2021年の転職市場と転職活動のすすめ方

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2021年の転職市場と転職活動のすすめ方とは?

春先が最大の勝負に

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2020年は転職市場が大きく動揺!2021年はどうなる?

2020年もあと約2か月で終わりです。通常10月は転職市場が活発化する時期ですが、今年は新型コロナの影響もあり、9月と比べると求人数は横ばいで推移しています

そもそも2020年1月は過去最高レベルの求人数で転職市場がスタートし、求職者圧倒的有利の完全売り手市場でした。

それが新型コロナの感染拡大と共に一転。多くの企業が採用を控え、例年転職市場が最も盛り上がる3月、4月には採用数が激減し、転職自体が困難な状況が続きました。5月の有効求人倍率は1.20倍まで落ち込み、転職市場は売り手市場から買い手市場に変化したと言って良いでしょう。

転職市場に求人が戻ってきたのは7月以降です。7月に久々に増加に転じた求人数は、8月、9月と連続で微増。10月も横ばいを守っています。

以前のような活況とは程遠いものの、優秀な人材がいれば採用したいというのが企業の本音です。2021年も新型コロナの影響が残る以上、採用に慎重な企業の姿勢は続くでしょう。

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その一方で企業の厳選採用の姿勢は、決して悪いことばかりではありません。企業がそれでも獲りたいと思う人材は、それだけ企業の採用方針と合致しており、企業側とのミスマッチが起こる可能性が減ります。不況期の転職の離職率が落ちる理由は、厳選採用が行われているというのも理由の一つでしょう。

転職支援サービス大手「doda」の編集長も「今こそ動くチャンス」と推奨

転職支援サービス大手「doda」の編集長「喜多恭子」氏は、転職市場予測2020年下半期の中で、今こそ動くチャンスと述べています。以下にその理由を抜粋しました。

まず今回のコロナショックによる自粛や経済活動の縮小は長期化する可能性が高いということ。「落ち着いたら動き始めよう」と思っていても、なかなか状況が好転しないという可能性もあるわけです。そうしている間にも時間が経ってしまい、タイミングを逃してしまうリスクもあります。

※参考資料:転職市場予測2020下半期【doda編集長がコロナの影響を解説】

転職活動の歩きかた編集部もこの意見に賛成です。新型コロナに収束の目途が立っているのであれば、焦って動く必要はないでしょう。ただ新型コロナはたとえワクチンができたとしても、しばらくは収まりそうにありません。

であれば、早めに動いておくべきでしょう。

2020年のうちに動ける人は年内に転職活動をスタートさせるべきでしょう。その場合も勝負は2021年春先になるはずです。春先は冬のボーナス後に退職した社員の補充が行われる他、新年度開始までに人員の補充を行う企業が増えます。

この時期に転職活動のピークを持っていければ、転職に成功する確率がグッと上がるはずです。

2021年の転職市場は業種による勝ち負けが明確に!活況が続くのはIT、物流、介護業界

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2021年の転職市場は、これまで以上に活況な業種と採用を抑える業種が分かれそうです。2020年の動向から考えると、IT業界、物流業界、介護業界などでは、以前と変わらないどころか積極的に採用活動を行っています

その一方で航空業界や運輸業界に関しては、これまでにない程、求人数が落ち込んでいます。現在の採用動向を考えると、2021年に求人が劇的に回復する可能性は低いでしょう。

転職活動に取り組むのであれば、新型コロナの影響を受けにくい業種を選ぶのも選択肢の1つです。

安定的に働くことができる職場を探している方は、これらの業種を中心に転職活動に取り組むと良いでしょう。

著者・監修
早川 聡

著者・監修 早川 聡

転職に関する様々な記事を執筆する専門ライター。他の転職関連メディアで数百名を超える求職者の転職相談に回答した実績あり。自身も2度の転職・起業を経験しており、転職する人間の立場、求職者を採用する立場も熟知している。

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