未経験からインフラエンジニアに転職する方法をわかりやすく解説！
インフラエンジニア 転職 未経験
キャンセル
インフラエンジニア 転職 未経験
キャンセル
ケース別転職対策
インフラエンジニアに転職する方法をわかりやすく解説
神奈川県在住の30代。文系の大学を卒業し、未経験でインフラエンジニアに就職。現在はIT業界の人事としてエンジニア採用を行い、副業でライターとして活躍中。転職・節約・婚活などの記事を、自分の経験を含め、読者にわかりやすくお届けします。
インフラエンジニアへの転職を考えている方の中には、「本当に未経験からインフラエンジニアになれるのか」、「どうすれば未経験からインフラエンジニアへの転職を成功できるのか」と考える方も多いはず。実は筆者も、文系出身・未経験からインフラエンジニアに就職したので、当時は同じような不安を抱えていました。
そこで本記事では、筆者の体験談も交えながら、未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させる方法について、わかりやすく解説します。
未経験からインフラエンジニアへの転職を考えている方は、ぜひ希望の転職を実現するための計画に役立ててください。
はじめに、インフラエンジニアの仕事内容や必要なスキル、どんな人に向いている職業なのかについて紹介します。
インフラエンジニアとは、ITシステムを動かすための基盤（ネットワークやサーバーなど）を整える職種です。他のIT職種と比べると、プログラマーがアプリケーションやソフトを作るのに対して、インフラエンジニアはアプリケーションやソフトが問題なく動くための環境を作り、管理します。
例えば、インターネットが繋がるか、サーバーが正しく動くかを確認し、万が一、システムが止まるなどのトラブルがあれば、迅速に対応して復旧させます。
まさにインフラエンジニアはシステムを裏から支える縁の下の力持ちといえるでしょう。
インフラエンジニアになるためには、基本的な技術やスキルが必要です。
まず、ネットワークに関する知識を持っていることが重要で、インターネットがどう繋がっているかや、IPアドレスの設定などを理解しなければなりません。また、サーバーの管理も大切です。
例えば、LinuxやWindowsといったOS（オペレーティングシステム）を扱えることが求められます。さらに、最近はクラウド（AWSやAzure）もよく使われるので、その知識もあると良いでしょう。
加えて、Webサイトが見れないといった問題が起きたときに対応できる力や、セキュリティに関する知識も必要です。
インフラエンジニアに向いているのは、どんな状況でも冷静に対応できる人です。インフラエンジニアには、突然のシステム障害やトラブルが発生した際、慌てずに的確な判断を下せる冷静さが求められます。
また、技術の進化が速い分野なため、常に新しい知識を学び続ける姿勢が大切です。特に、新しい技術やツールに対して積極的に学ぶことを楽しめる人は、インフラエンジニアとして大きな成長が期待できます。
問題解決を楽しめる好奇心と学ぶ意欲が、インフラエンジニアとして成功するための鍵といえるでしょう。
昨今、ITエンジニアが不足しており、採用の需要が高まっています。また企業の教育・研修環境も充実していることから、未経験でも基礎的なITスキルや知識を習得しやすい環境があり、未経験でもインフラエンジニアへの転職が可能です。
以下では、それぞれについて詳しく解説します。
平成28年6月の経済産業省のデータによれば、IT業界では2030年までに約79万人もの人材が不足すると予測されています。また、IT業界における人手不足は今後さらに深刻化するでしょう。
多くの企業は即戦力となる経験豊富なITエンジニアを採用したいと考えているものの、エンジニア不足が続いているため、未経験者を積極的に採用し、育成するケースが増加しています。こうした状況により、未経験でもインフラエンジニアとして挑戦できるチャンスが広がっているのです。
ITエンジニア不足の影響で、多くの企業は、未経験者でもエンジニア職に挑戦しやすいようOJTなどの教育環境や研修制度を整えています。
基礎的なITスキルや知識を一から学べる環境が用意されているのは、特に未経験からインフラエンジニアを目指している人にとって大きな魅力といえるでしょう。
ちなみに、インフラエンジニアは実務経験を通じてスキルを磨きやすく、早い段階で成長できる職種。研修や教育制度が整っていることで、スキルアップがしやすいのも嬉しいポイントです。
未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるためには、しっかりと準備・計画することが重要です。ここではインフラエンジニアへの転職を成功するための具体的な5つのステップをご紹介します。
1インフラエンジニアの業務を理解する
まずは自分なりにで構わないので、インフラエンジニアがどんな職種でどんな仕事をするのか理解することが大切です。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、プログラマーやWebデザイナーと違って、成果物を肌で感じにくいため、「自分が思っていた業務内容と、実際の業務内容が違った」ということはよくある話です。業務内容をきちんと理解していないと、入社後にミスマッチが発生し、最悪の場合、退職を選択することになりかねません。せっかく、未経験からインフラエンジニアに転職できたにも関わらず、短期で退職してしまうと、今後のキャリア形成にも影響が生じます。
現在筆者は、IT企業でエンジニアの採用を行っていますが、未経験で入社された方の中には、一定数、自分が思い描いていた業務内容と異なるからと、短期で退職や部署異動を希望する方がいます。
まずはしっかりとインフラエンジニアの業務内容を理解することが大切です。
2インフラエンジニアに必要な知識・スキルを身につけておく
