識や技術を補いつつ、転職成功に向けた第一歩を踏み出しましょう。
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