インフラエンジニアの業務内容が理解できたら、次のステップとしてインフラエンジニアに必要な知識やスキルを身につけておきましょう。
未経験からインフラエンジニアへの転職を目指している方のなかには、「自分は未経験だから入社前の勉強は不要だ」、「採用された企業で入社後に研修や教育を受ければ十分だろう」などと考える方もいるはずです。確かに、教育環境や研修制度が整っている企業はあります。ですが、入社前にある程度は、インフラエンジニアに必要な知識やスキルを身につけておくことが重要です。
入社前にある程度の知識やスキルを身につけておくことが重要な理由は2つあります。
1つ目は、本当に自分がインフラエンジニアになりたいのかを確認するため。IT業界は新しい技術が日進月歩で出てくるため、常に新しい技術をキャッチアップしていく必要があります。そのため、IT業界でインフラエンジニアとしてやっていくためには、常に勉強し続ける姿勢が大切です。
入社前にある程度の知識やスキルを身につけておくことで、本当に自分がインフラエンジニアになりたいか、インフラエンジニアの仕事に興味があるのかを確かめられます。
2つ目は、転職活動を行っていく上で、企業へのアピールになるため。もっとも、未経験でインフラエンジニアを採用している企業はたくさんありますが、選考を受けたからと言って、全員が採用されるわけではありません。
企業側からすると、未経験の人に求めるのは、「インフラエンジニアとして働きたい気持ちが本当か」ということです。つまり、言葉だけでインフラエンジニアになりたいと伝えるよりも、「私はインフラエンジニアになるためにこのような勉強をし、こういった知識やスキルを身につけています」と伝えた方が、企業側にもより本気度が伝わります。
3応募書類にインフラエンジニアに活かせそうな経験を記載する
業務内容を理解し、インフラエンジニアに必要な知識やスキルを身につけることができたら、いよいよ企業に応募するための準備を行います。必要になるのは、履歴書と職務経歴書。証明写真も忘れずに準備しておきましょう。
ITパスポートや基本情報技術者試験、CCNA、AWS認定、LinuC等、インフラエンジニアの仕事に活かせる資格を持っている場合は、資格取得欄に必ず記載しましょう。
また、職務経歴書の自分の強みの欄には、これまでの経験や自分の性格などを踏まえ、インフラエンジニアの職に活かせる「問題解決能力」や「向上心」、「コミュニケーション能力」などのスキルを記載するのがおすすめです。
4未経験でも応募可能な求人を探す、場合によってはエージェントにも登録する
応募書類の準備が完了したら、実際に未経験で応募可能な求人を探します。「時間がなくて探せない」、「どんな企業が自分に合っているのかわからない」という方は、転職エージェントに登録すると良いでしょう。転職エージェントでは、さまざまな転職サポートを無料で受けられます。
なお、転職エージェントに登録する場合は、IT業界に特化したところ（またはIT業界の転職に強いところ）に登録するのがおすすめ。なぜなら、転職エージェントにはそれぞれ得意としている業界や職種があり、登録するエージェントの選択を誤ると、応募できる求人が少ない、選考になかなか進まない・・・といった状況になる可能性があるからです。ちなみに、これは転職サイトに関しても同じことがいえます。
転職エージェントや転職サイトを利用する際は、IT業界に特化したところや、IT業界に強みを持つところに登録しましょう。
Greenは、IT業界最大級の求人数を誇る転職サイト。ベンチャー企業から大手企業まで幅広いIT企業の求人を取り扱っており、未経験歓迎の求人も充実している。
また、企業から直接オファーが来るスカウト機能もあり、利用者の60％以上が企業からのスカウトで転職に至っている点もチェックしておきたい。
未経験からインフラエンジニアへの転職を目指す際、IT業界に強みを持つGreenは、まず登録しておきたい。
workport（ワークポート）はIT業界での豊富な転職実績を持つ転職エージェント。IT業界に強みを持つキャリアアドバイザーが在籍しているほか、拠点も全国にあるため、自宅から近い場所でサポートしてもらうことも可能。
経験者向けの求人も多いが、workportでは特にIT業界未経験者の転職支援に力を入れているため、未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、上手く活用するのがおすすめ。
5第三者からアドバイスをもらう
求人に応募し、選考が進んでもなかなか内定が出ない場合もあるでしょう。そうした場合には、第三者からアドバイスをもらうのも有効です。
転職エージェントに登録しているようであれば、これまでの選考を振り返り、自分がどこで躓いているのかキャリアアドバイザーからフィードバックをもらい、客観的に分析を行って、その対策を練りましょう。
転職エージェントに登録していない場合は、このタイミングで転職エージェントへの登録を検討するのがおすすめ。知り合いにIT業界に詳しい人がいるようであれば、その人に話を聞き、アドバイスをもらうのも良いでしょう。
未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるのは容易ではありませんが、決して達成できないことではありません。大切なのは、インフラエンジニアへの転職を成功させるための正しい方法を知り、しっかりと対策を練ることです。
また、熱意を持ち、諦めずに転職活動に取り組めば、成功する可能性はぐっと高くなります。
未経験から本気でインフラエンジニアを目指す気持ちがあれば、挑戦できるチャンスはたくさんあります。そして、そのためには継続的な努力と向上心を持ち続けることが鍵です。
本記事を読んだ方の転職活動が成功することを心から祈っています。
本サイトにはプロモーションが含まれます。
